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quickPCレスキュー隊 画面がつきません編

 表示不良で修理に出したらLCD交換で7万円請求されたというパソコンを預かってきた。2年前のモデルだけど僕が今使ってるメインのパソコンよりも性能がいいし、このまま捨てるにはもったいない。今ならパネルは2万円くらいで手に入るので、それで済むならと思ったが・・・。ちょっと弄ったら直った。すごかろー。

 資格を持ってるから安心ですなんて時代はもうとっくに終わったのですね。


 修理に出したのはメーカーじゃなくて販売店なんですね?ついていた診断書の会社名がメーカー名じゃなくて某PCレスキューサービスの会社名となっていた。

 まずは症状確認。画面全体が白くなるのは診断書にあるとおり。しかししばらく見ていると黒地でカラー縦筋の状態になった。LCD不具合というわりにはLCDパネルは大丈夫そう。LCDパネルは生きていてパネルの電源まわりも大丈夫な感じで、画像データ等の信号が入力されてないような状態。どこかの断線か接触不良かハンダ不良か。さすがにパネル交換と診断されているので、パネルASSYのどこかで断線しているのだろうか。

 何度かオンオフを試していると乱れた画像が出てきた。たまに正常な画像も表示される。パネル面を押したりひねったりしてみると表示が変わるので、ケーブルの断線かコネクタの接触不良を疑って、とりあえず故障箇所はキーボード側じゃなくてパネル側と断定。分解してみることにした。

 LCDフレームのネジを外してツメに注意しながら外すとパネル裏にアクセスできた。この状態でフラットケーブルに触ると表示がちらちら変わるので、コネクタを一度抜き差しした。

 そしたら正常に動作するようになりましたとさ。フレームを外すのに慣れてないから小一時間かかったけど、慣れた技術者なら10分で終わるだろう。診断ミスとはいえこれで7万円なんていい商売してるわ。

 その修理会社、各メーカーの認定資格を持ったCE(カスタマーエンジニア)がやってますとか、公的認定資格C○mpTIA A+を全員が取得済み、だとか看板を掲げてるみたいだけど。その資格のテキストには、「コネクタの接触不良でもパネル交換と診断して収益に結び付けなさい」とか書いてたりするんじゃないかと疑ってしまう。その資格を看板に掲げる人のレベルが低かったりモラルに欠けてると、それがどれだけ素晴らしい資格であっても悪い印象を持ってしまう。この資格を持ってるからといってたいしたことないとかお金出せば誰でも受かるんじゃないかとか。C○mpTIAが悪いとは言ってません。ていうか初めて聞いた資格なので判断のしようもないけど、今の率直な印象ではその資格を持っててもこの程度か、という感想。その担当者の資質なのかもしれないし、その技術者は実は優れているんだけどその会社でがひどい待遇を受けているので手抜きしたくなったのかも、とか、小売店から買い叩かれてるので手を抜かざるを得ないのかも、なんて妄想してみた。

 小売店へ修理に出してみて納得がいかなかったら、一度メーカーの修理窓口へ直接問い合わせてみることをお勧めします。メーカーの修理窓口がすばらしいかといえばそうでない場合もあるだろうけど、少なくともセカンドオピニオンにはなると思う。さすがにここまでひどい例はなかなかないと思うし、いや、もしかしたら世の中こんなんばっかりだったりして。

 

 こんなネタばらしせずに、パネル交換がやっぱり必要で非常に難しい修理だったとでも言って友人に返却すればいい小遣い稼ぎになって儲かったかもしれないけれど、修理作業工賃は「何かおいしいもの」で請求書出しときます。

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コメント

  1. 非公認&非人情 そかし より:

    治りましたかぁ~!すごかろ~って仰られたら、ハイその通りでございます。ところでこの記事は、パソコンのお話のようではありますが、本当のねらいは他にありますよね!治せない、分からないから「公認」じゃろ~と、教えられない、ガイドできないから「公認」なんかなぁ~と思える人が増えてきたら、世の中少しはマシな方向へ進展するのかも・・・知らんけど。

  2. そうなんです。この記事の本当のねらいは「何かおいしいもの」で請求するとどんな「認定料理」が出てくるのか楽しみというところにあるのです。チガウカ

    サービスする側もされる側も、自分の中に判断基準がないから第三者認定機関に頼ってしまうのでしょうね。本来はその機関もサービス提供者もまともだったらそれでうまくいくと思うのですが。

    でもパソコンの修理は販売店にお願いするのがスジなので、販売店がそこの業者に発注していたら客は選びようがないですから困ったものです。

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