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10/01 宇佐川

宇佐川の流れきれいな宇佐川

宇佐川渓谷まるで深山の渓谷のよう

宇佐川との戦い浅い瀬を岩に弾かれ岩を避けながら下る

ドッペルゲンガードッペルゲンガー?

戦いのあと戦いのあと

 朝、吉和ICから宇佐川を見ながら集合場所へ向かおうと思ったら、434号は崩落通行止め。かなりの迂回を強いられ、集合場所へは30分の遅れ。ただ、お客さんの一人がもっと遅れているそうで、なんとかセーフ。当然のことながら、道の駅「ピュアラインにしき」では、既にみんなが集まっていた。

 腰痛でしばらくお休みだったNさんも復活し(まだつらそうだったけど)、Yさんもいて、ピンクのオーナーのMさん。ピンクのカヤックを肴にコーヒーを頂く。ちょっと時間がありそうだったので、芝生の上でロールの陸上練習。ピンクに足を通し、くるりと回るそのフォームはとてもすばらしく、水上でもきっとすぐに起き上がるだろうという予感。

 そしてお客さんが到着。なななんと!オープンカーの某高級外車に専用キャリアをつけてその上にカートップ!でも下りてこられたのはとてもきさくな方で、ちょっとホっとした。我らそういう人種・・・。

 車を回送し終わり、いざ出艇。クリアクリアクリア!なんて透明な水。すばらしくきれいな水。いやしかし、これが本来の「川」というべき流れ。魚が泳ぎまわり、飛び跳ねる。泳いでもなんだか気持ちいい。飲めそうな気分にもなってくる。清流宇佐川は上流にダムがない。ひとつ砂防ダムのデカイのがあるが、もう既に埋まってしまっていて、ヘドロを生産する能力はなくなっている。そのおかげか、いつもとてもきれいなまま。ダムを擁する錦川を薄めているのは、この宇佐川なのだ。宇佐川なくして「清流」錦川はありえない。

 車道を離れるところはまさに深山の渓谷の赴き。とても美しい流れが美しい渓谷を流れていく。一部は国道で切り取られていても、こうして残っている部分はありのままの姿。大昔、日本の川はみんなこうだったんだろうか。

 その中を、我らはピンボールのように弾かれながら、浅い流れを下っていく。浅い流れを読み、岩の間にルートを見つけ、岩を避け、岩に張り付きそうだったらもがき、そうやって瀬をクリアするたびにうれしい。達成感。これこそが、浅い川のダウンリバーの醍醐味。

 ZG48に乗り換えて初めてのダウンリバー。いや、河口までは行ったけど、こういう瀬があるところは初だった。コントロールはしやすいけれど、やっぱりEZGに比べると安定感が薄い感じ。言われたとおり、EZGは「イージー」だった。今回、何度か沈してしまった。狭い水路で逆さのまま流されたり、1mくらいの落ち込みに巻き込まれてあっという間に倒されたり。

 そして最後はMさんのロール練習。もう、手を持って補助したらカンタンにあがるので、あとはパドルを持ったときの動かし方とシナプスがつながれば完成。スゴイ。センスがいい。

 やっぱり10月に入ったせいで、さすがに寒くなってきた。なので、午後から防水バッグに入れておいたパドリングジャケットを取り出し、着た。だけど、ダウンリバーを終わったあと、やはりネオプレーンのところがひりひりする。半日しか着てないのに、この調子。これではもうネオプレーンとはおさらば。早く、注文しているドライトップを試してみたい。

 早く錦川も行きたいけれど、あの和田さんがまだ躊躇しているところを見ると、錦川はまだしばらくは行きにくいのだろうか。南桑へ行ってみると、水量がかなり少なく、もしかしてダムの放水を止めているんじゃないかっていうくらい。そして、南桑の河原には重機が入っていた。車が入れるようになるまで、どのくらいかかるだろう。

 地元の人がいうには、台風14号での増水で、菅野ダムは上にたまったきれいな水じゃなくて下の方の水をヘドロと一緒にここぞとばかりに放水したという話。真偽のほどは定かではないが、本当だったら・・・

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コメント

  1. fusai より:

    宇佐情報ありがとうございます。「52回の週末」愛読者の私、心待ちにしておりました。宇佐川は想像以上に清々しい印象ですね。いいなぁ。錦川より小振りな感じなのでマイホームリバーにしちゃいたいな。でも、quickさんが沈するくらいだからやめておいた方がよいかな^^;自分で試してみたいものです。錦川を取り巻く様々な動きに心痛めています。皆が幸せになるように。本当に大切にするべきは何なのか。何ができるか。今回の件では、考えさせられることばかりです。

  2. quickturn。 より:

     いやぁ、私はダウンリバーは得意ではありませんのでよく沈します・・・ハハハ・・・。
     大してロールできなければ流され続けて危険というところがあるわけでもありませんし、張り付きそうになったらすかさずもがく、ということができれば大丈夫です。fusaiさんくらい漕げれば問題ないですよ。ぜひ、本当の清流に行ってみてください。
     木谷峡も今のうちですから、ぜひ。

  3. ちづ より:

    はじめまして!
    京都の保津川でラフティングガイドをしている「ちづ」ともうします。

    7月15日あたりから、ダッキーで錦川を下ろうと思っていたところ、「52回の終末」で宇佐川を知りました。

    ツーリングに行くときは、車が無いので公共の交通機関のみなんですが、宇佐川へのアクセス等、いい方法があったら教えて欲しいです。
    あつかましい質問ですみません。

    迷惑ついでな質問なんですが、この時期気になるのは釣り師なんですが、宇佐川・錦川の最近の釣り師は多いですか?
    そして一番気になるのが川のレベル!!宇佐川はわたしに下れるかどうかです。
    ラフトでは吉野川の小歩危等、下ったこともあるのですが、ダッキーでは四万十川と北山川しか下ったことがありません。

    お時間がありましたら、是非教えてください。

  4. quickturn. より:

    ちづさん、はじめまして!

    宇佐川はダッキーでは厳しいです。
    浅くて岩だらけですので、リジッドの艇でも一度下ると底は傷だらけです。ダッキーだと下り終えたときにただの布になってしまう可能性があります・・・。

    アクセス方法は、公共交通機関となると錦川清流線から「とことこトレイン」ということになるのかもしれませんが、出発点が宇佐川からはちょっと離れるため行き帰りともに乗らないと後が大変になりそうな気がします。

    ■とことこトレイン

  5. quickturn. より:

    続き・・・

    鮎釣師は錦川本流は例年に比べると少ないそうです。
    昨年、宇佐川の鮎が効き鮎大会で日本一になったということで、もしかしたら多いかもしれません。

    しかし、6月の鮎解禁のあと、私は錦川・宇佐川へは行っていないので正確な情報をお伝えすることができないかもしれません。
    詳しくは、左のリンクにあります山口アウトドアの和田さんにお尋ね頂くと親切に教えてくれるかと思います。
    事前に声をかけるなど基本的なマナーさえ守れば問題ないのではないかと思います。

    レベルについてですが、ガイドさんということであれば大丈夫なのでは?と思いますが・・・。お越しの際、時間があれば、宇佐川沿いを走る「とことこトレイン」から川の様子をご覧頂いて判断頂ければよいかと思います。でも便数も少なく、多分そんなお時間取れないでしょうから、難しいかもしれませんね。

    とりあえず、ダッキーではオススメできません・・・。

  6. ちづ より:

    丁寧な返答ありがとうございます♪

    ダッキーでの宇佐川はやめときます(笑)
    根笠駅あたりから、下ることにします。
    カヤックデビューもしたいのですが、なかなか時間もお金もありません(汗)

    また質問させてくださいね♪

  7. quickturn. より:

    そうですね、ダッキーではそのあたりからがオススメです。
    錦川本流でも、根笠より上流ではパンクしたダッキーを引っ張っている方を見たことがありますので・・・

  8. ちづ より:

    ダッキーをパンクさせたくはないですね(笑)
    山口アウトドアさんの掲示板に質問させてもらいました。
    ありがとうございます!

  9. quickturn. より:

    どういたしまして!

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