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しまなみ海道キャンプツーリング(2)

逆光きらきら

 二日目は正午を回るまで殆ど移動できないというハプニングがあったりしたけど、なんとか予定通りキャンプ地までたどり着いた。

 予定通りだけど、移動距離はわずか43km・・・。まぁヘタレツーリングはこんなものよね。


干せ

 なかなか冷えた朝。まったり朝飯を摂って、日が差すのを待った。すっかりいい天気でからっと晴れた。暑いくらい。夜の寒さで結露しまくりのテントもすぐ乾き、乾いた頃にまったり出発。

 もうすぐそこは海。ほぼ満潮で、砂浜がすっかり海底に。でも水質がいいようで、底までくっきり見えた。

パッキング

 しっかりパッキングを終えて、いよいよ2日目スタート。今度はどんなツーリングになるだろう。

キャンプ場

 そこから再び橋の上へ登る。この登りさえなければいいのだけど・・・。橋の上からキャンプ場。なかなか快適なところだった。車が入って来れないって、イイ。

道の駅から

 登り途中に異変に気付いた。タイヤの空気が抜けている。ていうか出発前に気付けよってね。見てなかった。前日の朝も空気が抜けてたっけ。スローパンクチャーか。すぐそこにあった道の駅で空気を入れた。

コーラうめぇ~

 みんなでコーラタイム。こういうときに飲むコーラはなぜかウマイ。「コーラうめぇ~」と海を見ながら飲み干した。

爆発

 さぁ出発、と漕ぎ始めたところでボンッとかなり激しい爆発音。遠くにいたご婦人も振り返るほどの大きな音だったけど、本人は「またか」と慣れたもの。ちゃっちゃとタイヤ交換した。前輪も同じような場所が同じように裂けていた。前輪のこともあったから、そんなに高い空気圧はかけてないと思うんだけど・・・。

 ていうか、Vブレーキって広げられるんだ!この時初めて教えてもらって知った。今まで空気抜いてからブレーキの間を通してたのに・・・。これだからシロウトは・・・。ハハハ

 「もう、MTB"ルック"車だから」なんて罵られるので「違う!自転車ルック車だ!」と言い返してやった。自転車でもないんかい。とりあえず前輪のときのようにはリムが曲がったりしてなかったので安心した。これで、元からついていたチューブは前後とも交換になった。もう安心だろう。ホントか?!リムが悪いんだったら再発かな。

 念のため近くにあったホームセンターで次のスペアチューブを入手して、もう昼だったのでコンビニで朝食を調達して、再スタート。伯方島はごく一部の5km程度しか通らないのであっという間に次の橋へ。

大三島橋から多々羅大橋

 大三島橋に登ると、そこからそのさらに次の多々羅大橋が見えた。うーん、あそこまで漕ぐんだ・・・。ていうかまだそこもゴールじゃないし・・・。

大三島橋

 大三島橋はしまなみ海道の橋の中で最も古いらしい。確かに古そうなアーチ橋。ところどころ錆が出ている。

逆光写真家

 Kさんが停車して写真を撮るときはいつも逆光。なのでいつしか「逆光写真家」と呼ばれるようになった。ここ鼻繰瀬戸は、潮流が最大8ノットを超えるそうな。この逆光写真でも潮流の雰囲気がちょっとは伝わるかな?いつか漕いでみたいわ。カヤックで。

あずまや あずまやから大三島橋

 橋を渡り終えてちょっといくと、ちょっとした激しい登りがあって、その上にあずまや完備の展望台があった。ここから橋を眺めながら昼食ということにした。

大三島から多々羅大橋

 大三島はずーっと快適な平坦路で、わずか30分で駆け抜けてしまった。橋の出入り口を除いて坂がない。

ここです免許証

 「ここです 免許証」む、よくみると教習所か。運転免許センターかなにかと思ったのに。

坂を上ると多々羅大橋

 元・世界一の斜張橋、多々羅大橋に辿り着いた。しまなみ海道の橋の中で最も美しい橋ではなかろうかと。斜張橋ってキレイ。人間の技術ってすごいなぁと思う。そして美しいと思う。返せない借金抱えて作っていいかどうかは別として。

橋から海

 下を覗くと渦を巻いていた。小さいけど。よく見ると、エディラインに渦が巻いているようだった。流れてるんだなぁ。

見上げたもんだ

 橋塔を下から見上げる。あの迫力はこの写真だけ見ても何がなにやら・・・。やっぱり写真では表現できないわ。

多々羅鳴き龍

 橋塔の下に、拍子木が置いてある。拍子木や手を叩くと、橋塔に反射した音が不思議な共鳴をする。これを「多々羅鳴き龍」と呼ぶ。散々叩いたり叫んだりした。オモシレェ。こんなのがあったなんて。自転車で来ないとわかんない。

逆光写真家

 ほらね。さすが逆光写真家の目の付け所。漏れなく私も同じところで写真撮るわけですが。

 このあたりでペダルがきこきこ言い始めた。鳴き龍がついてきたということにした。写真を撮ったりして遅れても、キコキコ言うので振り返らずとも追いついたことがわかり、重宝された。鳴き龍よ。ありがとう。

伯方の塩ジェラート

 さてやってきたのは生口島。ここもずーっと平坦路で走りやすい。でも、自転車道に指定されている歩道はタイル張りのところがあってちょっと走りにくい。自転車道なのに・・・。

 Nさんがなぜか事前調査してきたらしい瀬戸田ドルチェでジェラートを頂いた。やっぱり「伯方の塩」味で!伯方島は過ぎてるけど。でもいろいろあって迷った。Kさんはジェラートぜんざいを食べていた。うまかったらしい。ジェラートは通販もあるらしい

生口島を行く

 平坦路なんだけど、自転車通行帯はほぼナシ。一部、穴が開いていてあぶなっかしいところがあったのでご注意を。

生口橋

 見えてきたのは生口橋。こっちもミニ斜張橋。ミニって言ってもデカイ。今まで通ってきた島と違って、対岸に見える因島は随分と都会に見える。デ○デ○もあるし!

生口橋

 やっぱり元・世界一の橋と比べるとスケールは小さい。

生口橋

 ここには鳴き龍はいなかった。いや、ペダルにはずっといた。うるさいほどだった。「これだからMTBルック車は」とまだ言うので「自転車ルック車だってば」と言い返してやった。ペダルを買い換えることを決意した。やっぱり13,800円分は使い果たしちゃったんかな。

生口橋をあとにする

 既に午後3時を回った。急がなければ。また逆光だし。

ホットスパー

 割と平坦な、しかし車の往来が増えた車道を快調に飛ばしていった。途中、自転車道は山越えのため、海岸線を通る道を選んだ。その交差点に、ホットスパー!宮崎でしか見たことのなかったホットスパーがこんなところにあったなんて!でももう閉店している模様。ホットスパーにもいろいろあったらしい。

101km

 そんなこんなで自宅を出てから100kmを超えた。二日目なのに、TIME-MOVINGはまだ6時間(フェリー含まず)。そんなもんかぁ。

 キャンプ地になんとか暗くなる前に辿り着いた。ちょっと探すとコンビニ風酒店があり、そこで食料を調達。地元の方によるとキャンプしてもいいということだったので広いエリアの狭い範囲で夜の宴を・・・。ご飯炊いてカレー食った。ガソリンストーブでも昨夜よりはうまく炊けた。レベルアップ。スクランブルエッグもうまかった。

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