緊急時に備えること
今日は気の合う人々とちょっとお酒を嗜みにいつものところへ行きました。そこでおもしろい話を聞きました。
その方がマンションの非難訓練で消防署の方の話を聞いたそうです。なんでも、火災現場に使われなかった消火器が転がっていたりするそうです。その消火器は安全ピンが抜かれておらず、レバーはぐにゃりと曲がっているとか・・・。つまり、消火器の使い方がわからず、安全ピンを抜かないまま火事場の馬鹿力でレバーを握り締めた結果、レバーが曲がっちゃうんだそうです。そして使うことができず、そのまま放り出してあきらめちゃうんでしょうね。
安全ピンを抜き、ホースを火に向け、レバーを握る、たったそれだけのことを、いざというときにできないわけです。そんな消火器の使い方さえ本当に知らない人がいるのか、知ってるのに混乱して使えなかったのか、それはよくわかりません。知らなかったんだったら、ご愁傷様としかいえません。生きるための勉強を怠った結果です。次の時までに使い方を覚えておけばいいでしょうね。もし使い方を知ってたとしたら。次の時にその知識が活きてくるように、それこそ脊髄反射で使えるぐらいまで練習しておく方がいいでしょうね。
一度そういう目にあえば練習すると思うんです。でも、「関係ない」「火事なんて起こらない」そういう人もたくさんいるとおもうんです。起きないかもしれない。でも、一度起きたらそれで終わりかもしれない。たったその練習を怠っただけで。そんなの、もったいないと思うんです。練習すればよかっただけなのに。
半ば強引に話を続けるとすれば、沈しない漕ぎ方さえマスターできていればロールはできなくていいと仰る人は、火事は起こさないから消火器の使い方なんてわからなくていいというのと一緒だと思うんですが、どうなんでしょうね。消火器はなかなかぶっ放す機会がないから練習しにくいですけど、ロールはいつでもできますからやっとけばいいと思うんですが。


