「 川ツーリング 」カテゴリー

11/26 宇佐川

Cリングネック
朝7:30ちょうどに自宅を出発し、集合場所の道の駅「ピュアラインにしき」に到着したのが8:56。
いつもながらぎりぎりだった。
これが南桑集合とかなら余裕なのに。

先週末にお願いしておいたC・リングネックが届いたようで、受け取ってあけてみた。

なんかベトベトしてぷにゅぷにゅして想像していたイメージとだいぶ違う。
ドライトップのラテックスゴムのもうちょっと柔らかいくらいのものかと・・・。
で、これは何に使うかというと、ドライトップなどの防水性をアップするために使うのが本来の目的。
肌がデリケートな私の場合は、肌の保護のために使ってみようというわけ。
あと、Daggerのキーホルダーをもらった。栓抜きにもなるらしい。もうDaggerの艇に乗ってないけど・・・
Daggerキーホルダー

で、本日は宇佐川上流編。
まぁ、またかよって思いながら準備をして、リングネックを装着。なんだかまるまってしまって装着がむずかしい。
で、ドライトップを着てみようと思ったら・・・なかった。
先日修理をしたときに出したまま持ってくるのを忘れてしまった。
とりあえず、和田さんにネオプレーンのベストと非ドライのパドリングジャケット(しかもショートスリーブ)を借りて装着。
リングネックはパドリングジャケットから首を保護するためにつけたままにしておいた。
ラッシュガード2枚とこれだけ着とけばまぁ大丈夫でしょう。

漕ぎ出したものの、濡れないダウンリバーはなんだかもの足りない。
すぐそこに広がる水中世界を覗いたりカートホィールをやってみたりができない。
いや、こけなければカートホィールはできるぞ、と思い、早速やったら遠慮がちになってしまい、あえなく沈。
しかし、このときのロールはとんでもなく早かった。
沈してから起き上がるまで1秒もかかっていない。
バックデッキロールなみに早い起き上がり。
人間、死ぬ気になれば何でもできるものだ。
ってこのくらいじゃ死なないけど。
しかも、Cリングネックのおかげか、ただのパドリングジャケットなのに浸水を結構防いでくれた気がする。

水中世界
多分、あまり知られていないけれど、別に沈しなくてもこのくらいの水中世界は撮れるんです。
撮りたいところを狙っては撮れないけどね・・・

まぁそんなこんなで濡れないダウンリバー午前の部を終了。
和田さんのアウトドアランチを頂く。

なんかたらふく食べたら腹いっぱい。
腹いっぱいになったところで腹の具合が悪くなった。
とりあえず車の回送のついでにトイレに寄るが、ひどい下痢で具合がイマイチなので、もうカメラマンに徹することにして、カートップした。

清流宇佐川
川の上から見ると、水の透明度がよくわかる。
小さな瀬でもズームして写真を撮るとかなりの迫力に見えた。

ゴールするまでカメラマンを務め、お別れしたあと再び道の駅へ。
しばらくトイレを占拠したあと、500mlのポカリスエットを購入。
帰りがけに飲み干してしまったので、日本一の自動販売機のところでもう1本。
ツーリング用に買っておいたのと合わせて、ポカリスエットだけで体重が1.5kg増えた。

ドライトップを忘れるわ、体調崩すわ、散々な日だった。

11/23 宇佐川

河山


水中世界

オ・サ・カ・ナ

まだまだオ・サ・カ・ナ

ダウンリバー

宇佐川

on the rock

水中世界を見る

紅葉
朝、電話で目が覚めた。
電話が鳴っているので取ろうと思うが、体が動かない。
「こ、これが金縛りか!」
とは別に思わなかったが、シュラフに包まっているから手が出てこないんだと思った。
しかし、ヘンだ。
面倒だからシュラフは体の上にかけただけだった。
だから、シュラフのせいで体が動かないはずがない。

動かない手をもそもそ動かし、どうやら自分を留めているらしいジッパーに手が届いた。
ジッパーの錆び具合からして、どうやら、ジャケットのジッパーのようだ。
学生時代から愛用のMA-1風1k円ジャケット。
安いので、ジッパーも錆びてきて、寒中作業着として継続使用中。
安い癖に暖かいのだ。
だから今回も、寒いのでコイツを着たまま寝ていた。
しかし、今は普通の着方とは違う。
なぜか、袖に手を通さずにジッパーを閉めた状態になっているのだ。
どうやったらこの格好になるのか。
誰が俺をこんな格好にさせたのか。
謎は深まるばかり。

混乱した状態から始まった南桑の朝。
外へ出てみると、霧がかかってはいるが、天気はよさそう。
肌を突き刺すように冷たい空気。
もう、冬が始まっているようだ。

前日の風邪はどこへやら。
鼻水がかなりひどかったのだが、もう全く止まってしまった。
ここに来るとどんな病気も治ってしまうのではないかとさえ思う。

新南桑橋から錦川を眺めると、目の覚めるような真っ青な点が移動していった。
かわせみに違いない。
その時カメラを持っていなかったことを後悔した。
こんな街中(え?)にもかわせみはいるんだ。
急いでカメラを取って来たが、既に姿は見えなかった。

橋の上からまっ平になった河原を眺める。
夜中は気付かなかったが、もう河原へ降りるスロープの工事は終わり、車は降りられるようだった。
しかし、雨の予報の日は決して降りてはいけない。
上流に雨が降れば、今のこの南桑の河原はすぐに水没するのだ。

朝7時半頃。和田さんがやってきて、薪を集め始めた。
河原には薪は一切のこっていないが、橋の裏側など、燃やすほどたくさん溜まっている。
これなら、この冬は暖を取るのには十分だろう。

8時過ぎ、集合場所の道の駅「ピュアラインにしき」へ向けて出発。
途中、錦川の透明度にハッとする。
国道を離れ、裏の道で錦川を眺める。
あまりにも透明。
南桑では、水力発電所の水のせいかここまで透明ではなかった。
そして紅葉もきれい。
錦川は今が紅葉のベストシーズンか。

集合場所には、既にfusai.♂さんがいらっしゃっていた。
程なくして、和田さん、けんとさん、Aさん、N本さんが登場。
和田さんも含め、総勢6人。
この季節、こんなに人が集まるとは、正直思っていなかった。

カヤックに乗り込んで、やはりスプレースカートをはめるのに苦労した。
スプラテックスデッキがいかに使いやすかったかということか。
今までらくらくはめられていたのに、今度のやつは、グローブをしていると、はめられなかった。
もう、スプレースカートをはめるだけで暑くなった。
みんな先に行ってしまっているのでプレッシャーを感じる。
追いつけるから待っていなくていいんだけど、多分待ってるハズ。

なんとかスタートできて、瀞場で暑くなった体を冷やす。
ひっくり返って眺めたその世界。
また宇佐川かー、宇佐川はもういいよ・・・。
毎度のことながら、そう思っていたのに。
毎度のことながら、「これが宇佐川か!」と感動を改める。

水中の世界は、とんでもなく美しい。
ずっと水中を眺めていたい。
ロールするのがもったいない。
なぜ水中で呼吸できないのかと、人間であることを後悔する。
それは大げさ。
水中だと、カメラの水滴をふき取らなくていい。
だから、今回は水中の写真ばかりになった。
ひっくり返って、シャッターを押し続ける。
呼吸が苦しくなるまで水中を見続け、魚を追いかけた。
起き上がると、顔が痛かった。
そういえば、水は冷たかった。

いくつかの瀬を越えた瀞場。
N本氏が水中を指差しながら、こちらに合図した。
水中を覗いてみると、たくさんの魚。
日本野鳥の会にカウントを依頼しても5分はかかると思われる数。
どこからこんなにたくさんの魚がやってきたのか。
感嘆し叫びながら起き上がったので、ぶむぬぉーという声になった。

この日の宇佐川は、出市で0.66mと、水量は少なかった。
非常に浅く、何度か降りて歩かなければならなかった。
そのたびにスプレースカートをはめないといけないと思うと、とても辛かった。
特に、沈脱レスキューが億劫になってしまうのがよろしくない。

小春日和のこの日、まだまだそんなに寒くなかった。
きちんとした装備さえあれば、まだまだ遊べそうだ。
今年のカヤッキングはまだ終わらない。

11/13 錦川 奥にしき~木谷~錦町

新しい自販機
完全熟睡後目覚めたらもう朝だった。9時間ほど寝たようだった。すばらしい。

朝から天気がよく、フライの夜露もすぐに乾いた。
でもちょっと寒かったので焚き火を開始。
消し炭になっていたのでフィールドチャッカーであぶったらすぐに火がついた。

ごくごく簡単な朝食を食べ、テントを撤収して移動。
移動中、岩日駅伝がスタートしていて向こうから白バイと選手が走ってきた。
コースは、匹見はあきらめ、奥にしき~木谷~錦町のコース。
いつもの木谷くんよりちょっと上流からのスタート。
なので、錦川海までつながりは少し距離延長。

既に水は澄んでいた。
土砂崩れの跡や紅葉を眺めながら、奥深いロックガーデンをゆっくりのんびりそして激しく下った。
きれいな場所なのに、カメラを置いてきてしまったので写真はナシ。
若干水量が多く、下りやすかった。
相変わらずすばらしいフィールド。
熊本からのPNさんは川辺川よりいいと言った。

川辺川といえば憧れの地。まだ行ったことがない。
きれいな川を残そうと、ダム問題で争っているかの地よりいいとは。
まぁそうでなくちゃわざわざ熊本からここまで何度も通っては来ないか。
あちらは何とか川を残そうと争っているのに、こちらは順調に平瀬ダムが作られようとしている。
そしてこの美しい渓谷もまた消えていくのだろう。

上がってから、ブヨにやられた。しかし、ポイズンリムーバとムヒアルファEXで対抗。
どうも、ポイズンリムーバを使うのと使わないのでは腫れの残り方が違うようだ。

新しい自販機
帰る途中、日本一の自動販売機のところに寄ってみたら、なんと!自動販売機が復活している!
全部が全部復活しているわけでもなさそうだけど、たくさんの自動販売機がしっかり立ち並び、営業再開をアピールしている。
中身が入っていないのもあるけれど、もう時間の問題。
なんだか嬉しくなった。
  • 9/10の自販機
  • 10/9の自販機
    気付いたら、なんか一ヶ月毎にチェックしているようだ。すばらしい。 続きを読む
  • 11/12 根笠川&宇佐川

    紅葉
    朝6時半頃出発。
    目指すは道の駅「シルクウェイにちはら」。
    匹見川下流域のダウンリバーということで。

    どういこうか思案中だったが、戸河内ICで下りて、匹見川沿いを行こうと思った。
    戸河内ICを下りてすぐの道の駅「来夢とごうち」でトイレに寄ったら電話。
    匹見川増水中で中止とな。
    時刻は7時半。
    もう既に和田さんは現地へ行っているということか。早いな。
    熊本からP社の車でやってくるNさん(以下PNさん)は、既に到着していて道の駅で熟睡中だとか。
    とりあえず、もう一人のNさんが宇佐川や根笠川の様子を見たところ大丈夫そうだということで、根笠へ向かうこととなった。

    なので、針路変更して戸河内から吉和へ。吉和から寂地を抜けて宇佐川沿いを走った。
    車から見る宇佐川は、透明度は高く、しかも水量がそこそこ多い。
    これは楽しそうだ。

    道の駅「ピュアラインにしき」の前の温度計を見ると19℃だった。
    朝9時なのにそれはやりすぎだろう。
    この前は8℃だったじゃないか!って何に怒ってるんだ。

    和田さんより先についてしまったので、根笠の駅前でNさんとコーヒーを沸かして飲む。
    目の前の錦川は濁ってしまっている。
    宇佐川はきれいだったのに、ダムと発電所の水が汚しているのだろう。
    そうこうしているうちに和田さん達が登場。
    本日のコースは梅ノ木川から根笠まで。
    距離的には午前中で終わってしまうので、午後は後から考える山口アバウトドア。

    梅ノ木川は根笠川の支流、根笠川は錦川の支流。
    錦川の支流の支流からのスタート。
    ちょっと水量があるときでないと下れないところ。

    Optio WPiは結構使いにくい。
    電源ボタンが押しにくいのですぐに使い始められない。
    ホールドしにくいうえにズームレンズのせいかF値が大きいからブレやすい。
    まぁ、フツウのカメラはこんなもんでしょう。
    片手ホールドを前提としたCyber-shot U60と同じと思っちゃだめか。
    しかしこうしてみると、U60がいかに名機だったかということがよくわかる。
    早く返ってこんかなぁ。
    デオデオからはもう1ヶ月経つというのに連絡なし。
    デオデオって、修理できたかポーリングせんといかんのやったっけ。
    というわけで、せっかくの新カメラなのになかなかうまいこと撮れないので残念。

    とまぁそんな感じで梅ノ木川をゴツゴツ下り、根笠川と合流。
    ここの合流地点も出合というらしい。
    水量があるのに濁ってない。楽しい。気持ちいい。
    しかし暑い。
    この季節で水が気持ちいい。
    なんという晴天。

    根笠川のいくつもの瀬を乗り越え、錦川と合流するところ。
    先行するPNさんが張り付いていた。
    それに後ろから迫っていって、体当たりでPNさんを救出。
    と思ったら、今度は自分が張り付いたのだった。

    その後ろからNさんが来た。
    こりゃラッキー!
    と思ったら、Nさん、当たるだけ当たって自分だけ流れていった。あぁ。
    前後にいくら動かしても動かない。
    こりゃだめだぁ。
    と思ったら、前後じゃなくてカートホィールの要領でバウを差し込んだら簡単に抜けた。おぉ。

    根笠川で戦ったあと、この錦川に出てくると、いつも安心する。
    大きな川、母なる川、そんな感じがする。

    そして根笠の駅前で上陸。
    20人くらいの団体が出艇準備をしていた。
    FRPのリバーカヤックやファルトなどたくさん。
    関西の方からやってこられたそうだ。
    水量多くてひっかからなくていいだろうけど、せっかく遥々こられたのに濁ってて残念。
    もっときれいな錦川を見て欲しかった。

    午後は宇佐川ということになった。
    宇佐川下流域編。
    あの岩のところから降り立つと、3日にランチを頂いたあの河原は水没していた。
    結構な水量。
    いつも浅い宇佐川が快適で迫力の川になっていた。
    ウェーブを見つけるたびにみんなでサーフィン。
    こんなんだからちっとも進まない。

    11/3 水量少ない

    11/12 水量多い
    水量比べ。右が11/3に下ったとき。左が今回。
    撮影の視点が違うけれど、特徴的な岩を見つければ、水位の違いがわかるかな?

    駅前の瀬ただ、道の駅の前の瀬は猛り狂っていた。
    ま、ここはやめときましょうということで、横のチキンコースを選択。
    和田さんは下っていったけど。
    そして出合でゴール。

    夜は、台風14号以来初の南桑キャンプを決行。
    河原への入り口はまだ工事中。車は入れない。
    工事があまりにもカンペキで、完全水平。
    まったいらで水面から近いので、すぐに全面が水没してしまうようだ。
    南桑水位が130cmくらいになったら危険。
    140cmくらいで水没するんかな。
    しばらくは、雨の日はキャンプしない方がよさそう。
    なんか泥が残ってるし、あまり快適ではない。
    この雨でも一度水没したようだった。

    でもひさしぶりの南桑キャンプ。
    薪になる流木は一切残ってないけど、やっぱり焚き火はいい。
    モツ鍋を食べて、テントに入ったらもう朝だった。
    完全熟睡。
    睡眠不足解消にはキャンプが一番。

    11/03 宇佐川

    美しきかな宇佐川
    すっかりおなじみ道の駅「ピュアラインにしき」で集合。
    いつもと違うルート(大竹-美和-本郷-美川-錦)を通ったせいで、9時ギリギリに到着。
    白いマーチは見つかったが和田さんの山口アウトドア号が見つからない。
    この日唯一のお客さん、けんとさんをテーブルのところで発見。
    和田さんのコーヒーセットがテーブルに置いてあったので、和田さんは既に来ていることがわかった。

    谷龍介さんなんかさわがしいと思ったら、「みのりの秋まつり」とか。
    9月にデビューしたばかりの呉市出身の歌手、谷 龍介さん本人がマイクテストをしていた。
    やっぱプロ。歌がうまい。当然か。
    スタッフの方と話している雰囲気はとても人のよさそうな方でした。

    pecheほどなくして、和田さんが帰ってきた。
    なぜか、ピンクつながりということで、最近登場したばかりというPIANISSIMO pecheをもらった。
    スーパーに買出しに行ってて、開店を待っている間にヒマだったようで買ってきたとか。
    ピンクは俺じゃないのに・・・。

    木の橋コースを打ち合わせてゴール地点の出合へ。
    そこで着替えて、スタート地点の雙津峡へ。

    グリーンパレス前新しい度付ゴーグルの調子はOK。
    新しいゴーグルってこんなに曇らなかったっけ、と感激。
    ゴーグルの内側には決して触らない。
    このくっきり感をいつまで継続できるか勝負だ。誰と?

    沈撮なんだかいつもより透明な水。
    いつも透明なのに、それより透明な宇佐川。
    なんじゃこりゃーとつい言葉が出る。
    水の中だったらぼんがぶぎゃーといった様子。
    沈したら起き上がるのを忘れて見惚れる。

    パドリング練習だって、水中のどこまでもはっきり見えるし、うようよいる魚も全てくっきり見える。
    新しいゴーグルのせいだけじゃない。
    沈撮じゃこの感動はどうも伝わらないらしい。
    実際に目で見ないと!ていうか見て!

    パドリング練習瀞場では和田さんのショートボートのパドリング講習。
    けんとさんはしっかりと着実に身に着けていった。

    轟沈!でも、けんとさんはしっかりと轟沈!
    宇佐川のきれいな水に引き込まれたんでしょう!

    宇佐川ホントに水が少なくて、ひっかかりまくりのダウンリバー。
    でも流れを読んで岩を読んで通れるルートを見つけたときの喜び。
    小さな喜びだけど、にやっとしてしまう。

    紅葉天気は日が射したと思えばひっこむ不安定な天気。
    でも気温は高いようで、水に浸かるのが気持ちいい。
    まだまだパドリングが楽しめるようだった。
    紅葉
    紅葉

    10/30 匹見川

    通りがけの紅葉
    朝、霧が上がると真っ青な青空が広がっていた。

    紅葉の美しい峠を越える。
    これだけでも満足しそう。
    まずは、ヒミツのスポットへ。
    連れて行ってもらったそこは、峠を越えたところにあった。
    そこだけ真っ青な青い水。
    不思議な空間。
    どうも川底の石質によるものらしい。

    そして本日の出発地点。
    道路上の温度計は7℃。
    この前と一緒だ。
    だけど、体感温度は全く違った。
    車を回送している間に14℃になっていた。

    スタート地点から既に感動的な景色が広がっていた。
    カメラを持っていっていなかったら後悔していたに違いない。

    「なんじゃこりゃー」
    と叫びたくなるほどの絶景。
    しかし気付くと雲が空を覆っていた。

    絶景に次ぐ絶景。
    カメラを出したりひっこめたりが面倒。
    なんとなくか弱いOptio WPiはしっかりとポケットへ。
    瀬を下っては出し、しまっては瀬を下る、の繰り返し。
    何度でも絶景が迫ってくる。

    しかし水量は少なく、ひっかかることしばしば。
    時々サポートの時に岩を動かして通れるようにしてみた。
    岩ひとつ動かすだけで通りやすさはかなり違うものだ。

    サーフィンできるウェーブやそこそこの落ち込みなどもある。
    下って楽しい、見て楽しい川だった。
    だけど、世間一般には「浅くて下れない川」のハズ。

    途中、竹が飛び出しているところで竹がまぶたに刺さった。
    その枝は全く見えていなかったので危なかった。
    一歩間違えば失明していたかも。
    目を保護するために、ゴーグルはしておいた方がいいらしい。

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    10/29 高津川

    高津川


    久しぶりの高津川。
    スタート地点は以前と同じ左鐙の岩のところ。
    出艇準備をしていると、通りがかった日原のカヌークラブの方にアドバイスをして頂いた。
    私らよそから来る者にとってはとても貴重な地元の情報。ありがたい。

    水量は少なく、浅い。
    底をすりながらのダウンリバー。
    しかし、数々の瀬はわりとおもしろかった。
    サーフィンのできるウェーブやホールもたくさん。
    小さいけれど。

    こちらも台風14号の影響があったのだろう。
    大きな岩が中洲になっていたり、瀬が変わっていたりした。

    曇ってはいたが、たまに日が射す。
    すると、水面がきらきら輝き、川底がくっきり見えてきた。
    深くても底まで見える透明度。
    でも、同じ透明でも錦川や宇佐川とはまた違う。
    青とも緑とも言い表せないきれいな色。
    河川工事が盛んな六日市を通って流れているとは思えない美しさ。

    数箇所、網を張っているところがあった。
    でもすぐ近くまで寄らないと全くわからない。
    先行する和田さんが「網がありますねぇ」と言っても
    後から続く我々は「どこ?どこどこ?」と探さないといけない。
    近寄ったら「あぁ、あった」
    少し沈んでいるので普通に上を通れる。
    しかしそこでカートホィールなどすると網を壊すかもしれない。
    地元のパドラーがとばっちりを受けないように気をつけたい。

    10/23 宇佐川

    満員御礼の宇佐川。

    錦川本流だったらもっと人数多くても大丈夫だけれど、宇佐川ではこの人数でせいいっぱいか。
    本日初めての方と元気な神戸からの4人組、そして常連のKさん。
    4人さんは四万十遠征をやったり、そのうちお二人は釧路川に2回も行ったりしているとか。
    そこまで川好きとは、とてもいいことだ。

    朝7時半には集合場所の道の駅ピュアラインにしきに到着。
    時間をもてあました。
    思い立って、中国温泉大図鑑をめくった。
    雙津峡温泉グリーンパレスが8:00からの営業。
    となりの憩の家やもっと先の深谷温泉は10:00から。
    というわけで、グリーンパレスへ。
    着いたのは7:45。
    準備をしていると、和田さんが上流へ向かっていった。
    こんな早くから準備をしているのだ。

    ちょっと早かったけど、受付すると、どうぞと言って頂いた。
    入浴料の400円を払って入浴。
    貸切の湯。
    気持ちいい。
    湯上りホカホカでマッサージ機など使ってみる。
    湯上りホカホカで再び道の駅へ。
    みんな集まった。

    あいにくの曇り空だが、時折晴れ間が見える。
    そのうち晴れてくるだろう。
    雨のおかげで多少水量が多いようだった。
    いくつか遊べるウェーブもある。
    4人組のひとりは明らかに漕ぎ方が違う。
    PFDもロータスデザインズ。
    何かが違う。
    そう思いながらとりあえず下る。
    流れを読み、岩をよけ、はじかれながらのダウンリバー。
    プチクリーク、プチエクストリームと和田さんは呼ぶ。
    これが、宇佐川の面白さ。
    だけど、今日初めての方にしてみたら、ハードすぎたかも。

    今回、ノーズクリップを新調した。
    こんなにグリップ力がよかったっけ。
    気付かないうちにだんだん弱くなっていくんだと感じた。
    これで4つ目くらいかな。

    昼食ポイントで焚き火をした。
    今シーズン初焚き火。
    さすがに薪が湿っていて火がつきにくい。
    そこは力任せに付けた。

    和田さんのランチを腹いっぱい頂いたあと、午後の部。
    ここからは激しい沈の戦いだった。
    スタッフを除いて、誰一人として沈を免れることはできなかった。
    瀬が来るたびに、誰かが沈をした。
    最大の落ち込み、須川家族村のホールでは、6人中5人が沈。
    いや、名誉のために言っておかなければ。
    あの漕ぎ方の違う彼女は違ったということを。
    着水と同時にスプレースカートが外れてしまった。
    そして水没してしまったのが原因。
    外れさえしなければ、ホールは漕ぎぬけていたのだ。

    戦い終盤、一人が激しい沈をした。
    どうやら手のひらを打ったようだ。
    骨折がないか確認してちょっと休憩。
    ところが寒さのためか震えはじめていた。
    相次ぐ沈による低体温の可能性があった。
    その場で焚き火に火をつけた。
    Yさんの持っていたサバイバルシートをかぶり体温回復。
    持ってはいても使ったことないが、かなり暖かいようだ。
    ゴールはすぐそこなので、他のメンバーを送り出し、二人で焚き火を囲んだ。

    しばらくすると顔色も戻った。
    ほどなくして、和田さんたちが着替えを持って迎えに来た。
    後を任せ、一人ゴールまで漕いだ。
    度入りゴーグルのゴムが切れたので、ゴーグルは外していた。
    視力が落ち、瀬が見にくい。
    でも、そこはもう何度も下ったところ。
    激しい瀬をレース漕ぎ。
    ワイルドウォーターのレースはこんな感じなのかな。
    こんなに底を擦るところではやらないだろうけど。

    到着と同時くらいに和田さんたちも帰ってきた。
    すっかり元気になっていた。ほっと一安心。
    皆さんにお別れを言って、家路へとついた。


    デオデオからカメラが返ってこない。
    クレーマー扱いで放置なんだろうか。
    1年くらい待ってみようか。

    10/16 錦川(16) 出合~根笠

    前日とは違って真っ青な空。
    本当に抜けるような空。

     天高く馬肥ゆる秋。

    そして言葉どおり体重増加中。
    もういいか。

    根笠駅集合。
    別のご一行が出艇準備中。
    インフレータブル+カナディアンの模様。

    本日のお客様はfusai様ご夫妻。
    前日の雨女様とは違って、晴男・晴女ご夫妻。

    着替え、車を置き、スタート地点の出合へ移動。
    前日、ここまで下ってきたという感慨。
    台風以来の錦川メインストリームを下るという感慨。
    個人的にちょっと特別なダウンリバー。

    ここのどこかに眠るイヤープラグ。
    見つからないかと沈察。
    見つかりませんでした。残念。

    スタートしてほどなく、何か違うと感じる。
    水深1~2mほどあった瀞場が砂で埋まっている。
    浅くなり、艇がひっかかる。
    しかし、ひっかかってもそれを楽しむ。
    宇佐川を越えたご夫妻には既にこの程度はなんともない。

    瀬の岩がいくつか移動しているようで、多少流れが違う。
    小さなウェーブを見つけるたびにサーフィンを楽しむ。
    柳瀬付近のななめウェーブでfusaiご主人が沈。
    このときロールを試していれば起きたのでは??
    と、今となっては思う。

    大きめの瀬になるたびに、fusai様
    「友廻ですかー」
    「まだでーす」
    初めてこの流域に来た時を思い出す。
    錦川最大の瀬と言われる友廻の瀬。
    いつか、いつか、次か、次か。
    あの時はかなり緊張していた。
    でも、友廻は午後からなんです。

    あの日、ボランティアとして伺ったお宅の前を通過。
    他のボランティアの皆さんと顔を洗い、昼食を摂った河原。
    あの時よりも、ずっときれいになった。

    昼食の河山へ到着。
    水面から数メートル上のフェンスが倒れたまま。
    フェンスの倒れた方向は今の流れと異なる。
    どれだけのパワーでフェンスを倒していったのか。

    休憩中、fusai様ロール練習。
     多分起きると思います。
     やってみましょう。
    で起きた。
    拍子抜けするくらい完璧なロール。
    ご主人の初ロール。
    「見た?見た?」
    奥様も和田さんも見てなかった。

    数度ロールをしてみせる。
    決してまぐれではない。
    それは誰が見てもわかる。

    午後からのツーリング。
    いくつかの瀬を越えて、友廻の瀬へ到着。
    右岸側にできたエスケープコース。
    以前はちょろちょろ、今はだくだく。
    まずはそっちを下ってみた。

    台風によってできた新しい瀬。
    ダイナミックなエスケープコース。
    浅くて底をぶつけながらだが、これはこれで楽しい。
    ご夫妻がそちらを下った後、上流へ担ぎ上げた。
    メインコースへトライ。

    まずは和田さんから。
    エスケープコースへ流れが分散して水量は少なめ。
    あの大岩の左岸側から攻める。
    真似して続いた。
    大岩裏のエディーに入ろうとしたら沈。
    なんかおかしくて、起き上がって下り終わるまで笑いつづけた。
    やっと来た友廻。
    変わってしまった友廻。
    それでも楽しい友廻。
    姿は変わっても、変わらない錦川の瀬の代表。
    なんだかうれしかった。

    瀬を眺めながらの小休止。
    奥様のロール練習。
    フォームは完璧、あとは勢いよく体を伸ばすだけ。
    前屈した体を勢いよく伸ばすだけ。それだけで起きる。
    奥様にもロール記念日を同じ日にしてもらいたい。
    そう思ったら、ちょっと無理をさせてしまった。
    既に水は冷たかった。寒かった。
    ドライトップを着ているとわからなかった。
    気付けるようにならなければと思う。

    錦川第二発電所からの排水がこれまでの美しい水流を汚す。
    錦川のもっともっともっと上流からショートカットしてくる水。
    もっともっともっと上流では、まだ汚れているのだろうか。

    ゴールの根笠でご主人がロールを披露。
    一度失敗するものの、落ち着いて二度目のロールで起きる。
    成功したその日で二度目のロールができるのがすごい。

    次回からは、和田さんのカートホィール講習が始まるはず。

    10/15 錦川(15)木谷峡

     道の駅「ピュアラインにしき」で待ち合わせ。自宅から100km超の六日市ICからのルートをとったため、ETCの通勤割引を考えて一旦吉和ICで高速を下りた。吉和付近は既に紅葉が始まっている。紅葉カヤックが楽しみな時期になってきた。

     六日市ICはやっぱり遠かった。ICについたのは9時集合なのに8時50分頃。そこからすっ飛ばして行っても、5分ほど遅れてしまった。もう、最近こんなんばっかり。

     木谷峡から出合まで。出合を求めて川下り、というストーリーだとか。ウフ。

     生憎の雨模様。また雨を呼んでしまったか?でも、雨に濡れた巨大な岩は黒光りしてそれはそれで美しい。カメラがなくて残念。

     トロ場では鯉がたくさん。鯉多き谷間を出合まで。でも鯉は逃げるわ、岩に阻まれるわ、先行き怪しいぞ。

     ランチは木谷峡を抜けて錦町の街中に程近いところで。チリパウダーがちりばめられたチキンとペペロンチーノ。ウマイ。こーんな料理をちゃちゃっと作れるようになればいいなぁ。でも無理だろうなぁ。

     寒いからと言いながらロール練習を拒否するひと。しかししっかり泳いで魚を追いかけている。どないなっとんねーん。

     錦町から出合までは未だ来た事がなかった。浅いところが多く、ルートファインディング能力が試される。そして、見事に不合格。さっさと船を下りた。

     鯉多き瀞場を抜けると、この日最大の瀬。基本的にはストレートな瀬だけど、岩を回り込むように流れが通っているためまっすぐには進めない。いい感じで下っていったと思ったら、最後の最後で沈。あー・・・一戦一敗。残念。ロールはいくらでもできるけど、艇のコントロールはまだまだ。

     そして、とうとう出合へ到着。これで、木谷峡から海までつながった。錦川50.6km。標高119mから0mまで。感動の一瞬。こっそり喜びを噛み締める。あとは、奥にしきを下れば、菅野ダム直下から17kmプラス。Xデーはいつになるのか。

     さて、ロール練習再開。ほっとんど起きているのに、なぜか最後戻ってしまう。あともがいてブレースできればいいんだと思うけど・・・次回がXデーかと。がんばれ。フォッフォッフォ。

     そのまま南桑事務所へ殴り込み。いや、雪崩れ込み、宴会が始まる。でも、意識を失った。あーもったいない。申し訳ない。ちょっと飲みすぎたか。ワインとか手を出さなければよかった。

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