歴++

 年末を迎えて、そろそろまた「経験年数」というやつが自動的に増えそうだ。ていうか新年に増えるのか??

 この「経験年数」、こと趣味などに関してはとても違和感がある。


 ある人は年間何十回も海に出て、僕は海に出たのは10回程度。ある人は激しいホールで毎週くるくる回って、僕は浅い川でガリガリ、静水でちゃぷちゃぷ。ある人は朝練までしてるのに、僕は休みの日だけ。ある人は集中して練習してるのに、僕は川をちょこっと、海をちょこっと、自転車をちょこっと、修理をちょこっと。でもやっぱり、そんな頑張ってる人たちと同じように「経験年数」は僕にも1プラス。

 ひとくちに「カヤック歴○年」とか言っても、その密度によってかなりの差が出てくるはず。もちろん競技ではないので比べる必要はないのだけど、でもきっと、年数とか資格とか、学歴もそうだし、そういうわかりやすい尺度に頼りたくなるのよね。それが世間の目ってものでしょう。

 ひとつのことに集中できず、海行ったり川行ったり自転車乗ったりとツマミ食いばかりしている僕の「歴」も、濃密で充実したカヤッキングをしている方と同じようにまたひとつ増えていくのだと思うと、何だか申し訳ないというかなんというか。

 僕より見かけの「歴」が少なくても、僕のソレより濃密な「歴」を加算している人に対して(それ以外の人にもだけど)謙虚になれるように、そして見かけの「歴」に見合うだけのモノを持っていられるように、なるといいなぁと、ココロニモナイコトヲ。

 来年は、一回一回をもうちょっとよく考えて、一回で十回分くらい濃密にしていければいいなぁ。でもきっと、年間何十回も漕いでる人は、一年間で僕の何百回分かの価値のある漕ぎができてるんかもなぁ。もちろん、今年の残された週末に、漕げなかった分を取り返せるくらいがんばろう。そう言ってたら雪降ったりして。

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