6/3 田布施~光

漕いだ距離15.5km、平均時速6.0km/h。
2時間半ほどの短時間だけど課題がいっぱい詰まった初シーカヤックとなりました。
島田川カヌー教室から一路田布施へ。
いつも馬島に行くときに出航する浜。
「のんびらんどうましま」へ行く船が出る港の横の浜。
牛島の方を見てみると、ぼんやり霞んでいる。
高速道路から見た宮島もかなり霞んで見えた。
ここも同じだ。
ラーメン用のお湯を沸かす間に艇を下ろした。
6月になったので衣替え。
ドライトップは止めて、ロータスのラッシュガード一枚とirの短パン。
今回はシーカヤックにGPSを装着。
一体どれだけのスピードで漕げるんだろう??
スピードメーターとして使ってみよう。
時既に13:30。
ぶっとばして行かないと、みんなと島で合流できない。
しかしいざ漕ぎ出してみると向い風。
もともとの予定は馬島~佐合島~牛島~大水無瀬のつもりだったけど、もう時間がない。
沿岸を最短距離で大水無瀬へ向かうこととして、まずは梶取岬へ向けて走らせる。
そこまでは余裕の漕ぎ。
梶取岬ではそこそこ波立っていた。岬を回ったら、もろに西風を受けて漕ぎにくい。
しかし風に躊躇しているヒマもなく、遠くに霞んで見える島影を目指して漕いだ。
あれが笠戸島かな?
ということは目的地はその手前にあるはずだ。
しかし遠いなぁ。
と漕ぎ進むにつれ島の全容が見えてきた。
笠戸などではなく、それが象鼻ヶ岬だった。
ひえぇぇ
小さな岬から室積湾をショートカットして象鼻ヶ岬へ横断。
岬について、ちょうど全工程の半分。
そこでやっと休憩一服。
もう14時50分頃。
みんなが帰るまでに間に合うのだろうか??
だんだん心配になってきた。

象鼻ヶ岬の南側は柱状節理が美しい断崖絶壁になっていた。
今回のコースで見所はここだけ。
しかしこのあたりの海域は自然のゴミ溜めになっていて、海面に無数のゴミが浮いていて幻滅する。
遠くに室積海岸が見えるようになったところで、大水無瀬と思しき島影を見つけた。
これまた霞みの向こう。
その3kmをウサギの飛ぶ荒れた波を乗り越えて行かなければならない。
向い風ではあるものの、あの荒れたマラソンと比べれば大したことはない。
しかしそこからの3kmは長かった。
漕いでも漕いでも島影が近くならない気がした。
GPSの速度を見ると6km/h以上出ている。
ということは間違いなく進んでいるということがわかった。
ただただ淡々と漕いだ。
波はバウがはねる程度。

フォワードストロークとはなんぞや、人生とはなんぞや、などくだらんことを考えてたような気がする。
島の全容が見えた頃、海面上で上下する8つのモノが見えた。
紛れもない、パドルのブレード。
4艇のカヤックがいる。
そこから先は風裏になり漕ぎやすくなった。
7~8km/h程度で漕げた。
そして象鼻ヶ岬を出て1時間、大水無瀬と小水無瀬の間でやっと追いついた。
ちょっと休憩しようと思って、小水無瀬へ上陸。
みんなはそのまま虹ヶ浜へ向けて漕いでいった。

小水無瀬から振り返ると、はるか遠く霞みの向こうに象鼻ヶ岬の影が見えた。
かなり遠くに見える・・・。
時間も時間、漕いで帰るのはあきらめて、和田さんに出発地点へ送ってもらった。
島田川から象鼻ヶ岬までの距離の長いこと・・・
車で走ってもこりゃ遠いわっていう感じの距離感。
よく漕いだもんだ。
象鼻ヶ岬からスタート地点までは海岸線の道路。
え?まだ?っていう感じの距離感。
和田さんに送ってもらったあとは、三丘温泉「東善寺やすらぎの里」へ。
19:00までの営業で到着が18:30だったけど、ざっと汗を流すのには十分。
じゅっぷんじゃないよ。じゅうぶんだよ。
18:50には営業終了予告の放送が流れるなど用意周到。
体重をはかると、朝はかったときより1kgも減っていた!!
うれしくなってビールを750ml買った!南桑で飲んだ!!
広くなった車内ベッドに横になるとすぐに眠くなったが・・・











