4/8 岩国行波の神舞 ちょびっと鑑賞
4/8の川下りのゴールに寄った「行波の神舞」。数えで7年毎に行われ、今年で第37回を迎えるという長い歴史のある神楽に、初めて触れてきました。前夜祭から長い時間かけて神々に奉納される神舞のほんのごく一部だけですが、独特の世界と伝統を守ることの片鱗に触れることができた貴重な時間でした。
河原に設置された神殿です。見せるためのものではなく、奉納するためのものだからでしょうか、まわりの人と同じ高さで舞われるのでこのように人垣ができると遠くから中を伺い知ることはできません。
ここから下は、画像をクリックすると大きい画像か動画が出てきます。
河原で船を下りると、UさんとYさんがいらっしゃってました。Uさんが持っていたパンフレットを見せて頂きました。ヘルメットから水が滴るので遠めに・・・。こんな立派なパンフレットも、地元の人たちが出しているのでしょうか?「国指定重要無形民俗文化財」という重みはどれだけのものなんでしょう。
神殿と紙を切り抜いた飾り。あちこちに神様の名前が書かれた札も貼ってあります。
到着した頃に行われていた「荒霊豊鎮」という演目でした。独特の歩き方。ずっと同じリズムで何時間も何時間も演奏されて、そして舞う人も同じような動作の繰り返し。それがだんだん心地よくなってきます。舞っている人もある種のトランス状態になってきたりするのでは?と話していました。11.7MBの音付動画です。
「荒霊豊鎮」がしばらく続いたあと、ちょうどクライマックスといわれる「八関」という舞が始まりました。たくさんの鬼達が舞っています。
それを動画で。人垣の向こうで行われている舞の様子は、人の間を分け入って近づかなければ見ることができません。しかし濡れたウェアでは迷惑なのであまり近づくこともできず、カメラを高く掲げて動画で撮影してそれを再生して見る、という感じで拝見していました。ファインダーが見えない状態でしたがなんとか撮れていました。5.2MB。
神殿から高い松へ伸びた通路で、神主さん?と鬼?とがペアになって格闘?の舞へ移行しました。4MB。
笛と太鼓の同じリズムに合わせ、格闘が続きます。特徴のある首の振り方の鬼。7.5MB。
格闘の末、並んだ鬼が次々と口上を述べます。迫真の演技。12.9MB。
またまた格闘が続きます。3.8MB。
いよいよ荒神様が登場です。3.8MB。
命綱なしで、松によじ登っていきます。4.7MB。
一番上まで上がると、太陽・月・星でしたっけ?三つの玉?を割って、松の枝をちぎっては投げちぎっては投げ。下では松の枝を取り合いしていました。縁起物なんでしょうか。
いよいよ、綱にとりつきます。
下りてくるのも独特の足の運びで一歩一歩進んできます。長い時間宙吊りで、頭が下で、そして不思議な足の運び。大変な神楽ですね。9.7MB。
だいぶ下りてきました。途中何度か逆さ吊りになって、雄叫びをあげてるのかな?手を休めてるのかな?そういう舞なのかな?18MB。
やっとゴールです。5分以上かけて、あの高い松から下りてきました。拍手で迎えられます。
ここで時間切れ。まだまだこのあと数時間、「岩国行波の神舞」は続くのですが、私たちはゆっくりゆっくりカヌ舞をしながら?行波をあとにしたのでした。
ずっとずっと同じリズムで演奏される音楽と同じような動きの舞なのに、なぜかずっと見ていても飽きないんです。あの笛のメロディが心地よくて、気持ちよくなってきました。ゴールしたあと、くろさん夫婦は清流線で再び訪れてお酒を飲みながら鑑賞したそうです。私もシーカヤックさえ載せてなかったら多分終わりまで見てたなぁ。いい体験をさせて頂きました。次に開催されるときは、ぜひ触れてみてください。
今は50世帯ほどって言ってましたっけ、小さな行波の集落の人たちが力を合わせて開催した神舞、後継ぎや費用のことなど問題はたくさんあるそうです。だから、苦労をしらない私なんかが次回もぜひ続けて下さいなんて言えませんが、次回があったら、見に行きたいと思います。
コメント
動画ありがたいなあ♪
観たかったけど観れなかった神楽の
雰囲気をちょっとでも感じることが出来ました♪
伝統的な舞のリズムは、きっと私たちのDNAに組み込まれていて
単調なのに、どこかワクワクするところがあるんだと思います。
ちょっとはちょっとでもホントにホントにちょっとだからね。
略してちょっとーちょっとちょっとー
これからはカヌ舞を伝統芸能にしなさい。
じゃぁロール練習からやりますか。