Google Trendsでカヤックをみる
検索数で「世間の目」を気にしてみました(?)。というかGoogle Trendsで遊んでみました。いろいろキーワードを入れるだけで世の中のトレンドや社会の動きがわかってくるなんて、面白いです。
例えば、
- カヤッカーは真夏の活動がメイン
- 日本ではやっぱりカヤックより「カヌー」が強い
- アメリカではカヤック人気が上昇しカヌー人気は下降
- シーカヤッカーは冬にも少し興味が出てきた
ということがわかりました。
まずは、カヤック,カヌーでトレンドを見てみましょう。
「カヌー」を1とすると「カヤック」は0.54.名称知名度比でいうとカヤックはカヌーのおよそ半分ということのようだ。8月がピーク、年末年始は真夏の25%程度まで検索数が落ち込む。やっぱり夏の遊びなのですね。
ニュース検索数では2008年になってやっと「カヤック」での参照数が増えてきている。マスコミが「カヤック」という名称を使うようになってきたのか、それともオリンピック効果なのか、それとも面白法人効果なのか、よくわからないけど。2004年と2008年に大きくなっているのはやはりオリンピック関連でしょう。
地域で見てみると、「カヤック」は沖縄、滋賀、神奈川、群馬、静岡、茨城の順。「カヌー」は沖縄、滋賀、北海道、愛媛、広島、岡山。
さて、今度はkayak,canoeを"United States"で見てみましょう。
なんと面白い結果が出ました。夏に検索数が多くなるのは日本と変わりませんが、2004年にはほぼ同数だったkayakとcanoeが2008年にはcanoeの方がkayakの半分になっています。kayak人気が上昇中なんでしょう。
次は、シーカヤック,リバーカヤック、及び国は日本に戻してトレンドを見てみますと、わざわざリバーカヤックと呼ばないのかそちらは十分なデータがないようですね。とりあえずシーカヤック,カヤックというキーワードにしてみます。
2004~2005シーズン、冬はカヤック、シーカヤックともに検索がほぼ0だったのが徐々に増えていっています。カヤックの方は冬もまぁまぁ検索があるのですが、シーカヤックの方は冬はほぼ0。しかし、その期間が徐々に短くなっています。シーカヤッカーは、冬も興味が出てきたのでしょうか。
「シーカヤック」の方の地域別で見てみますと、沖縄がやはり強いです。その次には鹿児島。長崎、岩手と続いて、岡山!誰が検索しまくってるんですか??
さて、世間一般のカヌー・カヤックの浸透具合はいかがでしょうか?というわけで、「キャンプ」というキーワードを追加して、カヌー,キャンプでトレンドを見てみます。
なんとまぁ、さっきカヌーとカヤックの比較なんてどんぐりの背比べ。カヤック人口はキャンプ人口の13分の1?(←単に検索数であって人口じゃないけど)。やっぱりアウトドアといえばキャンプなんでしょうか。
2007年はキャンプの検索数が妙に高かったようですね。キャンプブームだったのでしょうか。もう沈静化しているようですが。また、世間一般の「キャンプシーズン」ゴールデンウィークと夏のようです。ニュースの参照数で、2月頃「キャンプ」が多いのはプロ野球関係でしょうね。
調子に乗って、カヌー,キャンプ,釣り,登山でトレンドを見てみます。
釣りは冬でも強いですねぇ。登山ブームとか言われててもキャンプや釣りに比べるとぐっと少ないことがわかります。ただ、ニュースになるのは登山なんですね。
ちょっと変わったところで、水難,遭難のトレンド。
「遭難」は年中一様ですが、何かことが起こったときに検索数が伸びる様子。水難は夏のみなのですが、検索される期間が年々長くなっているようです。どういう意味なんでしょうね。
地名を入れてみるのもおもしろいです。錦川,四万十川,吉野川,川辺川,球磨川なんて見てみると・・・。うーん。川辺川はやはりニュースで注目を浴びています。
だんだん話がそれてきましたが、ドコモ,DoCoMo,AU,ソフトバンク,vodafoneでトレンドを見ると、もしかしたらドコモとDoCoMoで割れているのかもしれませんが、ニュース参照数はAU以外は0に等しいようで。メディア戦略とかナントカでしょうか。底力なんでしょうかね。それともオーストラリア関係?(多分ちがう)。ソフトバンクはケータイだけじゃないからどうかと思ったけど意外と少なめ。vodafoneさようなら、ソフトバンクいらっしゃいって感じ。vodafoneが0.2に対してボーダフォンは0.18だったから、もしかしたら票が割れているかも。
他にも東芝,パナソニック,松下,シャープ,ソニーとかトヨタ,ホンダ,日産,スズキ,ダイハツとか(トヨタ強いな)、スキー,スノーボード,テレマークとか(スノーボード意外と少ない)金相場とか、検索数でいろいろ見えておもしろいですね~。
注
リンク先の結果は当然ながら時間とともに変化しますので、上記コメントが将来的に当てはまるかどうかは神の味噌汁です。