4/26 白山
ツイッターのフォロワーさんに誘って頂いて、はじめての白山東面台地へ行ってみた。
次から次へといろいろやらかしたうえに全然追いつけなくて大変申し訳無い気持ちでいっぱいの自転車と歩きに滑りを合わせて42.9km。
これまでずっとお誘い頂いても体力差とかあるし渋りがちだったのだけど、このままじゃイカンというわけで、思い切ってフォロワーさんのゆたたさんのお誘いにのってみた。自転車込のロングコースであるにもかかわらず同行いただいたゆたたさんのお友達のHARAさんとミンゴ先生も全員超軽量クロカン装備、わたくしは先日軽量ウロコ板がぶっ壊れたばかりでゲレンデ板と、超絶ハンデをかかえての挑戦となった。
そんな不安もふきとぶ出来事が朝っぱらから発生。3時頃たしかに目覚めてたはずなのに、なぜか再びクルマをノックする音で目覚めるという体たらく。もうみなさん準備できてたのでいそいで自転車を下ろし、板や荷物を積み込んだ。おまたせしましたっつって出発したものの、なんと途中でストックを持ってきてないことに気づき取りにもどるなど大慌て。
なので写真をとる余裕すらなく、林道をえっちら登るところからやっとおちついて写真を撮り始めた。
長い林道登りを終えて取り付き部分。すでにたくさんの自転車が停まっていた。
取り付きはこんな崖。
小さな尾根を超えて登って行くと白い雪原になった。
そして前方から下ってこられる方が。なんと同行の皆さんのお友達で、真夜中から反対側を登って山頂を経由してこちらがわに降りてこられて、耳を疑うんだけどこれからまた山頂に登り返して向こうに下山するんだとか。ひえええ
もうなんかすでに板を履いた一歩目から遅れがちなんだけど、ここでムリして体力使い果たしても敗退してしまうことになるのでわりとマイペースで登らせてもらった。
これがうわさのコブラツリーというやつか!!
しばらく登って行くと、白山の御前峰と剣ヶ峰が双耳峰として現れた。なんかめっちゃ遠くに見える。あそこまで登ろうっていうんだから、ますます心配になる。
心配と不安でいっぱいだし現実に遅れがちなんで申し訳ない気持ちが溢れてくるんだけど、それでもこの大雪原に心癒される。いやぁこの景色すばらしい。
こんな深い谷は大山の振子沢のような景色だけど、それよりかなり規模がでかい。
ほうらみんなが点に見えるよ
この最後の登りはちょっとこたえた。普段もそんなに早くはないけどそれにしても体が本調子じゃない感じ。
みなさんを盛大に休憩させてしまいつつなんとか室堂平(でいいのかな?)まで登り切った。足底筋膜炎な感じで少し痛むのでロキソニンで凌いだ。硬いブーツでカッツカッツ登るとよく痛くなる。
御前峰への登りは一部石畳の登山道が出てた。雪ねぇのかよって思うところだけど、今回ばかりは歩きやすくて少しなごんだ。
見下ろす室堂ビジターセンターはまだ半分ほど雪の中。
もうすぐ山頂ってとこ。
山頂のほこらに到着。
みなさんすでにたっぷり休憩済。
剣ヶ峰と大汝山の方向。とりあえず、雪の白山にちゃんと登ってこれたのでよかった。
山頂からビジターセンター。
とりあえず山頂に来ましたよの図。別のパーティの人にそんな重い板でお疲れ様って言われた。今までこれで結構あちこち行ったんだけど、そうか・・・重いのか・・・
さぁ。下りです。下りは人が違うようにささっと。気持ちいい滑りやすい雪質でとてもたのしい。そりゃ慣れた「重い板」なんで当たり前っちゃぁ当たり前。熟練のみなさんでもクロカンで滑るのは大変そうなんで、行きは軽い道具いいなぁと思ってたけどまだアレで山を登るのは無理そうだ。
みんなで斜面をギタギタにしていく。少し傾いたおひさまがぼくらのシュプールを浮かび上がらせる。うつくしい。
やっと心に余裕が出てきた。
下りはあっという間。
ズザーっと。みんなで動画やら写真やら撮りっこしながら下っていった。
この辺から縦溝が滑りにくくなってきた。まだやわらかいのでいい方みたいだけど、あんなとこよくクロカンで滑るわぁと感心する。こんなの「重い板」でもたいへん。
やっと下部におちつく。
樹間の狭いとことかみんなすいすい滑るのよ。クロカンで。途中でこけたらとか木にぶつかったらとか思うと怖くて腰が引けるのでこの辺になると再びついていくのが大変になってきた。
再び尾根を乗り越し、あの崖みたいなところを下って自転車でサーッと。下りってすばらしい。でも途中のトンネルこわかった。サングラスしたまま突っ込んだら全く見えなくなっちゃって。
下山後、大白川温泉 しらみずの湯につかる。もう足パンパン。もうちょっと登りも強くならないとついていけないなぁと思った。朝もね。
みなさんありがとうございました。本当にすばらしいルートでした。そしておまたせしてすみません。次は鍛えて来ます。
最後に撮ってもらった滑ってるとこの写真を。気持ちよかった!