3/19 比婆・立烏帽子山~池の段~御陵~烏帽子山
3/19は比婆メインルート半周スノートレッキングへ。晴れ予報は外れて曇ってたけど気持ちいい新雪のブナ林を歩いた。11.6km。
というわけで、ガソリン節約合宿2日目。もう3月も終盤。まさかここまで雪が降るとは思わなかった。夜中なんだかボトボトうるさいと思ったら起きてみてびっくり。
ちょっとゲレンデでパウパウ・・・なんて誘惑もあったが、ともかく予定通り歩き始めることにした。六ノ原の公園センター前から展望園地経由立烏帽子山行きのルート。
この日は昼ごろから晴れる予報だったのだけど、朝はまだ雪が降っていた。積雪は十分そうで、登山道を無視して展望園地に向けて直登した。
展望園地直下は登山道に行った方が楽だったかもしれない・・・。下がカリカリでその上に雪が積もってる状態で、クランポンがあったほうが楽だった。
途中まではショートカット~なんて喜んでいたが、最後は急がば回れや~と思いながらなんとか直登を果たし、つるんとした展望園地に到着。
雪が降ってたのでここまではゲットしたばかりの新デジカメで撮影してみた。パナのモニター販売で半額くらいで入手したHM-TA20というフルHD動画対応のカメラなんだけど、あまり使い勝手はよくない。
この林は雪が止んだかなと思ってNEXを取り出して撮ったものだけど、しょうもない絵ながらなんか違うと思った。値段が数倍違うからそりゃそうだ。でもまた激しく降ってきたのですぐしまった。
登山道脇にある吹き溜まりを見ると、まだまだかなり積もってる。これとけるのいつ頃だろう。
展望園地の先も登山道を無視した尾根沿いの冬道を行く。そこから伐採された白い斜面が見える。以前は近寄ることは考えなかったけど、今は滑れるかな?おいしいかな?という見方をするようになった。
高度を上げていくと霧氷ができるようになってた。まだ冬なんやなぁ。
1122ピークのあたりは雪庇が大きい。そして藪が濃いので歩きやすそうなところは雪庇の上。ちなみに通常登山道だとこのピークは巻くので雪庇の下を行くことになる。なんどか積雪期に行ったこともあるけど、登山道が雪で埋もれてトラバースを強いられるうえに木が道を塞いでたりしてなかなかこわい。でもこちらもピークの向こう側は狭い急斜面でちょとこわい。
ピークを下ると登山道に合流。見えないけど。ブナの尾根をゆっくり下る。一回滑落・・・。
これは立烏帽子駐車場手前のトラバース。登山道がどれかはわかるけど完全氷結片斜面のトラバース。ちょと怖い。
立烏帽子駐車場に到着。輪かんのカップルがいらっしゃった。足あとからして林道を上がって来られたようだ。
このあたり、かなり吹き溜っているようだ。3月後半とは思えない積雪。
青空キター!やっぱり予報は正しかった!青空の池の段ヒャッハー!
と思いきや、すぐに曇り空に戻った。でも雪が止んだのでこっからはNEXを首に下げて行くことに。
立烏帽子山は東から登ると大変なので、南側の巻き道を使って西から登ることに。
池の段と立烏帽子山の鞍部に出てきた。このあたりも雪が多いように見えるが・・・
立烏帽子山を見ると林がだいぶ顔を出しているのでこちらはだいぶとけたようだ。
立烏帽子山山頂到着。もう看板がこんなに顔を出している。
これは昨年2/5。
これは昨年2/19。ね。だいぶ少ないでしょ。
でも厚い雲がやってきてガスガスガスガス。池の段も見えなくなった。池の段は青空がいいなぁと思って、シールを外してしばらく待ってみる。
30分ほど待ってみると、青空は出ないもののガスは抜けてきたので滑走開始。半分片斜面でルートは制限されてるけど楽しめた!
そのままウロコで登り返す。雪が乗ってるところはいいけど、氷化したところはウロコが効かない。
雪庇も崩れそうな感じではないけどまだ残ってる。
池の段到着。ここはいつも雪がついてない。
とりあえず南の方へ滑り込む。ところどころ氷化してるけど大部分は新雪が乗っててニュルニュル~!
福田頭は目の前。
池の段の南の雪原。別世界!なんかスキーのトレースがあるなと思ったらスキーヤーさんが登り返すのが見えた。どこから来てどこへ帰るのだろう?立烏帽子山にいる間に来られたかな?
そのままウロコで登り返して立烏帽子山を振り返る。
オレシュプールに一人にやける。でも見えないので・・・
加工した!ほら見えた!ヒャッハー!
池の段の北斜面もそのまま滑り込み、樹林帯へ。
最初はわりとなだらかな尾根ルート。歩かないといけないくらい。
途中から林が濃くなって、ちょっと急になるんだけど、この狭い登山道内で、ターンしながら下りてきた!これは奇跡です!いや練習の成果です!ヒャッハー!もうシャカックターンは封印しても良さ気やな!雪質によるけど!
10分ほどで越原越まで下降した。雪のシーズンはこれがいいね~。しかもこの時期新雪で滑れるなんて!
ここで本日2回目のシール装着。
御陵に向けて、美しいブナ林の間をてくてくシール登高。
御陵の台地まで登り切ったところでシールを外してウロコ歩きに切り替えた。ここまで、以前なら結構しんどかった記憶があるんだけど、割りとすんなり登れるようになったようだ。
さっきまでいた池の段はあんなに遠くに。林のすいた雪原を抜けると・・・
門栂がお出迎え。
霧氷をまとったブナ林はとても美しい。願わくばブルーバックを・・・
御陵の墓石は雪の中。
そこからは空いたブナ林を烏帽子山との鞍部まで滑降。すいすい~
ウロコのまま烏帽子山へ。写真が殆ど区別つかんな・・・
烏帽子山から御陵を振り返る。ムヒョ~!
烏帽子山の山頂はまだまだ白い。
吾妻山はまだ雪庇も残ってて十分滑れそうな?ピンぼけになったけど撮り直そうと思ったら雲の中に隠れちゃった。
これでも多分雪はだいぶ減ってるんだろうな。ブッシュが出てきた。
条溝岩は頭が出てた!
烏帽子岩もブッシュが隠れてて見やすい。
さて今回は一般登山道の尾根じゃなくてひとつ東側の尾根を調査。地形図で見ててなだらかそうで気になってた。この写真じゃ今までの林と変わらない感じだけどわりと急斜面で結構落ちて行ってるところよ。
隠れ烏帽子岩(笑)このあたりから下降、の目印にしよう。
最初はそこそこ急だけど木がすいてるのでターンしながら下りていける。
少し下るとなだらか。
向こうの尾根が冬道。
この尾根は一部夏道なんで、このあたりかな?ちょっと狭めだけどすいすい。
さらに下ると植林帯。針葉樹林の葉っぱが落ちた状態で凍りついてるようで、それが氷ブロックになってて意外と手強い雪斜面。
ガリガリ言わせながら植林帯をルートを見定めながら下りていく。登山道の尾根との間が沢で、右に回りこんでくるのでこちらも右に右にトラバースな感じ。
ある程度下りてくると沢は平らなところをちょろちょろ流れるようになるので、適当な渡れそうなところを探す。水量は多くないし幅も狭いのでなんとかなりそう。
雪がついてるところがあったのでそーっと沢を渡った。ひゅぅ~。
ちょうど出てきたところは出雲峠の避難小屋前。
というわけで、このルート、「それなりに下降はできそうだけどわざわざ行くほどのところでもないルート」に認定します。標高970mくらいの出雲峠に下りてきてももったいない気もするしね。
毛無山に登り返すにはちょっと遅めなんで、さっさと下山開始。
途中溶けてたりしたので迂回などしつつ・・・
ゲレンデ方面へ橋が見えたので行ってみたらあの橋まで行く方法がわからなくって戻ったりしつつ・・・
最後に石踏んでガリッとやっちゃって下山終了。
屋根の雪が下りてきてでろ~ん
その後カラッと晴れた。残念!
比婆スノートレッキング