制約の中で漕ぐ
どんなスポーツでも、どんなカードゲームでも、何でもアリではつまらないものです。ルールによって制約をされて、その制約の中で可能な限り力を発揮することによって、ゲーム性を高め、そしてそこから技術の向上を生むのだと思います。
子供の頃、街中で色の違うタイルだけを踏んであるくとか、影のところしか踏んじゃいけないとか、やりませんでした?たったそれだけのことで、いつもの道が全く違う道になりませんでしたか?クライミングウォールでも、ホールドの選び方でより何度の高いルートを設定することができますよね。スラローム競技でもゲートを立てルートを制限することによって難易度を高くしています。実世界でもそうですよね。コーディアルならOKとかルールがあるみたいです。ちょっと違うか。
どんなつまらない川でも、どんなつまらない海でも、自分でルールを決めればそれはいつもと違うフィールド。自分で制約を作ることによって自分の技術を高めていくことができる最高のフィールドに仕立て上げることができます。
いくつか思いつく限り、シーカヤック編とリバーカヤック編に分けてルール例を作ってみましょう。レベルに合わせてルールを決めて、自分で達成感を得られるまでやりつくしましょう。友達と競ってやるのも長続きする秘訣ですね。これをくだらないと思うかどうか、それはアナタ次第。
シーカヤック編
- スイープストロークを使わない
→リーン+フォワードだけでターンしちゃいましょう。 - ラダーやスケッグを下ろさない
→日ごろ使ってる人はとたんに高度なカヤッキングに? - すべての追い波に乗る
→ちっちゃい大きいは関係ナシ! - 目的地まで直進しない
→常にターンしながらジグザグに。 - 船の曳き波が来たら必ず乗る
→乗れる限り乗っちゃいます。 - あの岬までドローストロークで
→他の人がいたら競争しちゃいましょう。 - あの島までスカリングドローで
→同上 - とにかく常にリーンし続ける
→リーンしない時間は1秒以内とか。 - 出航前に必ずロールをする
→ロールは沈した数だけ上手くなる!普段沈しないなら自分で沈しなきゃね。 - 上陸前に必ずロールをする
→同上 - 1kmごとに必ずロールをする
→同上 - 10ストロークごとに必ずロールをする
→同上 - 厚着をする
→暑くなったら沈しよう - 左のロール以外禁止
→日ごろ使わないものこそ使えるように。 - バックロール以外禁止
→同上 - スカリングブレイス中以外会話禁止
→みんな無口だ~
リバーカヤック編
- スターンラダー禁止
→それ以外の方法でターンすることを覚えましょう。 - 左ブレード使用禁止
→右もね - 全てのエディをキャッチする
→殆ど瀞場でもエディラインは微妙にあります! - 全てのエディラインでスターンスクォート
→エディに入るときと出るときと2回できますね - 全てのウェーブ・ホールでサーフィンする
→ちっちゃいのも大きいのもね - 全てのウェーブ・ホールでバックサーフィンする
→マイクロホールでも何でもOK! - 全てのウェーブ・ホールでスピンする
→どんなところでもとりあえずやる - 全てのウェーブ・ホールでカートホイールをする
→深さがあれば全てやる - 全ての瀬をバックストロークで下る
→ボディで瀬を感じるのです! - 全ての瀬をフェリーグライドで左右に渡りながら下る
- 全ての瀬でウェーブホイールする
→それくらいの水深があるところで・・・ - 全ての瀬でキックフリップする
→同上 - 全ての瀞場でロールする
- 全ての瀬でロールする
- 全てのバウステ岩練習できる岩で岩練
- 瀞場はバウを沈めていないと進んじゃいけない
- 瀞場はドローストローク以外の方法で進まない
- 瀞場はカートホイール以外の方法で進まない
→こりゃ大変! - 左のロール以外禁止
→日ごろ使わないものこそ使えるように。 - バックロール以外禁止
→同上 - 会話したくなったら一度バウを刺す
→話したくなったら刺せ! - バウステ中以外会話禁止
→浅かったらみんな無言かよっ - 脇の道を車が通るたびにロール
→外部トリガで強制アクション - 脇の道を車が通るたびにカートホイール
→同上 - 脇の道を車が通るたびにバウステ etc
→同上 - 沈脱したら必ず一度は再乗艇ロールを試みる
→水が入ってても沈みながらでも - 上陸前は地球ハンドロールをする
- 浅いところでは地球ハンドロールをする
- ふつうのロールをする前にハンドロールを試す
当然ながら、危険がないところでお願いしますよ。
こんなのくだらね~と言いながらにこにこして喜んでやる人、私以外いないかなぁ。
コメント
だれ~も知らない知られちゃいけな~い、蘇化子とはワタクスです。ひとつ追加して下さい。今度のツアーの時に、
ある人だけ、後ろ向きでパドリングってのはどうでしょうか?
ムムムッ
その「ある人」が誰であるかがひじょ~に重要な気がするのですが!?
お題を頂いた気がします!
1)リーン
2)曳き波
3)怒濤のロール攻撃<笑っちゃいました
まじめな話。リーンが自在に出来るようになったら
いいなぁと思ってます。
スイープ無しでリーンだけで艇の向きを変えられたらいいなぁ。
海でも川でもぐリーンぐリーン♪
わたしは逆で…quickturnさんがしない!ってことをしてみないと!って感じですね~(^^;
もちろん する!ってことは出来ないことばかりですけど(T^T)クゥー
すみません…「ブレード使用禁止」ってどういうこと?
用語から始めないといけないんだから(^^;
ちなみに沈脱したら…ってまた源流域に行くってことですか~(笑)
源流域に行っても、わたしが後ろから突撃しなきゃ~ダメですね~(爆)
わたしは、取り合えず…スターンラダーから挑戦してみようっと(^^;
>ブレード使用禁止
「左ブレード使用禁止」ですね!
ブレードっていうのはパドルの平たい板のところです。
ってことは右漕ぎのみってことです。
これをやったら左漕ぎのみ。
練習しておけばいつパドルが折れても大丈夫ぅ~(T^T)クゥー
あくまで例ですから、こっそり毎回ルールを決めてやるのも
いいと思いますよ~
やっぱり…また折る予定が~(^^;
スィープ+ドローばかりだから、やっぱりスターンラダーしてみようっと!
ってドローも満足に使えてない…って前に良く理解してないんだけど(T^T)クゥー
この際「折れたパドルを使う」ってのは??