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しまなみ海道キャンプツーリング(3)

逆光写真家

 しまなみ海道区間もほぼ終えて、帰宅への長い長い道。この日が一番長かった池中玄太80km。


 暖かいシュラフの中から出るのはちょっとつらかったが、トイレに行きたくなったので頑張った。他のメンバーはまだ就寝中らしい。やっぱりフライシートは結露でぐっしょり。こりゃ大変。

 用を足した後、もう寝るほどでもなかったので、みんなを起こさないようにフライシートを外した。みんな寝てるのに自分だけ起きてるって、かなり違和感がある。いつも最後に起きるからだ。

 外したフライシートとシュラフを高台へ持って行って、早くから日が当たるところへ干した。乾くまで随分時間がかかった。目の前の海峡を行く大型船の速いこと・・・。ここもかなり流れているようだった。

キャンプ場

 お世話になったキャンプ場はなにやらイベント会場になるらしく、朝から準備が始まっていた。大量のバーべキューコンロやその他もろもろが運びこまれていた。

因島大橋の中身

 湿ったテントを乾かし終えて、片付け終わって出発したのは既に10時半を回っていた。まずは因島大橋を渡った。これがしまなみ海道の最後の橋となった。

 今までと違うのは、橋の中を通過するということ。上を自動車が走っているらしい。自転車の道が区分けされて用意されていたが、そっち側は歩行者が歩いていて通ることができなかった。

因島大橋

 関門橋に良く似た雰囲気の吊り橋。もう何がなんだか麻痺してしまって小さく見えてしまうけど、その昔、東洋一長いと言われたあの関門橋よりも長い橋だった。ちょっとですけど。

 渡り終えたそこは向島。ここも殆どが快適な平坦路だった。釣の人が5万人!思わず釣られそうになった。道路っぺたで釣ってるから竿尻を踏まないかとヒヤヒヤ。

 途中コンビニで昼食を確保して、街中を走る自転車道のマークをくねくね辿っていくと、そこは渡船乗り場。

渡船

 渡船は70円だったかな?たくさん会社があるようだけど、適当に辿っていってたどり着いたコレに乗った。なんでも、向島と尾道の間の尾道大橋ってのは危ないので自転車は通るべきではないということで、渡船が自転車道の一部のようになっているのだった。

 乗り込むと、自転車のそばで立ったまま待機。すぐに出発。ていうか目的地はもう見えてるし。乗る前に代金払っちゃったけど、出発してから自動車のドライバーから徴収してまわってた。

前後対称渡船

 で、あっという間に到着~。この渡船は前後どっちにもいけるらしい。ていうかこんな感じのフネはあちこちにあった。最初は珍しいと思ったのにあまりにあちこちで見かけるので希少価値もなんもなし。海上交通の瀬戸内海ならではか。

途中休憩

 そこから先は国道をひた走る。海沿いなのに潮の香りどころか排気ガスと工場の油のようなニオイで興ざめ。自然から離れた遊びっていうのはまぁこんなもんか。

因島大橋遠景

 随分と遠くに見える因島大橋。あそこから漕いできたんだなぁと感慨深い。でも漕いだ距離は20kmほどなのに、直線距離で5kmなのね。すぐそこだった・・・。遠くに見えるのになぁ。

脇道を行く

 しばらく行くと国道の脇に道路があったのでそっちへ入った。車が少ないところがいい。

とるぱ?

 大きな国道を避け、海沿いの道を選んだ。ガンガン走っていくと、途中の駐車場になにやら見慣れない看板があった。写真を撮るパーキング「とるぱ」ですと。

 家に帰って調べてみると、国土交通省がやってる施策らしい。

 錦帯橋付近にもあるようだった。ていうか山口の登録は結構多いみたい。今度探してみよう。

とるぱで撮る

 で、その「とるぱ」にて撮ってみた。やっぱり逆光写真家だった。きっと夕日の頃はさらに美しいんだろうね。

進め進め

 すすめーすすめーものどーもー

 シーカヤックで漕いだことのある島を横目に進んでいった。知ってる島が見えるとなんとなく帰ってきたっていう気になるけど、まだまだ先は長かった。

頼山陽像

 親近感の湧くグレートフルヘッズな頼山陽先生の像の前で休憩。まだまだ先は長い・・・。しかも登り!

 往路に通ったグレートな下りをずーっと登ると大変なので、また別のルートを選んだ。これも下見済み。細い林道をゆるやかに登って、最後に一気に登るルート。でも、細い林道だけに、暗くなってからだったから途中で道を間違えそうになった。いかにも車が通ってなさそうな枝が転がったような道だったのですぐに気がついた。ナニカにミチビカレテイタノカモ・・・。

ゴール!

 やっと集合場所のLAに到着!いや~長かった!すっかり暗くなったけど、まだ6時半。でも自宅まであと4kmありますから~!

 やっぱり自宅からだと2泊3日は必要な距離だった。最初は2日で行けるだろとか行ってたけど、初日のキャンプ地があそこではダメだし、初日にしまなみ全部渡り終えるくらいじゃないとダメだし、早朝のフェリーに乗るくらいじゃないとダメだった。全くいい加減な計画だったけど、楽しかった。

反省

  • 鳴き龍がついてきたペダルを交換する。
  • 安い自転車は安いなりだった。
  • 寝袋は大1枚より小2枚の方がパッキングしやすい(今回大1+小1だったけど)
  • 小物をポンと入れとけるものがあると便利(フロントバッグかな)。
  • マップケースもあった方がいい。
  • ていうかいいチャリほしい。
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