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9/24 室津半島沿岸ツーリング

室津半島ツーリング

 山口アウトドアの室津半島西側ツーリングに参加。


 上関大橋を越えたところで集合し、室津半島の西側、弁天島付近で出艇準備。以前からたびたび来られていたというNさん。単身赴任などでしばらく来られなかったそうだ。というわけで初対面。

 なんと愛艇はカサラノ。フォールディングカヤックの組み立てをまじまじと見せてもらう。今まで錦川などで見かけたフォールディングカヤックとは違い、細身でスマートで、シルエットが格好いい。

 車をゴール地点の丸山海浜パークに回送するときに、シーカヤックを2艇積んだ車とすれ違った。戻ってきて、早速出艇。多少風がある程度だと思ったら、上関温泉のある岬で風裏になっていた模様。遠くからさざなみが迫ってきて、風が近づいてくるのがわかり、おもしろい。岬を回りこむと、そこは強風地帯。室津半島の山が低くなったところで、風が吹き込むようだ。東風を浴びながら、湾状になったところをショートカットすると、だいぶ風がおさまってきた。

 西に、前日に漕いだ上関の岬や灯台、そして佐合島・刎島・馬島が見える。瀬戸内のしまなみを眺めながらのツーリング。そして適当な浜を見つけて昼食。風はあっても気持ちがいい。ぷかぷかと浮かびながら大人の休日を満喫する。

 その間にカサラノに乗せてもらった。軽く、リーンするとすっと曲がり、気持ちがいい。ロールをしてみると、結構しにくい。スターンデッキが高いので、スイープロールはうまくいかない。CtoCやコンバットロール向き、かな。パイプ(とは言わないのかな)に砂をつめないようにし、沈したときに満水にならないようにするために、フォールディングカヤックには必需品のシーソック。しかし、シーソックというものはなんだかあまり好きになれなかった。

 再び漕ぎ始めると、あっという間に丸山海浜パークへ到着。馬島へ渡ろうかという案もあったが、Nさんがロールの練習をするということで、ゴール地点でしばらく練習。そうこうしているうちに、朝すれ違ったシーカヤックを載せた車がやってきた。話を聞いてみると、なんとダイドックさんだった。とてもフレンドリーなお兄さんという感じ。

夕陽  Nさんがカサラノをたたんでいる間にスタート地点に車を取りに行く。1日漕いだだけでたたむのはもったいない。長い休日がある社会、そういう理想の社会、その中でこそ活きてくるのがフォールディングカヤックではないか、それを許さない会社が悪い!そんな会話をしつつ、真っ赤で巨大な夕陽が沈むのを待って、油谷へ旅立つのであった。

 丸山海浜パークを出たあと、時間はたくさんあるので徳山あたりまで2号線を走る。徳山西の手前でスーパーに入り、惣菜など買って夕食とした。ETCの通勤割引を考え、そそくさと食べ終えてなんとか20:00前に山陽道に乗った。風が非常に強く、シーカヤックをカートップした状態ではかなり風に流されるため、時速80kmほどでとろとろと走る。

 途中で腹の具合が悪くなってきた。美東のSAでトイレに入ったら、1時間近く出てこられなかった。宿便解消!とかのんきなことを言っている場合ではなかった。なんだか調子が悪く、お茶はのどを通らなかったが、レースのために買っておいたポカリスエットなら飲めた。

 美祢ICで山陽道を下りて、長門へ向けて316号線を走った。以前、美祢から油谷へ向けて435-491号を通ったらひどい目にあった。そういう学習能力はまだ備えていた。

 相変わらず風の強い中、夜10時ごろ油谷湾のキャンプ場に着くが、こんな時間に着くとキャンプ場には入れないので、外の駐車場へ停めた。シーカヤックをカートップした車がいっぱい。不思議な雰囲気の中、外に出てみると、星がきれいだった。キャンプ場からは叫び声やらたくさん聞こえてきて、まだ盛り上がっているようだったが、後でキャンプしていた人によると、外国人教師の研修キャンプのグループが騒がしかったようだった。

 あまりに風が強いので、こりゃ明日は中止だな、と思いながら寝るも、車中でも車が揺れてなかなか寝付けないほどだった。風に揺られ、騒ぐ声がつつぬけのテント泊じゃなくてよかったと思った。

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