9/25 第9回 油谷湾シーカヤックフェスティバル
「第9回 油谷湾シーカヤックフェスティバル」に参加してきた。
朝、7時頃には活動開始。といっても何をするでもなく、海を見たり、他のカヤックを眺めたり。本当はカヤックを駐車場からかついで持っていかないといけなかったけれど、まだ受付が始まる前に、車で中に入っていってもいいということだったので、さっと下ろしてきた。ぼちぼちカヤックが浜に集まりはじめた。こんなに並んでるのを見るのは初めて。すごい光景だ。
とりあえず朝食は摂っとかないとと思って食べるが、いつもの半分しか入らなかった。8時半に受付開始。受付順にゼッケンが配られるようで、3番を獲得。記入事項を書いていると、コース変更のアナウンス。参加コースはチャレンジコース・シングルの部。チャレンジコースは予定より大幅にコースが短くなり、夷島の東、竹島の南を通って手長島へ行き、帰ってくるコースとなった。先日下見をしたときと異なり、北風が非常に強く、竹島から手長島への北上が大変そうだが、手長島を回ったら追い風。手長島までが勝負かと。←ちょっとは勝負する気でいるらしい
昨年、錦川のカヌー教室に来てた親子もいらっしゃった。参加する予定だったみたいだが、この強風なのでリタイヤするそうだ。せっかくはるばるいらしたのにもったいないけど、仕方ないか。
時間をもてあまし、堤防に座っていると、こちらを向いてこんにちは覚えてますか?という方。え!まさか!?いやぁ、お久しぶりでこんなところでお会いするとは。そういえば萩とかおっしゃってたかな。だーれも知っている人がいないと思っていたので、期せずしてできた応援団に感謝。
そこらにカヤックがたくさん。当然といえば当然なんだけど、ホントにたくさん。いろんな形のものがあるものだ。細いのから細いのまで。しかし、細いなぁ・・・。しかも、軽そう。
スタート前にウォームアップ漕ぎをしている人が、何艇か沈脱していた。スプーンパドルってそんなにロールしにくいんでしょうかね。でも速いんだろうなぁ。
我も、と思ってちょっと漕ぎ出すと、目の前になんだか黒い物体が流れてきた。拾ってみると、それはスプーンパドルのブレードだった!誰か折ったんかな・・・と思いつつ、スタートまで時間がなかったので、スタッフに預けた。スプーンパドルって、もっとでかいかと思ったら、意外と小さかった。こんなんで速いんかなぁ、速いんだろうなぁ・・・。
スタッフに預けたあと、スタート間近なのですぐに再乗艇。ところが風に流されて思うようにスタートポジションにつけず、手で地面を支えてなんとか耐えた。同じように流された人も多数。沈脱した人もいた。
そのうちカウントダウンが始まり、スタート。みんな一斉に漕ぎ出すが、それに巻き込まれちゃいけんと思って、スタートの瞬間を撮影などしてみる。みんな速いなぁなんて思いつつ、後をおいかける。夷島を回りこむときには既にトップグループは見えず、淡々と漕ぐ。だけど、竹島までの間でも波をうまく捉え、並んでいた艇を引き離すことができた。チャレンジコースチャレンジ大会の成果か!?
竹島の裏で息が上がっているのに気づいて、ちょっとコーヒーブレイク。背中につけたカヌーハイドレーターから出てきたチューブのとりまわしがあんまりよくなくて、手でバイトバルブを引き出さないと飲めなかったのがよくなかったが、とりあえずバイトバルブをくわえて漕ぎ始める。一息つくと(といってももちろん漕ぎ続けてますよ)落ち着いていい感じで漕げるようになってきた。
そこから手長島までは、向かい風向かい波の厳しい区間。波を乗り越えて落下するバウが水面をたたき、舞い上がったしぶきが全部顔にかかってくる。そうなったらもう鼻水か海水か区別もつかん。ただ、コースが短くなったから全線全力で漕いでもなんとかなるということと、手長島まで行ってしまえばあとは波に乗ればなんとかなるということで、腕に力を入れて漕いだ。風の影響で漕いだ分だけのスピードが出てないってことだろうけど、すごく重たかった。だけど、ここはチャーンスということで必死に漕いだ。ひと漕ぎをながーく最後まで。パドルを抜いている時間を短ぁーく。すると、シングル艇一艇をなんとか追い越して、タンデム艇も捕らえた。
チャレンジコースチャレンジ大会のときにはわからなかったけれど、干潮のせいで手長島の手が長く延びていて、けっこう遠回りしなければならなかった。シングル艇・タンデム艇のどちらも西に流されていたようだったので、ポリ艇の強みを活かし、手長島のインコーナーぎりぎりへ突っ込んだ。浅くてラダーがカンカン当たっているが気にせず手長島を最短距離で回ったら、タンデム艇もかわせたようだ。ポリ艇バンザイ!
しかしこのときに、デッキにつけていた地図が風で吹っ飛んだ。今までサーフゾーンで波にもまれて地図が飛ばされたことはあったけど、風で飛ばされたのは初めて。それだけ風が強かったということか。燃えないゴミを残してしまったことを悔やみつつ、ここはレースを優先させた。ゴメンナサイ。
手長島を回り込むと、まるで無風のような状態。追い風と艇の速度がだいたい一緒なんだろうか。風を殆ど感じない。そして、追い波に乗るとパドルがとても軽い。しばらくサーフィンを続けて後ろを振り返ると、かなり後続を引き離せた様子。波さまさま。昨年はベタ凪だったということで、そんなんだったらきっと最下位争いだっただろう。
しばらく後ろを振り返りつつサーフィンをしていたが、後ろからシングル艇がどんどん近づいてくる。こりゃやばいとがんばって飛ばすけれど、振り返るたびに近づいてくる。やっぱり実力はこんなもんなんだろうなぁ。逆風なら負けない!ってところか。手長島を回るときに引き離せたおかげでなんとか追いつかれずにすんだようだ。ちょうどエンジョイコースのトップ集団と重なって、追い越してやる!と思ったけれどさすがトップ集団、太刀打ちできず・・・。そしてなんとか着岸してゴール。一体何位だったんだろう??最初からトップ集団が見えなかったので、その集団に何人いたのかさっぱりわからない。ついでに、全部で何人出場しているのかもさっぱり。そして、特設応援団に手を振った。いやぁ、知ってる人がいなかったらゴールしたあともポンツーンなので、ホント助かりました。ありがとう。
なんだかよくわからないまま艇を洗って(みんなきれいに洗うのね)、着替えて艇を載せて、何時の間にか閉会式・表彰式。それぞれの部で2位までの表彰と、5位までの結果発表。とりあえず5位には入っていないことだけ確認して、順位がわからないまま悶々と過ごす。その後、交流パーティという名の焼肉大会が始まるが、どうにも食欲がなくて、肉には一切手をつけなかった。豚汁だけ一杯もらったけど、なんだかもったいない・・・。
帰りは温泉津のIさんと益田まで同じ方向だった。連絡先を交換して、さらに途中の道の駅でコーヒーをごちそうになった。温泉津も漕いでみたいポイント。休みがあえば、ぜひご一緒に。
益田から芸北方面へ191号線を抜け、八幡高原についたのが午後7時過ぎ。ETCの通勤割引の効く時間になんとか間に合いそうだったので、戸河内へ進んだ。ところが、事故渋滞とのことで、すぐに高速を降り、下道山越えの道を選んだ。帰ったらすぐ寝てしまった。
ポリ艇・平パドルにしては、思った以上に上位へ入れたような気がする。スタートに撮った写真が10:38で、ゴールして艇を運んだあとに撮った写真が11:30なので、多分50分は切ってると思うんだけど・・・。結果はまだわからないまま。明日くらいには発表になるのかな。聞けば教えてもらえたようだったので、聞いてくればよかった。まぁ、ぼちぼちがんばりました、ということで。凪いでたらどうなってたかな。
9/27 追記
結果が出ました。結構いい方でしょ!スプーンパドルとかFRP艇にしたらもうちょっとあがるんかな・・・というか、凪いだらダメだろうな・・・
- 使用艇:カレントデザイン・スコール ※1
- パドル:エピック・アクティブツーリング※2
※2ケブラーブレード レングスロックで215cm・60度に設定











