8/4 カウアイ? 漕ぎ用は計画的に編
8/4は、ベタベタ凪の海を一人彷徨ってきました。行く予定のなかったところまでついつい行っちゃいました。
でも、一皮も二皮もムケてオトナになった(気がする)33.8kmでした。
前回の台風一過はこの世のものとは思えない青空でしたが、今回は若干霞んだ曇り空。でもアチィ~。体を水面に投げ出して空を眺めると気持ちいいのです。体が濡れている間は風が体温を奪ってくれてほどよい涼しさ。夏ですね~。漕ぎ出した海はまったいら。ここって海だっけ?
今回の本当の行き先は大島の端っこを回る旅。この日は12時ごろが満潮だったので、上げ潮に乗って行き下げ潮で帰ってくるつもりだったのです。でもちょっと遅めの出発だったので、そんなときでも気軽に漕げるこの地へ。いろんなルートが取れるし、外側が荒れたときでも内海側は凪いでるし、ショートツーリングにはぴったりなのです。ここを漕いで、早めに上がって、翌日先端を攻めに行く予定にしました。
でも外海もベタベタ!ありえな~い。入り江に入ってロールの練習しようかと思ってたのですが、入り江は少数ですが海水浴客もあり、それは遠慮して、またまた予定変更!よ~し行くぞあの島へ!いつも遠巻きに見ているだけだったあの島へ。今日なら行ける、今なら行ける、あの遠くの島へ!
この島へ来るたびに、遠くに見えるあの島へ思いをよせていました。カウアイランド(≠カウアイアイランド)、略して「カウアイ」。沈したらどうしよう?ロールに失敗したら漂流しちゃう、と考えると岸ベタから脱出できず、しかも大型船の航路を横断しなければならないのだからなおさら。航路の真ん中で沈脱したら、リエントリーする前に大型船にひかれちゃう~なんて考えるととてもとても。でも、もう行ってもいい頃だ。ロールなんかナンボでもできる!信頼できる船もある!大型船の進路も見える!判断もできる!海もこんなにベタベタ!きっと歓迎してくれてるに違いない!な~んて。
延々3.5kmの海峡横断。航路が斜めに入っているけど、大型船の姿は見えない。さすがまったいらな海、そんなに飛ばしてないのに8km/h弱で進みます。快調快調~。30分ほどで無事横断。最短距離で島の北端へ到着して、一旦浜へ上陸して振り返ると、大型船が通って行きました。ラッキー。渡った頃には正午になりました。
島の北端へついたので、東側を南方向へ。南端までの東海岸は、ごろた石の浜が広がっていました。でもほぼ満潮のこの時間、十分な幅のある浜は南の一部だけでした。
予定ではそこから島を離れ南へ海峡横断するつもりだったのですが、ついつい西へ進んでしまい・・・
あの岬の向こうはどうなってるのかなぁ~って岬を回ると、うっひょいうっひょい、じゃぁあの岬まで・・・うっひょいうっひょい♪みさっき~めぐりのぉ~カヤックはぁ~はしるぅ~♪断崖絶壁好きな私にはたまらない景色がたっぷりありました。
ほぅら。穴があったら入りたいカヤッカーにはたまらない景色です。抜けてませんけど。
とうとう西端まで来てしまい、こうなったら一周しちゃえ~♪1kmちょい向こうに双子のオシムが見えました。ちょっと違う。
北西の湾の中にだけ、集落があります。そのまま通り抜けて、スタート地点の北端へ。そこからまた、ごろた石の東海岸を抜けました。近くでホッシャンと跳ねる巨大な魚?エイ?姿は見えませんでしたが、音が重そうでした。
結局1周と1/3ほど漕いで、島をあとにします。今度は白井田方面へ。中間の叶三姉妹島を目指し、ベタベタ凪の中を漕ぎ進みます。夏なので空模様が気になりますが、ほどよく曇ってたせいか積乱雲も出てきてなくて、風もほぼ無風。ムフ~。体を海に投げ出して冷やしながら進みました。でも一応ここも航路。気をつけなければ!
ベタベタ~。
叶三姉妹に近づくと、波が出てきました。波高3cmくらいのかなり大きな波です。コワイヨ~
ロングアイランドに到着~。およそ5kmの海峡横断でした。
小さなネコの額ほどの浜へ上陸して、遅い昼食。今来た道を振り返りながら、いろいろ考えます。あの遠くに見える島から帰ってきたんだから、すごいなぁと思います。成長したものです。島へ渡るのがコワイのは、帰りが荒れたらどうしよう?っていう心配もあったのですが、でも荒れなくてよかったです。荒れたら帰ってこれただろうか?いや帰ってきますとも。そのために練習してるんですから。
そういう自信がないと行けないっていうのは、もしかしたらただの臆病モノなのかもしれませんね。別にロールなんかできなくたっていけちゃう人はいけちゃうんだろうし。そう考えると、一般のカヤッカーから見たら滑稽なのかもしれませんけど、でも慎重だっていいやねぇ。コワイんだから。
今まで渡ろうなんて夢にも思わなかった雑石瀬戸。もちろん航路です。写真の左の方に船が見えます。北西の方からやってきて、南東の上関大橋の方へ抜けていきます。もちろん逆もあります。逆コースが死角にならないように、岬の東側まで出てきました。もう今なら渡り方がわかります。まだ本線航路は一人じゃムリだけど、こういう航路なら大丈夫。今まで渡れなかったけど、航路がどう走っているかいつも見てたから。あんな遠くに見える船があっという間に近づいてくるのも知ってます。
で、ここは灯台の手前を通ってくるので、陸の最短距離を行くより、あの灯台まで行った方が安全です。最短距離で航路横断ができます。
そこから島沿いをゆらゆら漕いでいくと、一艘の手漕ぎの漁船に出会いました。釣をされてるようなので遠巻きに過ぎようと思ったら、こっちを呼んでいます。近寄って話を伺いました。この地は地元のカヤッカーと漁師との間でいい関係ができているようです。積み重ねてきたいい文化ができているのでしょう。何度も来た地とはいえ、単なる一来訪者の私はここでは完全アウェイなので、その関係を崩さぬよう、慎ましく漕がせて頂くこととしましょう。
シーカヤックを始めてどのくらい経つだろう?まだまだ初心者だからと遠慮してきたことがいつの間にか楽々できるようになってきたのは、海が穏やかだったせいだろうけど、でも初心者から初級者へ一歩進めたような気がした気持ちのいい海でした。
まぁでも無計画に漕ぎ散らかしてクタクタだったので、結局大岬巡りはまた次回ということにして、とりあえずくろさんにお願いしておいたステッカーを頂きに。ついでに到着ほやほやの「スター」を見せて頂きました。
スターもオールスターもカタログ数値より大きいようです。一度計りなおした方がいいでしょうね。私は体重からいうとスターとオールスターの間くらいなのですが、今のZG48からするとスターの方が合いそうな感じです。
いつもの河原で一晩過ごし、まだ水量の多い錦川でシーカヤックを乗り回してみました。塩抜きがてらロール練習して、ストリームインとかもやってみました。結構いけるねぇ。でもヘルメットを持ってきていなかったので、そこそこにして帰りました。
コメント
シーカヤック買われたのですね。おめでとうございます。
前記事のカバーを見てもしやと思っていました。
ノーライトデザイン?
黒いカヤックは精悍な印象ですね。
実物が見てみたいです。
さて。
カウアイランド攻略成功おめでとうございます。
麻里布から出て5kmといったところですね。すごいなあ。ソロ漕ぎで海を渡る。勇気が要ることだと思います。体力と判断力も。スキルもいりますねぇ。
う~ん、まだ私には難しいなぁ。馬島だって怖いです。
度胸と根性でらくらく渡っちゃう人もいるでしょうけど、
ていうか行きも帰りもこの海況だと分かっていれば
誰でも行けちゃうでしょうけど、でもやっぱり怖いのが
フツウの感覚だと思います。
それを克服するには、練習して自信をつけることしか
僕には思いつきませんねー。
最後まで読んで…「スター」って文字で目が止まったのはわたしだけでしょうね(笑)
ついに来たんですね~σ(^^)
今回も部屋乗りだけで我慢ができるのでしょうか???
行け~くろさん! 本流ならキズ付かないぞ~~~(笑)
ちょっとそそのかしてみました(^^;
ハハハ・・・けんとさんだけでしょうね~
っていうか「続きを読む」人の方が少ないかと・・・
いやぁ、あれ、ホシイです
お買い上げありがとうございますm(__)m
では早速宇佐川へ…ピョーン°゜°。。ヘ(;^^)ノ スタコラサッサ
でもアンプを買換えの方がいらっしゃるみたいなので
取り置きです…ピョーン°゜°。。ヘ(;^^)ノ スタコラサッサ
まっまさか買い替えなんて…アンプも良い艇だと思うんだけどな~。
わたしはもちろん買い足し!です(^。^)v
でもね~今はこの前見つけたインプレで…EZGに気持ちは傾いてます(^^;
経済状況も傾いてますけど(T^T)クゥー
おぉっ
リーン人生をマスターされたようですねピョーン°゜°。。ヘ(;^^)ノ スタコラサッサ