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5/14 宇佐川 ~激闘の中流域編~

5/14。
前日の悪天候のためか、連日の増水のためか、山口ODSNにお客さんがいなかったようで、ここはひとつ和田さんにプライベートツアーをお願いした。
まだ足を踏み入れていない、宇佐川中流域との闘いへ・・・

到着したのはだーれもいない南桑の河原。
ウッドビレッジのご夫婦とちょっと挨拶がてらお話をして、河原でお湯を沸かす。
ガソリンストーブのプリヒートもコツがつかめてきた。
最初に液状のガソリンをちょろっと出したらいいわけね。
そしてそこに火をつける、と。
うんうん。
いい感じー。

わざわざガソリンストーブを使って沸かしたお湯でカップヌードルを頂く。
青空の南桑の河原。
水量はちょっと多めの1.6mだけど、このくらいなら河原は水没しなくなりました。

ほどなくして和田さん登場。
河原でまったりいつものコーヒーを頂いて、この日のプライベートツアーについて計画。

水量多めなので、あちこちで遊べそうな感じだけど、水量が少ないと行けないと言われていた宇佐川中流域へ連れて行ってもらうことにした。
通常ツアーで行かないのは水量だけの問題じゃなかったということをあとから知ることになるのであるが・・・

宇佐川下流編のスタート地点へ車を置き、そこで準備。本日の中流域の川の状態をチェックしながら宇佐川上流編のゴール地点へ移動。
道路から見る瀬は結構激しそう。
ところどころ車から下りて見るが、まるで滝のようなところも!
とりあえずそのまま流れて落ちないように、スカウティングポイントをいくつかチェック。
(スカウティング=下見のことです)

スタート地点
本日のスタート地点からカヤックを担ぎ下ろす。
水はクリア!
錦川は抹茶ミルクなのに、寂地山を源流に持つ宇佐川はなんときれいに澄んだ水。
いやー快適。

瀬!
と思いつつも初っ端からわりと激しい瀬。
途中に岩がゴツゴツあるので張り付かないようにさけるよける乗り越える。

ワイッウァラー!イエーイ!

あんまり写真をとる余裕がないぞー!

豪快な瀬
何度も何度も下りてスカウティングをしては下る。
スカウティングせずに突っ込んだ瀬も、瀬に突入すると結構ハードなところが多い。
こりゃぁ、お客さん連れてこれないよなぁ・・・

右から左から流れが入り込んだ瀬の終了地点はわけのわからんボイル(=沸騰したように川の底から流れが上がってくるような感じのところです)。
はまたある瀬は落差のある落ち込みと複雑な流れが巨岩を縫うようにして流れている。
もう最初っから興奮状態。

ィヤっほゥエー!フゥー!

しかし内心はドキドキだった。ふぅー・・・

道路から見た滝のところ。
あらかじめ見ておいたスカウティングポイントへしっかり漕いで到達。
見てなかったら、そのまま流されてしまいそうな感じ・・・

ウサガワラの滝?
プチイグアスの滝?
艇を降りてじっくり滝を観察。
水量の多さも手伝って、これはタイヘンな流れ。
激流どころか爆流!!
ナイアガラの滝ならぬ、ウサガワラの滝?
宇佐川にこんなところがあったとは・・・

和田さん!
慎重にルートを決め、和田さんがアタック!!!!!

勝利の舞!
クリア!

ワタクシ!
つづいてワタクシ!!!!

勝利の舞2!
クリア!


って、さすがに命が惜しいのでポーテージ(=乗って下るのを諦めて、瀬の脇を担いで乗り越えること)しましたけどね。フフフ。
二人とも考えることは同じで、乗り越えたっぽい写真を撮り合っていましたとさ。

その次に来た工事現場の瀬。
ここも艇を降りてしっかりスカウティング。
瀬自体はストレートな瀬。
途中数箇所岩に流れが当たっているのでそこを避ければOK。

そのとき、ボコッという音とともに青いものが流れてきた。

ZG48!!!

あー
マイカヤックが!
流されていく~

艇を陸に上げておいたのに、何かのはずみで落ちてしまったのだ!
急いで下流へ走っていったら和田さんがしっかりキャッチしてくれました。
最もやってはいけないことをやってしまってショック。。。
次からは気をつけよう。

艇は置いて、残されたパドルを取りにとりあえず上流へ戻った。
和田さんはそこから工事現場の瀬を下る。
ワタクシは・・・

そうか、ここで漕がなければ海へはつながらない・・・

というわけで、スウィフトウォータースイミング with パドルを決心!
しかし危ないのでこんなことやっちゃいけません!

パドルを手に、自らの体ひとつで瀬へ突入!
基本に忠実に、仰向けで下流に足を向けて流される。

おー!
流れが速い!
げげー!
岩が迫ってくる!!
ここでさっとアクティブスイミングに切り替え、パドルを使って泳ぐ!!
泳ぎ足りないので水面下に見つけた岩を蹴り、岩から遠くへジャンプ!

岩をクリアして再び下流に足を向ける。
このときひざは柔らかくしておいた方がいいみたい。
水面下の岩に激突する衝撃をやわらげてくれます。

足をセンサーにし、流れを見ながら水面下の岩をチェック。
岩が来たら足をひっかけないように注意しながらお尻をキュッと持ち上げ、お尻が岩に激突しないようにする。
段差のあるウェーブになっている流れを落ちるときは、バックウォッシュで一瞬止まってちょっと緊張。
ボディサーフィンかよっ

そしてザラ瀬のところになってきてやっと立ち上がる。

この大きな瀬で途中で沈脱してしまうとこんなことになるんだなぁと改めて沈脱のコワサを体感。
ちゃんとロールできた方が怖くないよ~
いくつもの教訓を得て、下流へ向かった。

束の間の休息
次の瀬でスカウティングをし、今度はチキンルート(=二股以上になっている流れで簡単な方)を選択。
乗り込もうっていうときにふと見ると、PFD(≒ライフジャケット)に装着したナイフがシースから飛び出しているのを発見。
ひぇぇぇぇ
こわいよママ~

このナイフ、どうも脱落しやすいということで脱落防止のためにヒモをつけておいた。
ひっぱっても取れないことは確認しておいたのになぁ・・・
このヒモにぶらさがって鋭いナイフがぶらぶら・・・
ヒモがなければ、どこか飛んでいって、ナイフをなくしたーの前に命を亡くしたーになってしまうかも。
脱落防止策をもう一度考え直します。
それまではナイフは持たないでおこう。

ビッグな瀬!
次の超ビッグな瀬。
ビッグだけど、ルートをよく見れば流れはわりと素直な方に見えるが・・・
でもナイフが飛び出たのは何かの暗示?と思い、ここもポーテージ。
もっと水量の少ないときに機会があったらチャレンジしよう・・・。

サーフィン!
エンダー!
その下流の方では遊べるウェーブがあってサーフィンを楽しむ。
すぐ流されるけど、でも乗った瞬間の浮遊感といったらタマラナイ!

こいのぼり
こいのぼりの下をくぐってからはスカウティングこそしなかったけれど、パッパッと瞬時にルートを考えてそっちへ漕いでいかないといけない感じの緊張の連続。
ゴール地点が見えたときは、なんだかホッとした。

しかし和田さんに連れて行ってもらったおかげで、激闘の末2ヶ所の瀬のポーテージを除いて海まで繋がった!
宇佐川~錦川~海の総延長62kmが繋がった!
いや~記念すべき1日!
水量が少ないときに、ポーテージした瀬にチャレンジしたいなぁ~
泳いだ瀬もちゃんと下りたいなぁ~

さてそのあと、本日のメインイベント、誕生日プレゼント贈呈式~♪
和田さんとちっちのお宅に訪問して、お誕生おめでとう~!!
って、明日かよっ
5/15だったそうな。
あーメモ間違えてた・・・
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コメント

  1. けんと(^。^)y-。oO より:

    すっすごい・・・いや~川って怖いって改めて思ったりして(^^;
    宇佐川ってやっぱりすごい川ですね・・・。
    宇佐川がすごいんじゃなくて、増水がすごい???

    どちらにしても危ないときにはまだまだ自宅待機・・・ですね(笑)

    けんと(^。^)y-。oO

  2. quickturn より:

    ダム放流中とかでなければ、場所を選べばいつでも遊べますよ~

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