2/3 深入山
2/3は、山口アウトドア深入山B/Cスノーボード&登山体験編へ参加してきました。
前日からの降雪もやはりあったようで、雪はふっかふか。期待してなかった青空にも恵まれて、静かで素敵な景色と自然の造形を楽しみました。
前夜からの雪の影響を心配して、前日の転倒で痛む体を奮い起こして少し早めの戸河内着。同じように心配して早めに出てこられたくろさんと図らずしも一緒になって、集合場所の深入山へ。
この写真のところ、深入山の山肌が朝日に照らされて顔を出すのにいつも見惚れてしまうのです。
今日のメンバーは、私を含めたスキーヤー2人、くろさんを含めたスノーボーダー5人の計7人。元気のいいガールズ4人とおにいさん1人、そしてくろさんと私。
かんじきのつけ方、ストックの持ち方を講習して、いざ山頂へ!
慣れないかんじきで慣れない雪歩き。皆さん多少苦戦しつつもどんどん登って行きます。もちろん、休憩はタップリ取ります。
白い雲がどんどん流れて行きます。風の通り道では強い風。ボードが煽られないように注意が必要ですね。
強い風が雪を飛ばして雪を溜めて作られるシュカブラ。小さいですが、こんなのも見ることができました。自然って、美しいですね。
休憩のたびに、みんないろんなポーズで記念撮影。みんな仲いいんですね~。
上から颯爽とボーダーが滑ってきました。かっこいい~!あんな風に滑れたらいいなぁ。私が行くと途中でオケツ穴がたくさんできますから・・・。
いつも雪庇(セッピ)が発達するところは、まだまだ10cmくらいのものでした。踏み抜く前にブチ壊しそう。
いよいよ山頂か?ってところが・・・
さっきのは偽ピーク!本当の山頂はまだ上だぁ~!ひとやすみしてから、まったり登ります。ピークはもうすぐそこ!
山頂直下はまた別のもうちょっと彫りの深いシュカブラがありました。美しい!けどこれはこれで滑りにくいんですけどね・・・。
山頂を踏みしめて皆さん記念撮影!山頂からは、半分凍った聖湖も見えました。くろさんのランチができるまで滑ってきてもいいですよ~ということで、滑ろうとしたのは私一人・・・。皆さん、「滑ったらまた登らないといけないんでしょ?」と億劫になった様子・・・。
皆さんは雪洞(というほど雪がなかったので雪壁?)の中でツェルトを被って風をよけてくろさんのランチを待ちました。
というわけで、一人でよたよたと偽ピークとの鞍部まで一本。なんとかこけずに滑れたのが進歩か?!やっぱりゲレンデでの普通の技術はここでは役に立ちません。ゲレンデの高度な技術があれば、ここもソツなく滑れるんだろうか・・・。
滑り降りたところは雪が深いところで、そこで苦労してスノーシューに履き替えて登り返しました。スノーシューを履いてても、踏み跡に戻るまでが大変!一歩で10cmしか進まないようなラッセルでした。この深い雪では、踏み跡のないところはツボ足だと大変でしょうね。
で、登り返したときにちょうどくろさんのランチ!いや~なんというグッドタイミング!この日のくろさんのアウトドアランチはあのフールーの利いた中華粥!何度食べてもおいしい!デザートはトッポギ!ごま風味のアンが利いててこれまたおいしい~のです。
ちょうど食べ終わった頃に、北から強い風とともに暗雲が立ち込めてきて吹雪になりました。山の天気は変わりやすいとはこのことです。そそくさと準備をして下山開始!でも、南斜面は北風からは風裏なのですぐに吹雪は収まりました。
今回は、正面ルートで下山することに。いろんなコースが取れるけど、その分よく地形を見ておかないと大変です←経験者は語る
圧雪とは違ってそんなにカンタンには滑れませんが、そのふかふかな雪にダイブしながら滑るのが楽しいのです。転倒したって痛くない!ただし、管理されてないところなので、立ち木や岩にはかなりの注意が必要ですね。
ほーらこんなに深い!っていう写真のつもりだったのですが、うーん、わからんちんともとんちめちん。ちなみにいつもの重いゲレンデ板じゃなくて軽い(そしてボロボロになった)山用板です。
雲間の太陽から照らされる雪面はこれまためっちゃきれい!っていう写真のつもりだったのですが、うーん、わか(略)
スキーヤーの「おにいちゃん」颯爽と滑っていったり大転倒したりと見せてくれました!
ガールズも止まりたいときはこければいいと分かったようで(?)雪面をボッコボコにしていきました。いえ私もですが・・・。何度か気持ちいいテレマークターンが決まったのでよしとしよう!滑ってて板が浮いてくる感じ、浮遊感、タマリマセン。
はーいそのまま!こけたときがシャッターチャンス!?いえいえそういうポーズなのです!!
風もなく、深々と降る雪が肩に落ちる音だけが聞こえる世界に。
下りてきたら、なんだか滑りきってしまうのがもったいない気分。リフトの力は偉大だけど、自分の足で登って滑った皆さんはもっと偉大です!
この頃、ここからも見えた、大好きな恐羅漢で、大変なことが起きていたようですね。安否が気になります。無事帰ってきてほしいと思います。しかし、「大人が自己責任で行ったこと。気にもしない」という考え方もあるそうです。私は気になると言ったら怒られました。あなたはどう考えますか。
もし深入山に行くときは、何があっても生きて帰ってこれるだけの装備と知識と技術を準備して登って下さい!管理されたゲレンデと違って、パトロールの方も回ってきてくれませんよ~。心配な人は、経験者やガイドさんとともに行きましょう!
コメント
ボクは土曜日に登ってきました~。土曜から雪がちらついていたので,日曜はいい状態だろうなあと思ってましたが,いい感じに積もりましたね~。
オソラカンの事故,みなさん無事で何よりでした。足りないものがたくさんある自分には,いい教訓になりました。
>ボクは土曜日に
前日のものらしききれいなシュプールも見えましたので、
もしかしたらそれかな??なんて・・・残ってないかな?
多分今頃はもっといいでしょうね。
>オソラカン
本当によかったですね。
バックカントリースキーをしない人から見たらいろいろ
言いたいことがあるみたいですが、全員生存の一報を聞いて
自分のことのようにうれしかったです。
>いい教訓
本当にそうですね。
たくさん勉強させてもらいました。