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6/27~28 野塾島バカ一代ツアー

 6/27~28は、野塾島ツアーに参加。激波激潮の瀬戸内海で成敗ボンバーギアってなんのこっちゃ!


 高速のインターチェンジを降りたらちょうどカガミンさんの後ろについた。コンビニで挨拶をして、はじめてのカガミンさんの道案内をすることになったのだが・・・。3回も間違えた!

 先についていたたきびさんとも話をしながら待っていると、出艇地にカヤックを載せた車がぞくぞく登場。あれ?その中にヒロさんが!どうもご無沙汰してました。この日はお仲間とカヤックで釣りに行かれるそうだ。

 僕らは重い荷物を積み込んで出艇。おだやかな海だった。ホンのそこまでは・・・。

 岬をまわると、そこは川!ビッグなウェーブが待ち受けていた!潮流の波でこのレベルのは初めて見た。ほぼ潮どまりのはずだったのに。潮流の法則なんて全然アテにならない。

 遊びたいのは海々だが、そのまま流れにのっていくと目的地に行くにはあとから大変になるということで、あえて迂回していくことに。僕一人だったらひゃっほーと言いながら流れるまま流れて後から苦労するだろう。目先の利益より将来を見据えたコース取りが必要だ・・・。

 迂回したおかげでまっすぐ目的地へ向かう潮流に乗ることができた。その先にもまた激潮部が現れた。漂ってるだけでも波がデッキを洗う中、カヤック暦3ヶ月たらずのウッチーさんなんて笑顔で楽しんでいる。

 3ヶ月でこの海域に出ることは、世間では無謀と呼ばれる行為だろう。もちろん、CSCでは一定のレベルに満たないと連れてってさえもらえない。しかし、毎週毎週師匠のもとで学び、僕が岸でマッタリしている間もみっちり練習し、何度も漕ぎ出す彼女だからこそ、3ヶ月でここに来て、この波の上で笑顔でカメラを構えていられるようになったのだ。

 カヤック暦なんて何の参考にもならないことが証明された瞬間である。そしてまた、カヤック暦ウン年でやっとこの波を楽しめるようになったオジサンが落胆する瞬間でもある。技術は暦を超え、練習は経験を超える。うーん。もう自分のカヤック暦なんて恥ずかしくて口に出せない。

 そんなことを考えてたら、あっという間にキャンプ地に到着。早速昼食。今回も仕込んでおいた米を炊いた。しかし今回はいつものステンレス軽量鍋ではなくて、何年かぶりに二重蓋炊飯土鍋を出してきた。

 こんなの持っていくのはバカだなぁとか思いつつパッキングしようと手に取ると、なんだかやたらと重い。量ってみるとなんと重量2kg。やっぱりバカとしか言いようがない。しかし二重蓋炊飯土鍋をシーカヤックツアーで使うのは、テーマがバカ一代なこの日以外ありえない。って知らんけど。とりあえずシュラフは置いてきたので容積は十分だった。

 というわけでいつものニホヒ法で炊いたのだが、自分が風上にいたのでちょっと失敗した。でもそれをカバーしてくれるのがこの二重蓋炊飯土鍋なのである。見た目ちょっとゆるいかなと思ったが中はしっかり炊けていた。土鍋はギジュツを超える。うーん。

 落ち着いた頃にひと漕ぎ。海水はずいぶんと温んではきたけれど、まだまだ濡れるとひゃっこい。濡れるときは上着が必要だ。というわけで半袖ドライトップを着た。既に全然ドライじゃないんだけど。

 濡れる練習もしやすくなった。左のバックスイープロールも板についてきた。久しぶりに持ってきたCAB-Wのおかげかもしれない。先日まで怪しかったハンドロールも、沈する勢いを使わないでできるようになった。この前まで何が悪いかわからなかったけど、わかった。自分では既にゆるっとできると誤解していたのだ。スパッとやったらスパッと起きることができた。まずここからで、その進化系としてゆるっとがあるのだ。物事には順序ってものがある。それを忘れると痛い目に合うのだ。

 師匠に促されるまま、ウッチーさんの見本ということで久しぶりにCPCをやった。ちょっとはコツが見えてきた。結構腹筋が重要な気がした。しかし師匠に言わせるとアレがナニでまだダメらしい。でウッチーさん、初めてなのにいとも簡単にやってのけた。しかも非常にスムーズにしなやかに。カヤック暦なんて何の参考にもならないことが証明された瞬間である。そしてまた、(略)

 上の写真は、自称「やればできる子なんです!」なたきびさんの進化の過程。世界広しといえどもこんなことするフェザークラフト乗りを僕は他に知らない。他にフェザークラフト乗りを知らないことは知らないことにする。

 一旦休憩のあと、近くの岬までショートツーリング。鰆?とおぼしき大きな魚がジャンプしていた。そのうち一回がバウデッキにぶちあたった。あの瞬間にパドルでぶったたくことができたら・・・と、取らぬ鰆の刺身算用をしてみたらデッキにフンだけ残っていた。

 夕食はすっかりおなじみキッコーマンのうちのごはんシリーズから「もやしのねぎ味噌炒め」。これはもやし一袋+豚挽き肉100gを足せばオッケーな(略)。挽き肉が200gパックだったので、もやしも二袋にして「うちのごはん」も二つ買ったのだが、開けてみたらひとつの袋に2パック(2回分)が入っていた。というわけで、また次回ももやしを食べなければならない。

 食べ終わってから夜のミーティング。この日一日を振り返る。tanakaさんの激闘「成敗」や香川支部長の筋肉自慢や某Hさんの嵐伝説で盛り上がり、チームパドリングについて考えた夜だった。

 朝は話し声でハッと目覚めて時計を見たら5時半だったのでまた寝た。7時すぎに起き出してタラコスパで朝食にした。雨が一瞬ぱらっと降った。

 朝8時半ごろショートツーリングに出航。朝のさわやかな風が気持ちよかった。曇りの予報はどこへやら。いい天気になった。

 途中にあったアマモ場。海の森が波を吸収してなめらかな海面を作り出していた。

 戻ってマッタリして簡単に昼食をとったあと、寝太郎さんの1万円伝説を聞きながら荷物をまとめた。

 暑い暑い梅雨明けのような空の下、出航。暑いのでみんなでランニングブレイスとか練習して濡れながら漕いだ。

 途中に通過した島の端っこでは、潮がぶつかって激波ゾーンになっていた。

 波があったら入りたいのは人間の佐賀なのかもしれない。何度も行ったり来たりして波と戯れた。

 これ誰だ!?パドルの形状からしてカガミンさんだろうか。

 こうやって白いラッシュガードが見えているとすぐわかる・・・

 複数方向からの波が合成された三角波だったので、サーフィンしようと思ってもすぐ別の波に乗り上げてしまいうまく乗ることができなかった。

 波の中では漕いでた方が安心というのはよく言われることだが、こんな三角波の中、あえて漕がずに静止してみた。そうすると、わりと安定していることに気付いた。よく観察すると、バウやスターンが波に沈んで、上まで持ち上がってない。おかげで波の見た目ほどは激しく揺れないようだった。横波だったらどうだろう。

 その後の航路の交差点を横断するとき、斜め後ろからやってきた大型船が目の前を通っていった。航路の交差点は、いつもあらゆる方向に気を配っておかないと、気がついたときにはすぐそばに来ているということになる。コワイコワイ。

 途中にあった灯台のエディを使って、川みたいにエディキャッチ・ピールアウトしてみた。シーカヤックのリーンターンは川のそれとは逆だけど、このときは川と同じでいいっぽい。やっぱりデッキを食われちまうからね。

 上陸してから「そんなに疲れてないですよ」と言ったものの、帰ってくるとなんだかフラフラした。結構疲れていたようだ。負荷の軽いパドルに変えたので筋肉疲労がなくなった代わりにエネルギー消費が多くなったのかもしれない。もっと補給食を追加した方がいいかも。

 今回もまた、師匠をはじめ皆さんとそして瀬戸内海にいろいろと勉強させて頂きました。ありがとうございました。まだまだ知らないことできないこといろいろある。一人前になるのはいつのことやら。

 

 [追伸]その後2日ほどひどい蕁麻疹が出た。当たったかなぁ・・・。皆さんはハズレでしたか?

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コメント

  1. ヒロ より:

    お疲れさまでしたm(__)m

    あそこは、シーカヤックの時のホームグラウンドなんです。
    潮流が速いので、あまりシーカヤックを見かける事はないんですが、さすがCSCの皆さんは平気だったようですね。
    海の上で一緒になった辺りは、潮が良ければウェーブになりシーカヤックで軽くサーフィンが出来る時もあるんですよ。

    明日明後日は、カヤック仲間(高知や広島からも・・・)と本島の横の牛島に1泊予定です。
    ほんとは、キャンプしたかったのですが、今回は手軽に民宿泊です。

    また、一緒に川も海も漕ぎましょう。

    では、また~

  2. quickturn. より:

    どうもご無沙汰してました。
    挨拶もそこそこでスミマセン。

    >あそこは、シーカヤックの時のホームグラウンドなんです。
    あそこの海は鍛えられますね!
    いいところでした。

    >潮が良ければウェーブになり
    バックサーフィンとかして遊べましたし
    もう十分ウェーブになってた気がしますが・・・
    まだ良くなるんでしょうね。すごいですね。

    >今回は手軽に民宿泊です。
    地物の海産物に舌鼓って感じですか??それもいいですね~
    楽しんできてください!

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