「 日別:2005年09月14日 」一覧

被害拡大の原因は・・・―岩国市議会

防長新聞 2005年09月14日
被害拡大の原因は・・・―岩国市議会

http://www.bocho-shinbun.com/news/200509/20050914news.html

 岩国市九月定例議会の本会議が十二日、本会議場で開かれ、当局は新庁舎建設に伴う本体工事など工事請負契約の締結議案四件を途中提出した。

 議案上程に先立って当局は台風14号による市内の被害状況と復旧作業の進ちょく状況を報告した。議会側は広範囲を冠水させた錦川の増水と中小河川のはんらんを取り上げ、排水ポンプの運転停止やダム放流方法などをめぐって住民から「人災」の声が上がっていると指摘、徹底した原因究明と抜本的な対策を求めた。災害発生時の市民への情報提供の在り方などを含め、地域防災対策の見直しを求める声も相次いだ。

 恥ずかしながら、「防長新聞」という新聞の存在を初めて知りました。

 山口県発表の「台風14号降雨における県内ダムの洪水調節効果について」によると、菅野ダムはほぼ最大流入の時に最大放流しているのですが、おそらく菅野ダムへの最大流入時点と同じ頃宇佐川等他の河川からの錦川への流入も最大だったわけで、この時にダムの放水を最低限に抑えることができれば、床上浸水の家屋が1戸でも減ったのではないか、と考えるのは、私が洪水調節に関して無知だからなのでしょうか。

台風14号から1週間

asahi.com : マイタウン山口 - 朝日新聞地域情報
台風14号から1週間

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news01.asp?kiji=5878

 県東部で大きな被害をもたらした台風14号の接近から1週間が過ぎた。小中学校では授業が再開される一方、今なお孤立した地域も残る。3人が死亡し3千人余りが避難した岩国市では、井原勝介市長が13日、「情報収集ができず、十分な対応ができなかった」と陳謝した。

 岩国市西部。各戸前には、泥まみれの家財道具が山積みとなり、一帯には異臭が立ちこめている。住民はタオルを顔に巻きながら片づけに追われ、市職員はゴミ収集や、伝染病予防のための消毒作業に回っている。

 市のまとめでは、浸水被害は住宅など計1964カ所、避難は51カ所で3068人。美川町との境ではつり橋が流され、2世帯4人が今も孤立した状態だ。

 観光と農業施設(錦帯橋を除く)の被害額は1億2590万円、農作物で1億9500万円にのぼる見込みという。市道は13路線が止まったままで、瓦谷付近で全面通行止めの国道2号は14日、片側通行が始まり、市と玖珂町間の通行が可能になる。

 休校中の杭名小は14日から河内小を使って授業を再開する。

 市は13日、市役所コミニティ課(0827・29・5017)内に総合相談コーナーを設置した。無休で、午前8時半から午後5時15分まで。被災者への義援金募集も始めた。10月12日まで。

 美川町では13日、小中学校の全クラスで授業を再開したが、1階部分の浸水で職員室や体育館、運動場は復旧のめどが立っていない。

 美川小の秋本純恵校長は「子どもたちは表面的には元気に見えるが、かなり疲れている様子で、平常に戻るには時間がかかる。精神的なケアに当たりたい」と話している。

 つり橋が流れたという話は聞いていましたが、そうか、そこに住んでいる人たちは道路に出る手段がないわけですね。早期復旧を祈っています。

 美川小の子供たちには知ってる子が何人もいます。しっかりと復興のお手伝いをしていました。また川で遊べるようになることを祈っています。

国道2号-国道187号通行止解除

 台風14号の被害によって通行止となっていた岩国市から美川町にかけての国道2号、国道187号は、9月14日午前6:00に通行止が解除されたようです。

 ただし、岩国市抗名~錦町出合間は大型車通行止、187号各地で片側交互通行制限は継続中。

 最新の情報は、山口県土木建築部 道路整備課台風14号に関する道路規制情報及び岩国市周辺道路規制MAPをご確認ください。

台風14号・岩国の被害は

TYS NEWS CATCH 05/09/13
台風14号・岩国の被害は

http://www.tys.co.jp/news/20050913.html

今回の台風で岩国市は冠水など多くの被害が出ました。井原市長は情報の把握が遅れたことなど、機動的な対応が出来なかったとし、防災態勢の見直しを検討したいとしました。=岩国市井原勝介市長「出遅れた感は否めないと思います。そういう意味ではいずれも反省すべき点はたくさんあるだろうと思います。そういう意味でこれからの対策にまた生かしていかなきゃいけないと」=岩国市の井原市長はきょう会見し、各地の出張所の職員らが住民の避難誘導などに追われて本庁への報告が遅れたため機動的な対応が出来なかったと初動態勢の不備を認めました。今回の台風14号で岩国市では郊外を中心に壊滅的な被害を受けました。浸水被害ではきのうまでに床上浸水が1299件、床下浸水が665件報告されています。会見に続いて井原市長は冠水した地域の視察を行い復旧状況の確認などを行いました。このうち校舎の1階部分が冠水した市立杭名小学校では冠水でゆがんだ床板などの改修工事に向け作業が行われていますが復旧のメドは立っていません。岩国市ではきょうから市役所コミュニティ課内に被害についての相談や復旧支援融資の紹介などにあたる台風14号被害の総合相談コーナーを設け相談に応じるとしています。問い合わせ先は岩国市コミュニティ課で、電話番号は0827・29・5017です。

 床上浸水は岩国市1,299に対し美川町は172。なのに、今も多くのボランティアを必要としているのは美川町。同じ床上浸水でも、泥の流入量が違ったのでしょうか。美川町は家が川の中に入ってしまった、岩国市の多くは水が溢れて浸水した、そういう違いがあるのかもしれません。岩国市の方は見ていないのでよくわからないのですが。

続きを読む