目指せ鏡面仕上げ
まだ暖かかった頃のこと。タタカイの後で傷だらけになったハルを磨き上げた。何度か失敗してワシャワシャになって、「へたこいた~」と本当に後悔したけれど、最後にはコツを掴んでしっかり鏡面仕上げができた(当社比)。それまでにゲルコートの層が薄くなってしまったかもしれないけど、もう、どんなに壊れても修理できる(気がする)!
まずはしっかり洗う。傷の中に塩や汚れがないように。製作時の離型ワックスとか残ってるかもしれないから、できれば脱脂までするんがいいんだろうけど、そこは手抜き。また、ある程度サンディングして面を荒らすのがいいらしいけど、そこも手抜き。
本当はもともとのと同じクリアゲルコートを塗るのがいいんだろうけど、手に入れたゲルコートは硬化剤との配合率が100:1とかで、少量だと混ぜにくそうだった。というのも、例えば10ccだと0.1ccの硬化剤(多分本当は重量比だろうけど)と混ぜることになって、0.1ccっていうのが計りにくい。一方、以前パドルを修理するために手に入れたエポキシはA液とB液を2:1で混ぜればよかったので、手抜きのためこっちにしてみた。でもエポキシは紫外線に強くないようなので、さらに上からウレタンなどでコートするべきということだったけど、傷の部分だけだしまたどうせ傷付くしまた修理すればいいかと、これまた手抜き。
傷に液を押し込むように塗る。このときあまりはみ出さないようにすると後のサンディングでたっぷり手抜きできる。
暖かい方が硬化が早いので、日光に当てたりして硬化を促進。ウラからドライヤーで暖めたりしたけど、うるさいし電気代かかるしエコ(笑)じゃないのでやめた。
十分に硬化したら、耐水ペーパーでサンディング。水をかけながら。やりすぎかもしれないけど、400番→800番→1000番→1500番→2000番の耐水ペーパーのあと、4000番→8000番のサンディングフィルムで磨いて、コンパウンドでバフ仕上げ(っていうのかな?)。クルマ用のワックスを塗りこんで、これで超ぴっかぴか(当社比)!でもワックスを塗ると、砂浜で滑っていくので余計だったかも・・・。多分クルマのリペアなんてする人は得意かもしれないね。
最初は円を描くようにサンディングしてたけど、これでは何度やっても最後まで円状の傷が残ってしまって、きれいにならないということが後でわかった。なので、また最初からやりなおして直線的にサンディング。ゲルコートの方がエポキシより柔らかいようなので、ゲルコートを削り過ぎないように注意した。水がかかっているとそれだけで鏡面仕上げなので、サンディング跡が全く見えないので、ふき取りながら確認。ハルのバウ側とスターン側は傷つきやすいので、厚めに塗って強くしてみた。削りすぎたら薄くなるだけだし。
ゲルコートがパックリ欠けたところがあって、そこにエポキシを盛り付けた部分が上の写真の中にあるんだけど、わからないでしょ!まぁ写真が小さいからわからないんだけど・・・。よく見ると微妙に屈折率が違うようで、それに多少気泡が入ってるし、よく見るとすぐわかる。でも漕いでるときは見えないから気にしない!どうせまた傷だらけになるし、気にしない!
多分色つきハルだと欠けたところへの盛付もしやすいのかもね。でも、白は白でも色が合わなかったりするのかな。クリアだと透明度に多少違いはあれど、クリアはクリアしかないもんね。
今回は表面だけだけど、いくらでも修理できそう!もっとガンガンやっても大丈夫!?いやいや大事に大切に使いますよ~。修理に休日を費やすのはモッタイナイ!
コメント
車を~摺ってしまったので~
修理に~来てくれませんか~?orz
クルマなんてものは道具だ!
道具は傷ついてナンボだ!
だから気にするな!
・・・カヤックは?