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山口の被害

中国新聞地域ニュース 05/09/07
市民生活につめ跡 山口県内

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200509080055.html

 交通網寸断 孤立の美川町民

 不安抱え復旧活動

 台風14号の影響で六日深夜、錦川がはんらん、道路が寸断され孤立した美川町。一夜明けた七日、住民は浸水した自宅の後片づけを始めた。室内に広がる泥の海。「こんなひどい目に遭うとは」。不安を抱え、復旧への活動が始まった。

 百十五人が美川中など二カ所に避難した町南部の南桑地区。錦川沿いに並ぶ民家や商店は、水位が二メートル近くになった跡が壁に残る。NTT西日本の南桑交換所は水没のため、電話は不通。町内でも完全に孤立した。

 鮮魚販売店を営む中川美知枝さん(62)は「あっという間だった。逃げるころには腰の高さまで水がきた」と顔を曇らせた。豪雨とダムの放水が重なり、水位が一気に増加。自宅の二階や高台の親類宅に逃げ込んだ住民も多かった。

 後片づけでは、屋内の泥を押し出し、家具を外に運び出す。一人暮らしのお年寄りも多く、なかなか作業が進まない。美容院を営む木村アヤ子さん(77)は「被害がひどい。もう店をやめなくてはいけない」。

 自宅の被害が少ない住民は炊き出しを受け持ち、親類が手伝いに駆けつける。支援物資も届く。水道や電気などのライフラインも復旧のめどが立ちつつある。

 左官業の森川嶺夫さん(67)は「みんなが被災者。一人一人が頑張るしかない」と力を込めた。

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