反対側に沈
荒れたところでは反り起きロールはイケナイ、と言う話があるようだ。起きたと思ってもまた沈するからだとか。もしかしたら、僕の考える反り起きと世間一般の反り起きが違うのかもしれないけど、反り起きとは関係ないところに原因があるのではなかろうか、と思った。
何でそう思ったかっていうと、"EJ's Rolling and Bracing"に出てくるBrace Position(だったっけ?)って、僕の中ではそれが反り起きのフィニッシュで、ブレイスっていうのはそもそも(ほてった体を冷やすためではなく)沈しないために行う動作(?)であって、それがロールのフィニッシュにあれば、ブレイスが有効であればそんなにたやすく沈しないんじゃないかと思ったから。
もしロールの動作の時にパドルと体が分離しちゃってパドルを腕で動かすように動いてしまったら、ロールしたときに体がボーンと起き上がる。頭が先に起きようとして振っちゃう動作。そのボーンと起き上がった体と頭が勢いついたまま反動でロールした側とは反対の方までボーンと動いちゃって、しかも荒れた水面だったらその波やらなにやらが手伝ったりして、カヤックをボーンとこかしてしまうんじゃないかと。意味わかる?わかんないか・・・。まぁいいや。
荒れてない水面でも、ロールした直後にグラッときちゃう時は、その辺を、つまり上半身とパドルが一体になってるかどうかをチェックしたらいいんじゃないかと思う。
でも確かに、短い薄い艇だと重心が後ろにいっちゃったらスターンを食われる気がする。しかしそれはシーカヤックだったらあんまり関係ないような。
でもきっと昔から言われてきたことらしいから多分まだ僕が気づいていない間違いがあるんだろう。そして遠くない未来でこのヨタ話は覆されるんだろうけど。今のところそんな感じ。
コメント
「反り起きロールはイケナイ」のです。鞭打ちには良くないのです。でもそれを書いた人は、きっと他の多くの人にして欲しくないのです。世の中に色々なロールがあっては困る人がいるんじゃないですかって、そんなことを思うことがあります。(書いちゃまずいなぁ~と思いながら、書かずにおれないこの気持ち・・・)
とりあえずいいといわれているやつも悪いといわれているやつも
何でもかんでもできるようになって、それでなぜよくなくてなぜ悪いか、
本当にいいのか本当に悪いのか、判断できたらいいですね。
ちょっとかじっただけで「これはダメだ」なんてすぐ否定せずに、
このままではダメだけどここをこうすればほらこんなにスバラシイ!と
改善提案を出していけるのがいい技術者だと・・・あれ、ロールの話が・・・
ま、僕の場合は最初に「いい!」と思ってたものが実はよくなかった
ってことに気付くことが多々ありますんで困ったものです。
恐らく多分きっと仕事でも遊びでも海でも河でも技術者だと思います。ラージコックピットの件では、どうだ大きくて良いだろうって、言えないですが、でも便利でしょ。パドルは5年以上考えて3年くらいホームセンターへ通いました。そしてみんなが使ってくれたので、今の形ができました。「考えた」と言うより、色々と経過して「そうなった」のかも知れません。でもまぁまだこれからですが、カヤックもパドルも、今やっと良いモノに巡り会えた感じです。この次はそろそろバトンタッチかな・・?(話が逸れたかなぁ・・・?)
いいものが出来上がる時って、偶然だったり必然だったり、いや全部必然なのかもしれませんが、生物の進化みたいだと思いました。
少しずつ進化して適応していったり、つまらないと思っていたものが実は使い方次第組み合わせ次第でさらによくなったり、全然関係ないものや考え方がポンと入ると急速に突然変異が始まったり、とても面白いです。
古きよきものも大切ですが、それに固執してしまうとそこで進化は止まるのでしょうし、周囲の環境に合わなくなるといつの間にか淘汰されてしまうでしょう。しかし受け継ぐべきいいものが失われたりすることもあるし・・・だんだん止まらなくなるのでこの辺にしときますが・・・
本当に、批判するのは簡単ですけどじゃぁどうすれば改善できるのか?と考え実行するのは難しくてそして楽しいです。なんていうのは詭弁ですけど!
>バトンタッチ
なんかそんなカヤックがありましたね
僕は有名じゃないから乗っちゃいけないって言われるかも知れないが、乗って下さいって言われても決して乗りたくはないようなカヤックだったでしょうか?なんかそんなのがありましたね。もう大昔のことで、どこのメーカーだったかも、すっかり忘れてしまいました。いや覚えていても思い出したくないメーカーかも知れません・・・。
どんなカヤックか乗ったことないのでよくわかりませんが、
世の中には、どういうカヤックか乗らなくてもわかってしまっう人が
いるらしいので、そういう人に教えてもらったらいいかもしれませんね!?
乗らなくても分かる有名な方が、ロールはできないのに「ロールの解説」をある本でしていました。きっとこのお偉いさんが荒れた海で「反り起きロール」の失敗をしたのかも・・・。
何とかナイフを使った殺人事件が発生すると、そのナイフの規制を考えるのと、根っこの部分はよく似ていますね。
先日僕はホンダのフィットという車にオカマをほられましたが、きっとこの車が悪いのだと、有名な先生や世間は考えるのでしょうねぇ。
そういえばナイフは規制されたのに最初に凶器として使われたトラックは野放しですね!危険がアブナイ!!
そうやって突き詰めていくと、話は逸れますが、面白いですね!道路があるから悪い、税金を取るから悪い、政治家がいるから悪い、社会があるから悪い、結局人がいるから悪いのかも・・・。沈。(大変失礼いたしました。)
>結局人が
そうなんですよね~
何にしたって、使う人次第で便利な道具も殺人兵器になるんですよね。
本当にナイフが悪いのか?なんて考えると詭弁かもしれないので
この辺にしときます・・・。