THULE HULLAVATOR 897XT

THLUE HULLAVATOR

 この写真はけんとさんところからパクリです。ま、詳しい使い方はけんとさんところを読んで頂くとして(←手抜き)、こんなのつけちゃいました。これ、めっちゃ便利!


 多くのパドラーが抱える大きな問題、そのひとつは、水の上ではなく、ボートを車の上に載せるときに生じます。スポーツラックやカーキャリアで世界をリードするTHULEは、ボートをカートップする際に必要な力をおよそ50%削減してくれる「THULE HULLAVATOR」をリリースしました。

「これまでのキャリアシステムも載せたり下ろしたりはカンタンでした。でも実際の問題は、多くの場合カヤックをパドラーの頭上にまで上げなければならないということでした。HULLAVATORを使えば、ボートはおよそ胸の位置まで上げられればよく、あとはローダーの持つ筋力でカートップをらくらくにしてくれます。パドラーの身長や筋力は問題になりません。」(Steve Doviak:THULE マーケティングマネジャー)

 HULLAVATORの主役はガスアシストショック。この力で、カヤックの上げ下ろしを補助します。どのTHULEラックシステムに取り付けることができ、さらにロードバーの28インチ分(71cm)しか占有しません。余った場所には別のアタッチメントを取り付けることができます。リフトシステムは車体と接触せずに動作し、3フィート(91cm)以上も積荷を下ろすことができます。

 HULLAVATORのクレードルとタイダウンによって全てのタイプのカヤックに使用できるでしょう。

 このカヤックリフトシステムは、より強固な固定メカニズムによってボートの積載能力と保護性能をアップしています。より強固で、そして使いやすい固定メカニズムによって、アップ・ダウン時の固定を確実にし、運搬時の安全性を向上させています。大きな統合パッドサポートによってボート保護機能を改善しています。新しいカヤックキャリア、発売中です。

 訳すとこんな感じでしょうかね。間違ってても知りませんよ。原文見てくださいね。(←原文なくなりました)

箱

 届いた巨大な箱。海を越えてやってきました。全部込み込みで5万円ほど。日本に送ってくれるショップをいくつか当たってみて、送料の安いところでセール価格で20%オフの時に買いました。箱が大きいし重いので、どこも加算料金がつきました。その価格がショップによって大きく違いましたので、もしかしたらもっと安く手に入れられるかも?

箱の中

 初めて取り付けたときはコツを覚えるまで苦労しましたが、一旦覚えたら何度でもささっと取り付けできます。ていうかいきなり壊したので修理するまでに何度もつけ外しするハメに・・・。破壊ポイントは、「つめ」。リフトシステムの向こう側にあるつめが曲がってしまったのでした。リフトシステムを上げたときと下ろしたときにつめがロックして動かないようになります。動かすために、ハンドルレバーを握るのですが、よくわからず力任せに動かしたら曲がってしまいました。動かないと思っても、決して力任せにしちゃイケマセン!修理しようと思ってもタイヘンなんですから、壊さないのが一番です。

 実売4000円ほどするクイックドローも付属ですから、この値段もまぁまぁそんなもんかと・・・思わない?

バーの先端加工

 バーの先端のキャップは外さないとイケマセン。なので、錆防止のために、ビニルテープでフタをしました。目立たないところなので適当に。

 マニュアルにはバーのフットからのはみ出幅が10cm~20cmと書いていますが、実際は3cmほどもあれば大丈夫みたい。長くしても、マージンにもなりません。バーの先端から取り付け位置までの距離は構造上制限されるので、それ以上長くしても意味がないんです。それより、バーの先端からハンドルまでおよそ23~24cmほどはみ出ます。結構な出っ張りなので、車幅を越えないように注意する必要があります。その出っ張りを最低限にするためにも、フットからのバーのはみ出し長はできるだけ短く取る方がいいでしょう。そうしないと、危険です。

 というわけで、もともとホビオの車幅いっぱいの147cmのバーをつけていましたが、ここを短くするために135cmのバーに変更しました。

 バーの前後間隔は広ければ広いほど積載時の安定性が増すのですが、このHULLAVATORを使う場合、広すぎると手が届きません。最初120cm程度にしていましたが、それじゃ上げ下ろしできないので最終的には90cm程度にしました。

傷だらけ

 フットがINNOのやつなので、ちょっぴり合わないのかこんなに傷だらけになります。落札価格が下がっちゃうでしょうね。THULEのだったら大丈夫なのかな?ラピッドシステムのやつなら上側が開いているのでちょうど合うようです。ちなみにアルミエアロバーでも取り付け可能です。

ベース

 これがベース。この上にリフトシステムをのっけます。ピン一本で固定するので、外すのも(コツを掴めば)カンタン。週末だけ取り付けるっていうのでも(慣れれば)大丈夫でしょう。リフトシステムを外してしまえばバーから1cm程度?しか高くなりません。

 キーでロックもできますが、キーシリンダーは付属しません。使うとしたら、前後それぞれひとつずつの2個使います。ワンキーシステムで全部をひとつのキーにまとめるととても便利になるでしょうね。

 リフトシステムをのっけた状態。天を突き刺すこの角で、カヤックを固定します。でも、角がでかすぎて薄いカヤックはちょっぴり不安定・・・。

 上げ下げには少々コツがいります。コツさえ掴めばこれほど便利なものはありません。コツを掴みきれないうちにいろいろやって早速破壊して、このGW中はずっと河原で修理していました。でもこれのおかげで脚立を持ち歩かなくてもよくなるし、シーカヤックを洗うときも載せたままでいいし、当然カートップもらくらく。キャンプ中は物干し台にもなりますね。

 シーカヤックだと、後ろから立てかけて載せれば脚立もなしで大丈夫だったのですが、スターンの先端を地面でいくらか擦ってしまうし、それが気になってました。今はポリ艇だからいいんですけどね。短いリバーカヤックだと後ろに立てかけるっていうのはムリなんで、どうしても脚立が必要になりました。でも河原なんかだと足場が悪いから結構危ないし、両手でカヤックを持って脚立に乗るのでさらに危ないし。短いカヤックをさっとカートップできるっていうのはいいです。便利です。最高です。使っているうちに改良した方がいい点っていうのはたくさん浮かんできましたが、THULEはカヤックアタッチメントでも年々よくなっていくので、これも今後ますますバージョンアップしていくでしょうね。

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