quickPCレスキュー隊 起動できません編
今度はちっち家のパソコン。起動すると一瞬ブルースクリーンが映ってすぐ再起動してしまう。その前になにやらロードしていたようなのでハードディスク不良ではないのかと思ったが・・・。今回は手ごわかった!
起動ディスクもないし、その場では対処できなかったので持ち帰り対応にした。
まずはブルースクリーンの内容を確認しないことには始まらないのだが、一瞬にして消えてしまうのでかなりの動体視力または速読術がないと読み取ることは不可能。仕方がないので動画にしてみた。
そしたらなんとか読み取れた。"UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME"。結局ハードディスク内のデータが破壊されているらしいということで、チェックディスクをかけてみることにした。
回復コンソールで起動すればいいのだが、Windows XPの起動ディスクがないしリカバリディスクもない。ググッてみると、CDブートの回復コンソールディスクを作るという記事が紹介されていたので参考にさせて頂いた。ありがとうございました。
無事回復コンソールで起動できたのだが、chkdskコマンドを使ってみると「autochk.exeが見つかりません」とかおっしゃる。仕方がないので手元のPCからautochk.exeをコピーして、autochk.exe込で起動ディスクを作り直した。
chkdskをフルオプションで実行すると、ある程度まで進むがパーセント表示が殆ど変わらないように見えるからといってここでリセットしたりするとよくない。
実行時間は一昼夜に及んだ。その後無事Windows XPが起動した。のだけどメッセージが所々欠けていたりExplorerが起動できなかったりした。Explorerが起動できないとスタートメニューも使えないのでアプリケーションが起動できないのだが、覚えておくと便利なのが、タスクマネージャから任意のアプリケーションを起動できるということ。何かの拍子にExplorerが強制終了してスタートメニューもデスクトップも起動できなくなったら、とりあえずCTRL+ALT+DELからタスクマネージャを起動してExplorerを起動してやるとよい。
その方法でコマンドプロンプトを起動し、あちこちのフォルダを漁ると、スタートメニューのフォルダにリカバリのメニューがあった。どうやら、このPC(NEC製)は"NEC-RESTORE"という隠しドライブの領域にリカバリイメージを持っているようだ。それを使って初期化するとうまくいったらしい。どうやらここは壊れていなかったみたいだ。
それでうまくすっきり起動できるようになったのでサービスとして(?)各種アップデートを組み込んでいたら、インストーラがファイルがないというエラーを吐き出すようになった。エクスプローラで見るとファイルがあるのにインストーラはないという。そのファイルを別のソフトで開こうとすると確かに開けない。これはディスクの不良が原因でファイル破壊が進行している兆候である。
許可を得て新しいディスクを購入。しかし当然そのディスクにはリカバリ領域がない。移す方法はいろいろあるようだがAcronis True Image Homeを使って古いディスクから"NEC-RESTORE"の領域のディスクイメージを作成し、新しいディスクの末尾へ書き込んだ。
このNECのPCは起動時にF11キーを押すとリカバリ領域からブートできるようだったのでそれを使ってイメージ回復。なんとか復旧できた!
PCを買ったら起動ディスク・リカバリディスクは作成しておきましょう。