ダブルポンプへの道2:バウを沈める・・・補足?

 前回のではうまく説明できてる気がしなかったので、ちょっと「表現のしかた」を変えてみました(?)

 ますます混乱を呼ぶ予感もしなくもないですが・・・?!


 あるところに、往年のパックマンによく似た「pacturnくん」がいました。思い浮かべて下さい。パックランドに出てくるような手足のあるやつじゃなくて初代(?)のヤツです。

 思い浮かべたら、左の図のように水に浮かべてください。なぜか、こいつらの間では「アゴ」を沈めて遊ぶ「アゴ刺し」が流行っていることにしてください。

 でも、最近始めたpacturnくんはなぜかうまくいきません。

 この図のように浮いている状態で、アゴ関節しかないpacturnくんがアゴを沈めるにはどうすればいいでしょう?

 

 とりあえず、口を閉じてみればいいですよね?どうせそこしか動かないんだし。

 

 ・・・。

 うまくいきません。口を閉じると、上のアゴが下がってはきますが、アゴは一向に沈んでいきません。どうやらアゴの浮力が大したものなので、なかなかアゴは沈まないみたいです。

 パックランドに出てくるやつなら、手があるので手で水をかいたら向きは変えられそうですが、pacturnくんはまだ手も足も出ません。どうしたらいいんだろう??

 

 長年の研究の結果、いいことを思いつきました。

 「そうだ!口を閉じたら上アゴが上に上がる前に下アゴを沈めればいいんだ!」

 古来から伝わる、「右足を上げたら右足が落ちてくる前に左足を上げ、左足が落ちてくる前に(略)」という空を飛ぶ方法を応用したものでした。

 一旦口を開いて上あごを持ち上げたら、口を閉じる運動によって上あごを下に移動させます。その勢いが衰えないうちにまた口をガッと開いてアゴを沈めてみることにしました。

 

 おぉ、これなら沈むじゃないか!!

 というわけで、

  • 下アゴを沈めるためには、口を閉じるのではなく開く動作が必要
  • 同じ開く動作でも、上アゴが上がる場合と下アゴが下がる場合がある
  • 下アゴを沈めるためには、上アゴが上がらないように下アゴを下げなければならない

 さて、これをカヤックでバウを刺す動作に当てはめてみましょう。アゴの関節は、カヤックと上半身の分かれ目、つまり腰ですね。下アゴはカヤック、上アゴは上半身。口を閉じる動作は上半身を前に倒す動作、口を開く動作は上半身を後ろに反らす動作。

 上の図のように、上半身を前に倒すだけではバウは沈みません。それは口を閉じる動作と同じです。上半身が上に移動しないようにしつつ上半身を反らす動作(=口を開く動作)をすると、カヤックのバウを沈めることができます。

 

 まぁ、そんな感じで、どうでしょう????

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする