水難事故は年々増加している
と思ったら、実は減っていたようだった。
「水難事故は増加している」というイメージがあった私は驚いた。それは単に近年になってやっと関心を持つようになったからかもしれない。イメージに踊らされないように気をつけなければと反省。
警察庁生活安全局地域課の平成19年夏期における水難・山岳遭難発生状況について(PDF)という資料に、夏期水難発生状況(昭和41年~平成19年)という表がついていた。この中から、発生件数のみをグラフ化してみた。
図1:夏期水難発生状況(昭和41年~平成19年)
その表には件数のほかに死者・行方不明者、負傷者・無事救助者の人数も書いてある。一件の事故で複数人の被害者が発生する場合があるので、その数は一致しないけれど、でも件数と同じような減少傾向にあった。夏季(6~8月)だけの統計なので年間通してだと多少違うグラフになるのかも。
件数の減少は何を意味するのか。って、またおかしな方向に進むと嫌なので、やめとこ。
もちろん、減少しているからといって安心していいわけではないし、気をつける必要がないなんて口が裂けても言えない。
一方、同じ資料にある、「夏山における山岳遭難発生状況」をみてみると、件数・被害者数ともに増加している。さらに、長野県警 山岳情報にも詳細な統計がまとめられている。こちらは一県だけの内容だけど、日本を代表する山岳地帯のひとつなので、全体の統計とも比例するものだろう。そういう「イメージ」がある。これによると、事故の7割を占めるのが、山岳会などに所属しない未組織登山者、年齢別では50歳以上の高齢者だそうだ。高齢者の遭難が増加しているようだ。
この山岳遭難のデータと上記の水難事故のデータを無理矢理合わせると、様々な仮説が思いつく。って、またおかしな方向に進むと嫌なので、やめとこ。
コメント
わたしなんてまるっきり水難事故に興味を示してなかった(^^;
大体水に近づくことがなかった…。
ってとこでわたしも止めときます(笑)
今は…滑り頃の雪が降るのを祈ってます(^人^)
>今は…滑り頃の雪が降るのを祈ってます(^人^)
雪が降ったら山へ行き、
雪がなければ水の上。
というわけで、漕ぎましょう~