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10/10 西島野営場~次郎笈~剣山~一ノ森~見ノ越

 いよいよ最終日。2日目で行けなかった次郎笈と剣山、そして一ノ森まで行ってきた。11.5km。

 夜中に雨がざっと降って、でも朝になってたらまた快晴なんでしょ、なんて思ってたら少し雲が多い。ここからは朝日は見えなくて、塔丸の方が少し赤くなっていた。

 当初は山頂から雲海でも、なんて思ってはいたもののテン場に着いたときには既にどうでもよくなってきて、朝8時頃出発。濡れたテントは張ったまま、荷物を軽くして歩き始めた。

 とりあえず昨日やり残した部分を歩かなければ。トラバースしてきた道を再びトラバース。

 荷物が軽いと気分も軽い。

 落ち葉の道をひた歩く。

 大剱神社の方から大きな声が響く。修行の声かな。

 しばらく歩くと次郎笈がドォォォォンと姿を現した。紅葉の衣を纏った次郎笈はそれはそれは美しい。でもバックは青空がよかった。

 そうそれは二度見展望所のすぐ下だった。あぁ、二度見するわぁ~

 前日はガスの中になってた次郎笈。今度はこの尾根を・・・登らない。

 そう、またトラバースして裏から登らないと完結しないのだ。

 青空も覗くようになってきた快適な巻き道を選んだ。途中出会った方に三嶺まで縦走ですかと聞かれるが、いえカクカクシカジカでって説明するのが長かった。

 紅葉はやはり陽の光を浴びてこそ輝くのだ。

 この日のスタートはここ。やっとスタート地点に到着。テン場から2.7km。往復5km超が余分に追加された形になった。

 裏から次郎笈を見上げる。さぁ登ろう・・・

 の前に、ドーピング。道中ずっと、1日3本ペースで頂いた。

 ニセピークの道標がすぐそこ。

 既に多くの登山者が山頂にいらっしゃった。ともあれピークに到着。次郎笈、ゲットぉぉ

 少し向こうへ行って、剣山がガスから抜けるのを待った。

 華麗なる剣山と一ノ森へと続く尾根。あの道を歩こう。

 次郎笈からジロウギュウ峠を経て剣山へ。

 何度も何度も振り返る。やっぱカッケーな

 少し登っては

 次郎笈を振り返る。アンタまじカッケー

 剣山山頂に到着。

 腹減ったので木道の途中にあるベンチで休憩。多くの観光客でごった返す。

 行動食には薄皮つぶあんぱん。消費期限が切れとった。十分安全を見込んだ期限となっとります。ゆっくりしてたらとなりのベンチにバズーカトークの関西弁おばちゃんがいらっしゃったので撃退された。

 剣山本宮のご本尊かな?

 剣山頂上ヒュッテ。

 本宮で神主さんから祈祷を頂いている方々も。

 木道を歩いていざ一ノ森へ。

 木道が切れた先に登山道が繋がっている。

 二ノ森付近だけこんもりとした森になっている。

 二ノ森の神社。こういう小さい神社があちこちにたくさん配置されているようだ。

 二ノ森の先は割りと急坂でロープも配置されていた。

 このあたり苔むした感じがとても美しい。もののけ姫のこだまっていう白いちっこいのがおったやん?あれのコロコロロンっていう音が聞こえたよマジで。ていうか鳥かなんかの声?

 一ノ森と剣山トラバース道との分岐点。

 殉難の碑があって、新田次郎の名前が刻まれている。どういうこと?

 裏側に回ってみると、測候所の復旧作業で雪崩のため殉職された方を悼む碑のようだ。こういう方々のおかげで今の気象があるんだよね。ご冥福をお祈りします。

 ヒュッテ直行路と山頂直行路の分岐点。コーヒーがあるですと!?でもまずは山頂へ。

 一ノ森山頂。次郎笈もよく見える。

 三角点は少し先だそうなので、ちょっと行ってみた。

 こっちが三角点。

 こっからの景色が一番いいかな。この先槍戸山の先へと登山道が続いている。まだ歩きたいけど、もうやめた。

 改めて、二ノ森は森の山だなぁ。

 一ノ森ヒュッテに寄ってみることにした。

 さっきから気になっていたコーヒーを頂いた。ここで三嶺の13人遭難の話を聞いた。無事だったようでよかった。僕ももし遭難したらココ数年ちっとも山登ってない初心者同然なのに登山歴十数年のベテランみたいに言われるのかもしれないとか考えると絶対遭難しちゃいけないと思う(そこ?)。

 コーヒーを頂いている間に結構ガスが出てきた。帰りは山頂に登らず、東側の巻き道を進んだのだが・・・

 なにこの巻き道。いちいち風情がありすぎるんじゃー

 滝があるかと思えば穴吹川の源流だそうだ。ここから穴吹川が流れて吉野川に繋がって海に流れているんだねぇ。

 行場のガケ。行場というからには、あの壁を登ったりするのかなぁ。

 しばらくいくと、刀掛の松のところでメインルートと合流。

 見上げる剣山は紅葉がきれいだった。

 あきらかに登山じゃない人たちと一緒にメインルートを下って行くとリフト乗り場が見えてきた。

 朝は開いてなかった売店が開店していたのでちょっと寄ってみた。

 アイスクリンを食べた。ウマー

 テン場に戻った。すっかり乾いていたけど回りに鹿のフンの黒豆が増えていた気がするなぁ・・・。

 再び重い荷物を背負って下山へ。

 リフト下はトンネルになっている。

 リフトで下りていく人が多いからか、下山道は人が少ない。

 剣神社で無事下山を報告した。でも家に帰るまでが遠足ですっ

 見ノ越へ下りてきた。もう二度と歩きたくないとか思ったけど、下ってくるとまた歩きたくなるなぁ。今度は見ノ越から亀尻峠まで。いつか、できるかなぁ。

 下山したらコーラ飲むよねぇ。文明の味だよねぇ。

 通勤1号も無事待機してくれていた。さぁ、壮大な前フリは終わって、こっから本番のダウンヒルぅぅ!

 深い谷を下っていく。でも道路の舗装が悪くて小径にはキツイ。荷物が重いし、ハンドルをしっかり握ってないと振り落とされそう。ゆっくりゆっくり下った。

 名頃到着。ほぼずっと漕がずについた。

 通勤1号をドックイン。登山靴も脱いじゃってすっきりさっぱり。

 いやしの温泉郷へひとっ風呂浴びに行った。

 そこでそば天を頂いた。ここで食べといて正解だった。その後数時間食事があるところを見つけることがなかった。

 行きはグーグル先生の言いつけをやぶって大変なくねくね道を通ったので、帰りはグーグル先生のいうとおりに行ったらとんでもない道に連れていかれた。国道439号線の京柱峠。どうやら「酷道」として有名なところだったと後から知った。

天狗塚・三嶺・剣山トレッキング
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コメント

  1. fusai より:

    レポートありがとうございました。
    良い景色をしっかり楽しませていただきました。

    はるかな笹尾根がたまりません。歩きたくなります。
    いつかは三嶺までの縦走してみたいものです。

    途中は自転車でつないだんですね。
    酷道お疲れ様でした。あそこでくだりはさぞ怖かったでしょう~

  2. mouji より:

    剣山縦走完結オツカレサマ~!
    やっぱ魅力的なロングトレイルだね。
    小屋、テン場情報がありがたい!!
    いつか縦走しますね。

    下山したらコーラ・・・飲んじゃうよね~♪
    なんでだろうねえ。
    赤い自販機を見たら、
    山での清々しい生活を忘れて吸い寄せられちゃうよ♪♪

  3. quickturn より:

    fusaiさん:
    笹尾根見たら歩きたくなりますよね~
    縦走するなら剣山からの道がいいですね。
    そうすると自転車回送だとヒルクライムになりますが・・・

    酷道はガソリンもなくなってくるし動物は駆けまわるし恐怖でした。アプローチするなら小歩危大歩危と道の駅にしいやの道がいいのかもしれませんね。

  4. quickturn より:

    moujiさん:
    テン場といえば、白髪小屋のまわりもテン泊指定地だったと思います。アイランドホッピングならぬテン場ホッピングもおもしろいですね~
    fusaiさんも一緒に縦走しましょう~

    コーラ、moujiさんは黒いやつなんですよね。やっぱ赤じゃないと~♪

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