1/11 県民の森
1/11はひろしま県民の森スキー場へ。霧が濃くて視界が悪かった。
まだシーズン序盤ということもあって、連続2日になると最初の一本から足が持たない。まだまだ力が抜けてないようだ。なので休憩を挟みつつちょっとずつ練習してみる。しかしかなり気温が低くて寒いのにジャケットの下はミッドレイヤなしでシャツ1枚。汗を全くかかないを信条にいつもひとより薄着なのだけど、この日ばかりは失敗だったと思う低気温。休憩すると体が冷えて凍えるので滑り続けないと死んでしまうマグロ状態。普段は何度も何度も繰り返し滑るミズナラコースも、この状態では止まると寒い、滑るときつい、そんな感じ。
昼食中にふと考えた。みずならコースは緩~中斜面だけど、そういえば昔はそれでも急過ぎて怖かった。でも今では楽に滑ることができる。それは技術的な進歩ももちろんあるだろうが、繰り返し滑って斜面とスピードに慣れてきたからということもあるのではないか。となれば、今は急斜面を繰り返して次のステップを目指すのがいいんじゃないか??と。
急斜面でショボい理由は分かっている。根本原因は斜面に対して体が垂直になり切れないこと。
■なぜ垂直になれないか? └怖いから。 ■なぜ怖いのか? ├スピードが出過ぎるから。 │■なぜスピードが出過ぎるのか? │└ブレーキングが弱いから │ ■なぜブレーキングが弱いのか? │ ├ギュッと踏めてないから。 │ └ザザーとずらせてないから。 └スピードと斜面に慣れてないから。 ■なぜ慣れてないのか? └数をこなしてないから。
などと合ってるのかどうかよくわからんまま要因分析をしてみたが、それはおいといてとりあえず急斜面を繰り返し滑ってみようということにした。というわけで、それからかえでコースのトップから10本ばかり繰り返して滑った。
ブレーキングが弱いと、急斜面ではあっという間に「怖くない限界」を超えてしまう。そうなると、斜滑降でお茶を濁すしかない。バックカントリーでは安全第一だから「得意の」斜滑降+キックターンの繰り返しでもいいけれど、せめてゲレンデくらいは華麗に連続ターンで滑りたい。自分の怖くないスピードでターンを続けるためには、
- 「怖くない限界」を超えないこと
- 「怖くない限界」を高めること
と至極単純な話なのだ。だからといってすぐできるわけではないけれど。
そのためにいろいろやってみた。やはり斜面に体を思い切って乗り出すことでターン中に板がひっかかりにくくなった。自分の思ってる以上に大げさにアンギュレーションをしてみることで強くエッジを効かせることができた。体を斜面の下に向けることを意識してターンに間に合わせてみた。正しいのかどうかさえよくわからんけどとりあえず少しずつ形になってきた気がする。
かえでコースのトップは距離はそんなに長くないけど、この急坂練習のおかげで体がぽかぽか、意外と疲労も少なくてちょうどよかった。何本か滑っているうちに、急斜面のあとで第3ペアリフトに戻る斜面が安定してきていることに気づいた。たいした坂でもないんだけど、今までの滑り方と違ってるような気分になれた。気分だけかも。
かえでコースのトップの端っこには非圧雪地帯が少し残っていて、そこにも飛び込んでみた。今までの板より少し太くなった板の浮力を感じて気持ちよかった。
最後の一本はみずならコースで滑った。冒頭でも書いたとおり、最初は一本滑るとくたくただったのに、最後の一本であるにもかかわらず非常に楽に滑ることができた。思ってたよりもっと前に重心を持ってくるとさらにエッジが効いてスムーズなカービングができて、スピードコントロールも思うようにできるようになったようだ(傍から見たらそうでもないかもしれんけど)。今までの滑り方でもまだまだ後傾気味だったのかもしれない。
急斜面練習に効果があったので、今シーズンは中斜面と織りまぜて繰り返してやってみようと思う。だいたい昨シーズンでやっと急斜面でのターンができるようになった程度のレベルなので、のんびりゆっくりやろう。