2/12 深入山

2006/2/14 ホーム登山

久しぶりに山口アウトドアのツアーに参加。
和田さんに会うのは大晦日以来？？

集合場所の戸河内ICに着く頃にはまだ時間があったので、ちょっと三段峡へ足を伸ばした。
雪の渓谷はとてもきれい。天気がよければもっときれいなんだけど。
スノーシュートレッキングにもいいコース。
落ちそうで恐いけど。
以前、フリートレックで行ったら怖かった。
スノーシューのような、滑らないものがよさげ。

三段峡を出る頃、和田さんから連絡が入り、集合場所が深入山になったとのこと。
戸河内ICに戻る前でよかった。
でも、コンビニに寄って水分を購入するつもりだったのだが、三段峡から深入山の間はそんなものはない。
自動販売機にあるかな？と期待しながら進む。

深入山が見えてきたときは、まだ太陽が出ていて真っ白な斜面を照らしていた。
美しい。
この、白い峰が太陽に照らされる瞬間が好き。
真っ白なのにグラデーションができるこの風景。
もしも、写真に収められたら・・・
そんな腕はなかった。

そういや深入山いこいの村に自動販売機があったと思い出し、安心して到着。
その頃には雪が降ってきたので、建物の軒下を借りてシールを装着。
集合はちょっと先の方の南登山口のあたりだったので、板をまたキャリアに積んだ。

集合場所に着くと、既にmojioさんが到着していた。
ほどなくして和田さんも到着。
その周りの狭いスペースには登山客と思われる車が数台停まっており、駐車は厳しい様子。
なので、やっぱりいこいの村からの登山となった。

出発の頃には吹雪。
こんなはずでは・・・と思いつつも、ナイキ アセントの高度計を合わせる。
カシミールで見たときは797mだろうと思っていたが、到着したときは801mだった。
前日の雄鹿原で合わせたままだったのだが、こんなに精度がいいとは！
ひとりニヤリとした。

中腹では、新雪が先行者のトレースを覆い隠すほど。
しかし雪はそんなに深くなく、セミファットの浮力では殆ど沈むことがなかった。
程よく歩きやすい。
急斜面で雪に蹴りこんで落としてみたりしたけれど、雪崩の心配もなさそうな感じだった。

スキー板を履くと重いけれど、持ち上げなくていいので返って楽なのかも。
しかし、スノーシューのトレースはシール板で登るにはつらい斜面についていた。
だからジグザグに新しいトレースをつけながら登った。

深入山にはニセピークがある。
ニセピークを回り込むと、やっと本当のピークが見える。
そこから最後の登り。
到着したときには結構疲れた。
これを一日に何度も登る人がいるとはね・・・
登りたい気分は十二分によくわかるんだけど。

ナイキ アセントの高度計は山頂の標識の数値から10mも違わなかった。
なんてスバラシイ！
高度計を高度計らしく使ったのは初めてだけど、これほど正確とは！
いやぁ、いい買い物をした。

山頂では顔が痛いほどの吹雪。
ニセピークとの鞍部あたりはそんなに風がなかったが、頂上は強風。
和田さんの雪洞で暖かい中華粥を頂いた。
いつ食べてもウマイ。

再び雪洞の外に出ると、かなり凍える。
このままだと凍死しそうだったので、一本滑ることにした。

山頂からニセピークとの鞍部まで滑ってみた。
大回りだけどテレマークターンも決まってうれしい。
苦労して登った斜面をあっという間に下りてきた。
なんとももったいない。
もったいないけど楽しい。
mojioさんはきれいなシュプールを刻みながら下りてくる。
いやぁさすが。

そしてもう一度山頂へ登り返した。
下りるのはあっという間なのに、登るのはなんてきついんだろう。
しかし、おかげで体はぽっかぽか。
寒さなんて全く感じない。

ザックを担ぎ、装備を固めて滑り始める。
やっぱりザックを担いだときの滑り方がイマイチ。
後ろに重心が行ってしまい、重心のかかった後ろ足が雪に埋まり、ひっかかり、転ぶ。
こけるときは全てこのパターンだった。
均等荷重だと、浮力が十分で板も沈まないのだろうか。
なんだかそんな気がした。
そういうとこに気をつけながら二本目行ってみようーなんて言いたいが・・・
再び登るほどの体力はない。

なんども転んで、何度も雪まみれ。
どんなにこけても全く痛くない。
起き上がるときは、なぜかニヤニヤ。
新雪の浮遊感と心地よい風。
いつしか晴れ間も見えてきていた。

たった一本のために登る。
貴重な一本を大事に滑る。
いいね～

テレマークスキー, 深入山, 登山