漕いデンス
自転車の世界には「ケイデンス」という言葉があるそうな。仕事柄(?)こっちの方が馴染み深いのだけど、どうやら元々の意味はリズムとか歩調とかの意味らしい。自転車でいうこれは何かというと、クランクの単位時間当たりの回転数で、ふつう一分間での回転数をrpmで表すそうな。
例えば音楽でいうと、とあるマーチのテンポが120BPM(Beat Per Minute)だったとする(音楽なんでいろいろあるんだけど、ここでは120BPMね)。それだと、つまり1分間あたり120回のビートが刻まれる。ってことは、0.5秒に1回、1秒に2回、ビートが刻まれるわけだ。
ただし、このテンポのマーチに合わせて歩くってことは、0.5秒ごとに足が前に出るわけで、右が前に出るのに0.5秒、左が前に出るのに0.5秒。つまり1周期が1秒ということになる。このテンポに合わせて自転車を漕いでしまうと、なんとケイデンスは60ということではなかろうか。
ロードバイクを漕ぐケイデンスとやらは90rpmがいいらしい。ってことは、音楽でいうと180BPMで歩くような感じ。ちょっとテンポアップしたマンボNo.5を思い浮かべるといいだろう(?)。それ、めっちゃ早くない?
ていうか、今まで自転車というものは重いギアを踏みしめてでも坂を登れる足っていうのがいいんだろうと思ってたけど、実はそれは大間違いであって、高回転を維持することが重要らしい。そうすると、軽負荷でひざを痛めず逆に疲れにくいんだって。まぁなれないうちはどれでやっても疲れるんだけど・・・。
自転車の世界ではそういうことが言われてるんだけど、じゃぁカヤックではどうだろう?シーカヤックで長距離漕ぐときとかは、長いパドルでしっかりキャッチしてゆっくり漕ぐより、短いパドルで一定の早めのテンポで軽くちゃっちゃと漕いでいった方がもしかして疲れないんだろうか?そうだとして、その時ちょうどよいテンポはどんくらい?
まぁそんなことより、もう自転車を漕ぐときにはマンボが頭を駆け巡りそうでイヤなんだけど。何かちょうどいい曲ないかな。ちゃっちゃっちゃちゃちゃちゃっちゃちゃちゃちゃちゃっちゃちゃちゃちゃちゃっうーまんぼ!
追記
自転車のケイデンスメータってなんか高価なのでメトロノームでどうかいなと探していたら、KORG MM-1という耳につけるデジタルメトロノームがあるらしい!昔はカード型がせいぜいだったのにね。世の中進んでるなぁ~。大昔、KORGのチューナを使っていたので、なんか懐かしかった。
でもこれ、自転車だとどうなんかね。自転車走行中に音楽を聴くのは道路交通法違反じゃなかったっけ?周囲の音が聞こえにくくなるようだと当然だけど、もし十分に周囲の音が聞こえたとしても、誤解されて取締りの対象になるってことも・・・?