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エスキモーロール(2) 水に慣れる

ロールの成功率を上げるということは、練習どおりの動きをいつでもできるようにするということです。
そのためには、水中でパニックを起こさないことがとても重要ですね。

パニックを起こす要因はいくつかあります。
その根底にあるのは、起き上がれないのではないか、このまま死んでしまうのではないかという不安だと思います。
それをできるだけ取り除いていくことで、まずは自信をつけましょう。
自信がつけば、不安はなくなります。当然ですね。

ゴーグルを着用する。

ある程度落ち着くまでは、ゴーグルを着用しましょう。
水の中で視界がクリアであれば、自分の状態を把握しやすく、パニックに陥りにくいものです。
ゴーグルをしていないと、水中ではなんだかモヤっとしてしまいますよね。
まわりが見渡せるようになると、それだけで気分は全く違います。

鼻から息をはく

呼吸というものは、吸わずはかずという状態が最も苦しいようです。
ゆっくり、鼻から息をはきつづけましょう。
いくらノーズプラグをつけていても、息を止めていると水が入ってくることがあります。
そうすると結構つらいのですが、鼻からゆっくり息を吐き出していると水が入ってきません。

沈の状態に慣れる

沈の状態っていうのは、まず日常ではありえない姿です。
だいたい、水中で鼻に水が入るようなシチュエーションというのは、水泳をやっていてもなかなかありません。
背泳ぎくらいですよね、顔が上を向いているのって。
しかもカヤックを履いていて、そのまま逆さになっているのです。慌てて当然。
まず、水の中にいることに慣れ、そして、カヤックを履いたまま水中にいることに慣れましょう。

そんなのどうすればいいのか?ってことですが、そのために効果的なのは、沈のまま泳ぐことです。
アホくさいと思ったでしょう?でもこれがナカナカ効果的。
沈して、体を伸ばすとスターンに頭が来ます。顔は底の方を向いていますよね?
その状態で平泳ぎをしてみましょう。これでも結構進みます。
そのまま浅い手の届くところへ泳いでいけば、手をついて起き上がることができます。
短いプレイボートか、シーカヤックならなだらかな砂浜がいいでしょう。
なぜなら、スターンが長いと、岸にひっかかって手が届かないことがあるから・・・。

この、手をついて起き上がる動作も、よく注意してみてみると実はかなり役に立つ動作なんです。
手をつくといっても、そう簡単には起きないかもしれません。
どうやったら楽に起き上がることができるか。
頭の位置、体の向き、腰の動き。
それが、まさにロールの動きと関連してきます。

さらに、浅い瀬で沈してしまい、セットができないようなとき。
そんなときにも、この手をついて起き上がるという裏ワザ?を知っていればなんとかなることさえあります。
もちろん、流れの速い瀬で手を底につくことは危険が伴うので注意が必要です。
パドルを底について起き上がる、いわゆる地球ロールさえもこの動きでレベルアップができてしまいます。

ウォータースポーツですから、まずは水に親しみ水に慣れることから始めましょう。
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コメント

  1. 木曽 聖 より:

    突然失礼いたします。私は京都亀岡でカヌーショップメルヘンチャペルをしております木曽と申します。貴ブログを当HP(現在リニューアル中)にリンクさせていただいてもよろしいでしょうか。お返事お待ちしております。
    mchapel1@yahoo.co.jp

  2. quickturn より:

    メルヘンチャペル 木曽様
    ご無沙汰しています(と言っても名前を出していないのでわかりませんよね)
    リンクして頂けるなんて光栄です。
    どうぞよろしくお願いします。

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