• このエントリーをはてなブックマークに追加

2/7 竜王山~立烏帽子~池ノ段~御陵

 2/7は、比婆山中を彷徨ってきた。スノーシューとうろこ板のいいとこ取りで結構歩いた12.6km。いやゲレンデを滑ったりしたから実際はそこまで歩いてないけど。

 初めてのピークを踏んで初めてのルートを歩いてガリガリ雪に敗退したなかなか濃いツアーだった。


 少しスタートが遅くなってしまったが、エスケープルートが大量にある比婆の山。どうにでもなるので、ともかく歩き始めた。

 今回は六ノ原から立烏帽子までの尾根ルート。雪の登りで使うのは実は初めて。一応「下見」ということで・・・。

 尾根の上に上がるまではゆるやかで広い登山道なので、うろこ板に任せて歩いた。スノーシューと違って足を上げなくてもいいし、シールほど抵抗がないし、ここはうろこ板が一番!

 しかしトラバース道は完全に雪の下で斜面になっているし、そこに倒れ掛かった木や枝が進路を妨害するので結構こわい。そこはスノーシューの自由度が欲しいところ。

 というわけで、稜線に出たところでスノーシューに履き替えた。雪庇が張り出していて、少し内側を歩く。

 いつもは雪庇を避けてショートカットするところだけど、敢えて様子を見に稜線沿いを歩いてみた。

 スノーシューといえどこんなトラバース道は苦手。ななめっぱなしは足が疲れる。グリップとかは心配ないのがスバラシイ。

 やっぱり雪崩れた絶壁の上の登山道を、背負ったスキー板が枝にひっかからないように木の下を這いずりくぐるというのはオソロシイ。ここはやっぱりショートカット道がよさそう。

 なんだかんだで立烏帽子駐車場。えらく時間がかかってしまった。

 再びうろこ板に履き替えて、まだ行った事のない竜王山へ行ってくることにした。

 やっぱりななめってるけど傾斜はゆるくていいクロカンコース。歩き滑りですいすい進むうろこ板がちょうどいい。

 途中で車道と合流して肩の広場に到着。ここまで尾根の西側。

 写真だと全然区別付かないけど、そこから尾根の東側を通って、竜王山駐車場&キャンプ場。

 そっからちょっとで竜王山の山頂へ。

 のっぺりした山頂からのパノラマ。立烏帽子・池ノ段・福田頭などが見える。

 帰り道は山頂から滑ってくるとさきほどの肩の広場に出てきた。その後車道と登山道とに分かれるけれど、さーっと滑ってきたら危うく車道に入り込むところだった。

 再び立烏帽子駐車場の避難小屋に戻ってきた。やっぱりスキーは早いなぁ。

 しばらくパスしていた立烏帽子山に久しぶりに登ることにした。スノーシューに履き替えて、急な斜面を登っていくと、生うさぎ発見!雪山では足跡はいつも見かけるのに姿を見たことがなかった。生うさぎを雪山で見たのはなんと初めて!

 ひぃひぃ言いながらなんとか立烏帽子山に到着。比婆山系で最も高いところだけあって、最近スルーしていたらなんだか不足感があった。たまには登らないとね。

 山頂はちょっと馬の背っぽくなっている。そういえば雪があるときに登るのは初めて。こんなになるんだなぁ。

 ちなみに雪がないときはこんな感じ。

 池ノ段方面を眺める。西側斜面は滑れそう。南側は斜度がきついので雪崩れそう。

 鞍部から登り返して池ノ段分岐から吾妻山を望む。よく見ると斜めにトレースがついていた。最近は休暇村までの道が除雪されないので、六ノ原から烏帽子山経由などで行かないといけなくなった。身近な山から遠い山に変わってしまった。

 先ほど歩いてきた立烏帽子山と竜王山を眺めた。

 ここに池ノ段の標識があるんだけど、地形図で見るとやっぱりもうちょっと南が頂上の様子。

 というわけで、ちょっと南まで歩いてきた。本当はここで何本か滑るつもりだたけど、時間切れ。諦めた。

 諦めてもまだ先は長いので、とりあえずどーっと降りた。越原越でエスケープもできるけど、まだ余裕があったので御陵へ登り返すことにした。

 このあたりで青空が出てきた。青空に映えるブナ林がきれい!白と青とブナの世界。

 御陵付近までくると雲ひとつない青空になった。なんと美しい!

 門栂も看板も結構埋まっているみたい。積雪1m程度かな?

 御陵山頂の碑も雪の中。

 ちなみに雪がないときはこんな感じ。

 御陵からスキー場まではすぐ。ちょっと技術的に滑れそうになかったのでスノーシューで下りて、ゲレンデトップでスキーに履き替えた。

 ところがゲレンデは完全にガリガリで全くエッジがかからなくて、横滑りしてまともにターンができなかった。自分の技術を棚に上げ、やわらかい(というか寧ろペラペラな)うろこ板ではムリなんだということにして、ゲレンデの端っこのもっさり雪を使っておそるおそる下りた。

 今回はGarmin Oregonを初めて使った。ショルダーベルトにDigi Stowをつけてその中に放り込んだ。尾根沿い中心だったせいもあると思うけど、林の中でも全くロストすることがなかった。グローブしたまま操作できるのがいい!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. fusai より:

    雪山と春山の比較が面白く、ほ~!とか言っちゃいました*^^*

    生ウサギも! 見てみたいなぁ

    雪の世界をゆっくり堪能。
    理想です。

    明日はどこかな?

  2. quickturn. より:

    お、そんじゃ明日はこの前行かなかったあそこに行きますか?
    生うさぎ会うかなぁ?

  3. mouji より:

    いい山だね~!!けっこう雪が残ってるのでビックリです。
    ずっと雪が付いてたら,最高のツアーだね。竜王山もいい感じ!!寒波がきてくれるといいなあ~!

  4. fusai より:

    今日は春山?を楽しんできました。
    すっかり山の色が春らしく変わりつつあります。

    でも、でも!
    雪が残っているうちは、白の世界を楽しみたいですね。
    どこかいきましょうか?

  5. quickturn. より:

    moujiさん

    雪はガチガチでしたけど量はまだまだありました。
    これがさらさらふかふか雪だといいんですけどね~。

  6. quickturn. より:

    fusaiさん

    2月って言ったらまだ冬だったんですけどね~。
    時代は変わりました(?)
    どこか雪山行きましょう~
    季節モノだから旬なうちに!

WordPress/Twitter/Facebookのアカウントも使えるようになりました。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください