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トランギアに手を出した

 先日の山歩きのとき、気温が低いのでガソリンストーブを持っていったんだけど、一杯のコーヒーを淹れるのにガソリンストーブを持っていってポンピングしたりゴーゴー言わせてお湯を沸かしたりするのは何かおかしいと思って、とうとうアルコールバーナーに手を出した。


 これに手を出すと、いろいろ作るばかりに夢中になって、本来の目的である山に行ったり海に行ったりをしなくなりそうな気がしたので手を出さないでいた。

 パッキンがいかれて使えなくなったガソリンストーブの代替としても使いたいので、カセットガスのとかキャンピングガス(?)のとかあるけど寒い時期は暖かい昼間くらいしか使えないし、キャンプのときはとりあえず寒くても使えるコールマンのパワーマックスのを使ってたけどでかいし、というわけで、アルコールストーブにしてみた。

 言わずと知れたトランギアのスピリットバーナー TR-B25。これが核になるわけですな。

 写真左側のが本体、右上が火消し兼火力調整フタ、右のが使用しないときのフタ。本体の真ん中に燃料用アルコールを入れて火をつけると、ショボショボと火がまわってアルコールが暖まり、まわりの穴があいているところから気化したアルコールが出てきて燃焼するって形になっているみたい。

 寒い時期にも使えるようにとプリヒーター TR-FV21というやつも追加。実測23g。本体の下の溝を使ってはまる。下にアルコールを垂らして火をつけて、本体を暖めておくことで本体内のアルコールの気化を促進しようってことですな。

 使わないときにはこうやってくっつけることでコンパクトに収納できる。

 トランギアで使えるゴトクにはいろいろな種類があって、どれが自分の使い方にぴったり合うのかよくわからないので、とりあえずいろいろ買ってみた。この写真のは、ミニトランギアのセットについてくるゴトク、TR-281

 こうやって本体をすっぽり入れて使う。アルミ製。実測51g。とげとげしいので収納に気を使う。プリヒーターをつけるとゴトクの高さと本体の高さが殆ど一緒になってしまい、ちょっと効率わるそう。風防にもなりそうなのでその点はよいかも。

 ちなみにシェラカップは使えない。

 続いてのゴトクは、カナダ製の"Little John Stove Stand"。実測77g。

 組み立てるとこんな感じ。

 トランギアをセットするとこんな感じ。本体を浮かせることで、本体が地面で冷えるのを防ぐらしい。

 本体の溝とふちを使ってしっかりくわえ込んでいる。絶妙な位置関係。何の変哲もないゴトクにみえて、実はよく考えられているということがわかる。

 シェラカップは使えない・・・けど、ゴトクを上下逆さまにして使うと乗らなくもない。

 続いて、Westwindゴトク。3枚のプレートを組み合わせてゴトクになるタイプ。実測78g。Little Johnのと1g違い。

 本体を乗せてみるとこんな感じ。切り欠きにちょうどふちが乗る。この形はそのためだったんだねぇ~。そのおかげで本体を浮かせることができている。

 シェラカップがギリギリ乗る。風防としても使えそうだったけど、この前の自転車ツーリングに持っていったら風の影響は結構あった。やっぱり別の風防が必要だと思う。MSRの風除けが底を除いて46g。このゴトクと風防を合わせたら124gになる。

 続きましてー、日本が誇るチタンの町で作られているFGSのシエラスパイダーというゴトク。実測47g。大きいのがチタン製、4つあるパーツが高さ調節のためのステンレス製レベルアダプター。

 こんな感じで本体にセットして使う。

 シェラカップにもぴったり。チタンシェラカップ35gと合わせたセットと考えたら82g。

 もちろんシェラカップが乗る。

 これを元にパッキングしてみる。シェラカップの高さと本体の高さがほぼ一緒(ちょっとはみ出る←スノーピーク製だからかも)なので、シェラカップとともにパッキングするのがいいかと。

 ミニ巾着には先ほどのレベルアダプターを入れている。

 同じくFGSの「純チタン シェラ&ロッキー蓋兼用皿取手付」(実測33g)でフタをしてシェラスパイダーとともにベルト留め。

 そのままではカシャカシャするのでメッシュバッグに入れておわり。これでミニマムパッキング?

 UCO Fuel Faucetというボトルキャップ。燃料ボトルに取り付けると、まるでしょうゆ差しのように燃料を注ぐことができるというわけで、燃料用アルコールを足すのに使おうと思って買ってみた。

 MSRのボトルに取り付けたらこんな感じ。軽いし簡単だしいい感じ。

 ところが、このMSRの燃料ボトルはアルコールは入れちゃダメなんだと。アルコールはボトルのアルミを腐食させるんだとか。知らなかった。

 慌てて他の容器に移し替えた。

 さて、ワタクシごとですが足を痛めて外出できないので、折角なのでトランギアとシェラカップで炊飯してみることにした。弱火にするために火力調節フタを使うのだけど、そのフタを使うとシエラスパイダーがはまらない。上下逆にしたら乗ったのでそれでやってみることにする。

 シェラカップの容量からして吹きこぼれを考慮したら合計250ml程度がMAX。無洗米なので米1:水1.4で250ml以下にするとすると、米100ml+水140mlの計240mlが量りやすくてちょうどよいだろう。およそ半合。

 とろとろ弱火で暖める。途中でかき混ぜたりした方がいいらしい。沸騰してからFGSのふたをして暖めて、いつものように焦げ臭がしたらその瞬間に火からおろす。

 余りのフタを全部乗せて、余りのシェラカップをふたの上から被せてひっくりかえし、その上から余りのシェラカップを全部かぶせて蒸らし。シェラカップを被せたのは保温のつもり。チタンなんで意味がないかもー?

 ふたを開けるとこんな感じ。鍋炊飯に比べたらそんなにウマクナイけど十分食べられる。最軽量の炊飯セットかも?

 ところで火力調節ふたを使うと火消しふたがそこに乗っていて熱くなっていて、火を消せないのでどうしようかと思ったが、フッと吹き消すと消えた。

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コメント

  1. クルーガー より:

    やはりここに来ましたか。
    僕も気になっていたんですよ。

  2. quickturn. より:

    シェラカップとの相性はあんまりよくないですねぇ~
    今さら他のカップに移行するのも何ですし・・・。

  3. fusai より:

    はまりますよ~ふふふ。

  4. quickturn. より:

    工作したくなると終わりですよねぇ~

  5. kagami より:

    おはようございます。
    アルコールバーナーたしかたき火さん
    ももってましたね。
    軽量コンパクトで持ち運びには最適ですね!
    携帯性や重量や収納スペースを考えるとやっぱりここにいきつくのかもしれませんね。
    あとシェラカップで炊飯炊いたのはじめて見ました!吹き零れたりはしませんでした?
    ぼくは最近いい飯盒がないかと探しています。
    ちっちゃい土鍋を買ってご飯を炊いてみたのですが鍋の底が浅いため吹き零れてうまくいきません。まあご飯はいちおおいしく炊けたのですが、土鍋なので保温性が高いのか蒸らすと結構おいしくなりました。現在土鍋の蓋に通気口を
    ドリルで穴を開けたりして吹き零れ防止策を模索中です。あとキャプテンスタッグの3層鋼ごはん炊きクッカー(5合)という飯盒がありますがかなりおいしくご飯が炊けます!!おそらく家で炊飯ジャーで炊くのと同等かそれ以上のおいしさです!!ぼくは最初食べたとき感動しました!しかしかなしいかなファミリーキャンプ用の大きめのクッカーしかラインナップがありません!ソロキャンプ用のクッカーセットがあればかなり買いなのですが・・・・

  6. quickturn. より:

    >アルコールバーナーたしかたき火さんももってましたね。
    そうですね!ストームクッカーでしたっけ?

    >軽量コンパクトで持ち運びには最適ですね!
    あの静かさも特徴ですよねぇ。

    >吹き零れたりはしませんでした?
    多少ツツーと垂れましたけど弱火だったせいかあまり激しくなかったです。

    >ちっちゃい土鍋を買って
    二重蓋炊飯土鍋というのが売ってます。
    ホームセンターとかにもあると思いますけど、あれだと吹き零れにくいかもしれません。
    僕のは確か2合炊きかな?いろいろサイズがあると思います。
    でもさすがに重いし最近はふつうの1リットル鍋で1合炊くことが多いです。

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