「 錦川ネタ 」カテゴリー

国道2号-国道187号通行止解除

 台風14号の被害によって通行止となっていた岩国市から美川町にかけての国道2号、国道187号は、9月14日午前6:00に通行止が解除されたようです。

 ただし、岩国市抗名~錦町出合間は大型車通行止、187号各地で片側交互通行制限は継続中。

 最新の情報は、山口県土木建築部 道路整備課台風14号に関する道路規制情報及び岩国市周辺道路規制MAPをご確認ください。

台風14号・岩国の被害は

TYS NEWS CATCH 05/09/13
台風14号・岩国の被害は

http://www.tys.co.jp/news/20050913.html

今回の台風で岩国市は冠水など多くの被害が出ました。井原市長は情報の把握が遅れたことなど、機動的な対応が出来なかったとし、防災態勢の見直しを検討したいとしました。=岩国市井原勝介市長「出遅れた感は否めないと思います。そういう意味ではいずれも反省すべき点はたくさんあるだろうと思います。そういう意味でこれからの対策にまた生かしていかなきゃいけないと」=岩国市の井原市長はきょう会見し、各地の出張所の職員らが住民の避難誘導などに追われて本庁への報告が遅れたため機動的な対応が出来なかったと初動態勢の不備を認めました。今回の台風14号で岩国市では郊外を中心に壊滅的な被害を受けました。浸水被害ではきのうまでに床上浸水が1299件、床下浸水が665件報告されています。会見に続いて井原市長は冠水した地域の視察を行い復旧状況の確認などを行いました。このうち校舎の1階部分が冠水した市立杭名小学校では冠水でゆがんだ床板などの改修工事に向け作業が行われていますが復旧のメドは立っていません。岩国市ではきょうから市役所コミュニティ課内に被害についての相談や復旧支援融資の紹介などにあたる台風14号被害の総合相談コーナーを設け相談に応じるとしています。問い合わせ先は岩国市コミュニティ課で、電話番号は0827・29・5017です。

 床上浸水は岩国市1,299に対し美川町は172。なのに、今も多くのボランティアを必要としているのは美川町。同じ床上浸水でも、泥の流入量が違ったのでしょうか。美川町は家が川の中に入ってしまった、岩国市の多くは水が溢れて浸水した、そういう違いがあるのかもしれません。岩国市の方は見ていないのでよくわからないのですが。

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美川町災害ボランティアセンター 物品のご支援を募集しています

http://yellow.ap.teacup.com/mobarrr/3.html
あわせて、物品のご支援を募集しています。

スコップ(角、剣)
土嚢袋       
デッキブラシ    
一輪車(猫車)   
オスバン      
長靴
スポーツ飲料

扇風機 (被災者に差し上げます。)

上記物品をご提供くださる方を募集いたします。
(使用後に返送は出来かねます。ご了承ください。)


美川町災害ボランティアセンター 宛て
郵便番号 740-0502
住所  山口県玖珂郡美川町大字四馬神1057
電話番号  0827-76-0077
オスバンというのは、殺菌消毒剤です。

美川町災害ボランティアセンター公式BLOG

台風14号水害対応山口県美川町災害ボランティアセンター公式BLOG
http://yellow.ap.teacup.com/mobarrr/

 美川町の今、そして、ボランティアの活動を知るには、こちらのブログが最も詳細だと思います。

カヌー工房 全壊

 椋野の錦川カヌー工房は通りすがりに見ただけですが、全壊のようでした。錦川に何度も行っていながらここへは残念ながら立ち寄る機会がありませんでしたが、早期復活をお祈りします。

携帯電話への台風の影響

 山口県内では、携帯電話キャリア各社の携帯電話は通じるようになったようです。つながらなかったら、もとからつながらないエリアだったか、電源を切られているか・・・

錦川鉄道 運転再開

山口県 緊急災害情報 - 公共交通情報
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/shobo/disaster/disaster.htm

鉄道運行状況

錦川鉄道 運転再開(12日始発から)

 かなりひどい土砂崩れがあったようでしたが、再開が早かったですね。道路が通じていない今、錦川鉄道はとても重要な交通手段です。また、今の錦川を見ることができるのは、錦川鉄道だけでしょう。

台風14号の被災者支援のための義援金の受付けについて(山口県)

http://www.pref.yamaguchi.jp/gyosei/koho/houdou/200509/002441.htm

1 目的

 9月6日の台風14号により被害を受けた被災者への支援のため、日本赤十字社山口県支部、山口県共同募金会及びNHK山口放送局で義援金の受付を行う。

2 主催

 日本赤十字社山口県支部、山口県共同募金会、NHK山口放送局、NHK厚生文化事業団、山口県

3 受付期間

 平成17年9月12日(月曜日)から10月11日(火曜日)まで

続きは山口県のページをご確認ください。

選挙費用の764億円の一部でも、議員年金の一部でも回してもらえれば、きっとかなりの被災者が助かるのでしょう。

南桑は大丈夫

橋の下


 わかりにくかったので橋の下の様子をもう一度撮影しなおした。

堆積
 下流の方は、山のようになっている。

 まだ、水の色は抹茶色。ただ、水量は徐々に徐々に減ってきている。 やっぱり和田さんより先に到着したので、とりあえずライフワークのフェンスの草取りを始めた。和田さん達が到着してからは、無事な家財道具を和田さんの車に積み込んだあと、倉庫の泥を掻き出す。昨日より手伝いの人数が多いのであっという間。

 途中で抜けさせてもらって、診療所へ行ってみた。一応、今日も来るように言われていたので行ったけれど、足の傷はもう問題なし。昨日の貧血症状のことを話してみるが、どうも薬の影響ではなかったようだ。ただ単に体調が悪かっただけのようで。

 そのついでに、小学校の様子を見てきた。もう殆ど作業していない。大方の作業は済んでしまったようだ。すばらしい。明日からの開校に間に合っている。中庭に出された小物は、きっと生徒が明日以降きれいにするのだろう。その後、泥掻きを継続。ひと段落ついたところで、昼食をとる。

 昼食後、外回りの洗浄をみんなでやっていたが、ちょっと人が溢れている状態なので、ライフワークを続けた。フェンスがすっかりきれいになった頃、外回りがきれいに磨かれているのを見た。すばらしい。泥にまみれた庭が、コンクリートの地肌が見えて、きれいになっている。もう、和田さん宅はあとはプロの仕事。リニューアルオープンも近いだろう。

 床上浸水どころではない、土砂災害だった南桑。行き交う人はかなり疲れた様子。だけど、もう、南桑は大丈夫。もちろん完全復旧まではまだまだ時間がかかるし、明日以降もまだボランティアを必要としている状態。だけど、これだけ町内の結束が強ければ、南桑はすぐに復活するだろう。都会だったら、こんな風に回復できただろうか。

やさしくすれば こたえてくれるよ 錦川

南桑の今

橋の下

 カヤックを載せずに美川町へ来たのは何年ぶりだろう。深夜、結局南桑まで入った。惨状とはこのことだった。ライトに舞う土埃が照らされ、道端には土砂が積み上げられ、また家屋は崩れているところもある。暗闇の中、自衛隊がまだ作業をしていた。歩道や道端に溢れた、汚れた家財道具やゴミを、全て撤去していたのだ。作業は明け方にまで続いた模様。

わかば台に車を停め、夜を明かす。午前3時頃雨が降り始めた。その後、断続的に降った。朝、目覚めて、いつもの橋の下を見て驚く。土砂が今までより1m程度堆積していた。どれだけの土砂が流れてきたのか。これだけ堆積しているということは、水が引いたときには河原からの高さが結構あるのか、それとも川幅が狭くなっているのか。南桑のゆったりとした流れが、台風のせいで激しい瀬になっている、という可能性もなくはない。今、河原へ車で下りるのは例え四輪駆動の車でもやめておいた方がいい。

柵  ニュース映像で見た、歩道に堆く積まれたゴミは、朝、すっかりきれいになっていた。自衛隊パワー。深夜の作業、大変だっただろう。柵に草がたくさん挟まっている。今では数mも下の水面。一体どこからそんな水が流れてきたのか。想像を絶する。

 和田さんが到着するまでの間、宅急便と郵便が届いたので代わりに受け取った。こんな状況でもしっかり届くなんて、すばらしい。特に、バイクでの郵便配達は、土埃を巻き上げ、排気ガスを放出しながら走るトラックの後ろを走っていたりするのを見ると、とても大変な仕事だと思う。

 和田さんの家の床を剥ぐ。そこには、大量のヘドロが溜まっていた。床を剥いでは、泥を掻きだす。釘で打ち付けられた板をはがすときに、釘のついたままの板が足に落ち、釘で腿を刺してしまった。おそらく雑菌が大量に付着しているだろう釘に刺さったということで、念の為、臨時救護所へ行ってみた。3人に取り囲まれ、治療をしてもらった。ちょっと消毒してもらえればと思ったが、注射を2本打たれた。破傷風の予防のための筋肉注射は、痛いといわれたが、全くの無痛だった。薬ももらった。昼に早速飲んだ。

 その後作業を続行するも、途中で気分が悪くなった。貧血のような症状で、ちょっと休む。薬が回ったのか、ただの貧血か。しばらく休憩すると、まぁよくなった。1日目からこんなんじゃ先が思いやられる。自分自身が被災者だったら、これを毎日続けなければならないのだ。これがどれだけ大変なことか、ニュースで見るだけでは決してわからない。実際、わからなかった。

 今日お手伝いに来ていただいた方は、たくさんの道具を駆使していた。チェーンソーまで登場。こういう状態で何をすればいいのかを知っている。また、そのための道具を持っている。一朝一夕では用意できないし、何を用意すればいいのかがさっぱりわからない。そして、そんな風に助けに来てくれる人がいる、やはりそれは和田さんご夫婦の人柄だろう。自分が被災したら、一体どうなることか。

 川を見つめながらの帰り道、椋野の駅前の橋脚のエディに、中州ができ右岸側は瀬ができていた。きっと他にも流れが変わっているところがたくさんあるだろう。これからダウンリバーする人は要注意。落ち着いたら、一度調査のダウンリバーをしたいと思う。

日本一自販機 南桑に行く途中、深夜に見た悲惨な光景が目から離れなかったので、帰りに撮影した。椋野の日本一の自販機は、見るも無残な姿となっていた。

 会う人は皆口々にダムの放水とともに一気に洪水になったと言った。放水が遅いと言った。上流にダムがある川での洪水を、人災でないと理論付けて証明できるのか。治水のためという大義名分がついているのであれば、台風が来る前に本当に治水できるだけの容量を確保しなければならないのではないか。それとも単に、降雨量が「想定外」だったのか。平瀬ダムができたら、本当に、この被災は起こらないのか。

 今日お手伝いに来られた方は、最近よく川が怒ると言った。怒るようなこと何かしたかなと。ダム?

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