• このエントリーをはてなブックマークに追加

7/16~17 柱島群島シーカヤックツーリング

 7/16~17の2日で念願の柱島へ!moujiさん・キタさんと一緒に10の島を渡るシーカヤックツーリング!

 なんと今年初キャンプツーリング!の42.3km。

 梅雨明けして夏まっさかり。暑いんだけど、「梅雨明け十日」という言葉を聞いてから、この時期はちょっとチャレンジングなツアーをやってみる。というのも、普段だったら帰りに荒れたら怖いからアカンよとオレ安全委員会が許可してくれないのだ。

 というわけで?今回は前からずっと行きたいと思っていた柱島へmoujiさん・キタさんと一緒に行ってみることに。

 真宮島のすぐ近くから出艇準備。大型の台風が迫っているらしいが、まだ波ひとつないおだやかな海。既に暑いぞ。

 これだけ視界に島がたくさんあると、海は狭いな小さいなと歌いたくなる。見渡す限り水平線がないのだ。

 僕の船が一番短いのでお二人には「置いて行かないでくださいよ」といいつつ終始必至に漕ぐ。

 この砂丘の島、乙小島は砂を溜めておく島らしい。パワーショベルが砂を下から上に上げていた。

 なんだか地球外生命体が住んでいそうな島。地球内やっちゅーねん。砂丘が海にぽっかり現れた的な?

 その次に現れる浮島と頭島は橋で繋がっている。8の字で漕いでも楽しそうだ。

 頭島のすぐ北側はフェリー航路になっている。以前頭島まで来たときも、初心者は近寄っちゃダメよとオレ安全・保安院が許可してくれなかった。それからはや数年。もう許可が出たので今回は初横断なのだ。

 高速1000円フェリー削減政策のおかげで、もともとそんなになかった便数もさらに減ってるみたいですけどね。それでも「航路」ではシーカヤックは邪魔者。どんな高い波が突然やってきたとしても沈脱は事故を意味する過酷な世界。知らんけど。相手に避けさせるようでは負け。気づかれないと死が待っている。気付いてもらう努力をするより気付かれない想定をしよう。オレ安全委員会は世界一うるさいのだーっなんつって

 航路の左右が見えるように頭島の端っこまで行って、左右を確認。鞍掛島へ横断する予定だったけど、何もなさそうな島だったので直で黒島へ横断した。

 横断しおわって海上休憩している頃にフェリーが走っていった。時間にもよるけど、松山行きと柳井行きがちょうどここで交差していった。

 黒島へ上陸してみることにした。小さな集落がある。上陸するとおじさまがいたので話しているとどうも話が合わない。島の人かと思ったら違ったようだ。土日は船が往復あるけど平日は片便しかないんだって。この島で軽くランチ。

 ずいぶん前に廃校になったという学校。先ほどのおじさまが島のおばあさまに話しかけられてて、横でその会話を聞かせて頂いた。戦時中の話、柱島の話、島の暮らしの話。住みたくても住めない土地がある一方で、住めるのに住まなくなってしまう島がある。この先どんな時代がくれば、またこの島に活気が出てくるのだろうか・・・。

 おばあさまにコーヒーでもと自宅へ誘って頂いたりして、島の人はやさしいなぁ。

 ここまでずっと浮遊物がたくさん見えたけど、このあたりは特に赤潮がひどい。出艇頻度が少ないもんで今年が特に多いのかこの日たまたまなのかなんてさっぱりわからん。

 次は黒島の北西、端島を目指す。ここが今回のツアーの中で一番長い横断である。といっても航路じゃなさそうだし、波ひとつないし、気楽なもんである。

 以前たきびさんに教えてもらって即買いした原色 日本島図鑑で予習したところによると、北側の「船瀬の浜」がきれいらしい。ということで楽しみにしていた。

 ヒャッホー

 ビュリホー

 ワンダホー

 キャンプするには浜が狭いかなぁ。水没しそうだ。ちょっと草刈りが必要そう。

 端島を回りこんで、次は、どこから見ても三角な島、と黒島のおばあさまがおっしゃってた柱島。確かにどこから見てもすぐわかる。

 キャンプ地は北側の「島尻の浜」がいいかなぁと思ってたけどいざ行ってみると建物や道路がすぐ近くにあったりしてちょっと落ち着かない。小柱島の浜も少し小さそう。そんなこんなで柱島の南へやってくると・・・

 (゚ー゚*)。oO(オーマイガー ワラビュリホービーチ アイヴネヴァシーンエニビーチライキ)

 (゚ー゚*)。oO(ウィールステイヒアトゥナイト)

 さて素に戻ってですね・・・。やっとキャンプ地についたので、オレ安全・保安院から飲酒ストレステストの命令が下り、仕方なくビール注水を行った。過剰注水により食道内圧力が高まり、ゲップベントを(略

 ここには、近くで謎の沈没をした戦艦陸奥となくなった方を祀る碑がある。碑の前で念じて、3人で島散策に出かけた。中心街へ出るには峠を一つ超える必要があった。もう夕方なのに畑作業をしてる島人たち。話を聞いてみると、「暑いから」らしい。なるほど!

 夕食は久々蒸し器を使って蒸し料理。MUKAストーブ初登板。今回蒸す予定で持ってきたのは蒸し餃子・肉まん・ウインナー・アスパラ・じゃがいも・さつまいも・玉ねぎ・豚バラ。料理は得意じゃないので、材料をぶっ込むだけでいいという蒸し料理は非常にカンタンしかもおいしい。こうして写真にするといまいちだな。ただし燃料に余裕があるときのみ。

 moujiさんにもたくさんごちそうになったし、案の定?材料持って来すぎ。全部は食べきれなかった。

 ちょうど満月でキャンプ地の正面に真っ赤な月が上がった。うちのデジカメではこれが精一杯。いや、カメラじゃない。この目がシャッター!

 Google sky mapで星座を同定。電子コンパスとGPSと加速度センサのおかげで向けた方向の星座がわかるのだ!すごいね。星座の知識はないのでこういうのはとっても便利。

 そして世は更け、どこからともなく花火の音が聞こえた。今治方面で小さく上がる花火が見えた。帰ってから調べてみると、どうやら対岸の桂ヶ浜でも花火が上がったようで、キタさんがすぐそこで聞こえたというのは間違いじゃないようだ。目の前の島で隠れてしまったみたい。でも今治方向の花火はよくわからなかった。どこであったんだろう。

 爽やかな朝。夜食べきれなかった分、朝から肉まん。ふっくら蒸せてうまかった!こりゃええで~

 さぁ、帰りますよ~。若干風が吹いてるみたい。

 まずはキャンプ地の目の前にある続島。

 その端っこに、ウミネコの群れ。

 頑張って生きるんだよ!

 ↑んでこれが多分PCからしか見えないグリグリ続島パノラマ。こんな風に小さな島が湾状に連なったのが続島。

 長島・福良島をぽんぽんとつないでいって、その後は屋代島本島(?)への航路横断。

 ちょうど福良島の南端でフェリーが視界に入ったのでやり過ごすことに。航路を予測して福良島と小伊保田の海峡の半分まで行って、近づいたところで一気に横断。ふぅ~。

 屋代島本島(?)に渡ってからは岸沿いを行く。台風の影響か?風が強くなってきた。追い風向かい潮で延々サーフィンを強いられる。右の波から左の波へ、サーフィンをつなぐことができたらチョーたのしい。

 逗子ヶ浜海水浴場が見えてきた。ちょっと寄って行きましょう、と提案。きっと冷たいデザートがあるはず~

 海水浴場のブイの部位(ココ笑うところ)を避けて、浜の端っこに上陸。

 海の家でかき氷を頂いた。ウメェ~。でも食べてる間にますます風が強くなってきた。

 ↑例によってスマートフォンなどからは見えないパノラマ。左から乙小島、浮島、頭島。今回は行ってない満島の向こうに黒島、鞍掛島。こうしてみるととても長く感じる海峡を横断して端島、そしてどこから見ても三角でおなじみ柱島。ぽつぽつ並んだ続島、そして長島、福良島。今回のツーリングをひとまとめ。よく漕いだなぁ。なんかバックカントリースキーで思いっきり滑走したあとに自分のシュプールを振り返ってにんまりするアレと同じ感じ。

 その後ますます強くなってきた風に押されて出発地点へ到着。写真じゃそうでもないけど、このあと白波がガンガン出てきた。ロール練習しようって言ってたのにちょっと厳しい。

 余った食材でまた蒸しイモなどしてほくほくしたあと、かの地で何があったのか、知っておきたい、ということで陸奥記念公園へ。

 ていうか陸奥記念館に行くつもりで手前の公園に入っちゃったんですけどね。記念館で展示を見たあとで来たほうがいいかも。この先3kmの地点に、戦艦陸奥はまだ沈んでいるのだ。

 引き上げられた艦首やスクリューが展示されている。連合艦隊のフラッグシップ、戦艦陸奥。一体何を目指していたのだろう。2番じゃダメだ、ってことで1番を目指したのだろうか。

 そしてすぐとなりにあった陸奥記念館へ。何度となく前を通り過ぎたけど、今まであまり興味を持ってなかったな。

 沈む前の様子、沈んだ時の様子、引き上げの様子。そしてまだなお沈んでいる様子。実際は事故なんだろうけど。軍艦だと、なぜ?って思うよね。ともかく、ご冥福をお祈りします。

 その後、「グリーンステイながうら」の久賀の潮風呂で入力。やっぱりこの季節、大島の風呂はどこも多いのかなぁ。

 次のツーリングの話をまとめて、お二人とはここでお別れ。お疲れ様でした&ありがとうございました!

柱島群島シーカヤックツーリング
EveryTrail - Find trail maps for California and beyond
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. mouji より:

    んんん、今思い出してもいいツーリングだったね~!
    やっぱ、柱島の浜はヴュリホーだったわ。
    お付き合い、ありがとうでした。

    それにしても、いつもながら、
    写真の撮り方がていねいだね~。
    適当にシャッター切ってるボクでは、あらわれない景色ですわ。

    おっと!
    蒸し料理、最高ー!
    ごちそうさまでした♪

  2. quickturn より:

    おかげさまで楽しいツーリングになりました!
    毎度ありがとうございます。

    写真そんなに丁寧ですか?
    適当にシャッター押してるだけですが・・・
    やっぱ、ウデですかね カメラ ブタ 指でOK

    次回も楽しみにしてま~す!

  3. miwa より:

    ほんとに写真キレイですねー。

    うっとりしてしまいました。
    月並みなのに

    青の空と海。
    キレイなお月様。

    長い海の男子旅。
    カッコイイでしょうねー^^b

    私は、この春怪我してたりしたので遅れながら・・・
    沢登り初心者コースでボチボチ歩いてます。

  4. quickturn より:

    > ほんとに写真キレイですねー。
    やっぱ、ウデですかね カメラ ブタ 指でOK

    > 長い海の男子旅。
    > カッコイイでしょうねー^^b
    やっぱ、モデルですかね ブタ

    > 私は、この春怪我してたりしたので遅れながら・・・
    なんか毎年やってませんか??
    僕からしたらかなりハイレベルなことやってるみたいですし、気をつけてくださいね~

WordPress/Twitter/Facebookのアカウントも使えるようになりました。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください