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8/3 北岳 day3 間ノ岳・農鳥岳

8/3 北岳 day3 間ノ岳・農鳥岳

 北岳3日目。北岳山荘を出発して、富士山を横目に間ノ岳・農鳥岳と白峰三山の残りを縦走して大門沢小屋まで。

富士山

富士山

北岳

北岳

 2時に起きだして空を見る。うっすら雲があるものの星空が広がっている。そして眼前には甲府の明かりが染める雲海にぽっかり浮き出た富士山が。そして、振り返ると昨日歩いた北岳も。カメラのシャッタースピードを調整して、何枚も何枚も写真を撮った。

朝富士

朝富士

 距離が長いので早く出ようと思ったものの、徐々に明るくなる富士山をずっと見ているうちに4時半を迎えた。

北岳

北岳

 そして出発したのはもう日が昇った5時だった。北岳にお別れを告げて、稜線を歩き始めた。

中白根山

中白根山

 まずは中白根山への登り。少し肌寒くてシェルを着てゆっくり歩いた。

振り返って北岳

振り返って北岳

振り向いて富士山

振り向いて富士山

 左に富士山、前に美しい稜線、後ろは北岳。そんな景色を繰り返し撮りながら歩くものだから一向に進まないんだけど。

中白根山

中白根山

 40分ほどで中白根山に到着。マイナーピークなせいか山頂ポールが倒れたままだった。

間ノ岳へ

間ノ岳へ

 次に目指すは間ノ岳。行く道は既に見えている。ゆっくり行こう。

またまた振り返って北岳

またまた振り返って北岳

 で、やっぱり振り返って北岳。カッケー!

間ノ岳

間ノ岳

北岳

北岳

間ノ岳雪渓と富士山

間ノ岳雪渓と富士山

 ひたすら歩いて6:40に間ノ岳到着。日本で4番目に高い山。ここにも少しだけどまだ雪渓が残っていた。

間ノ岳

間ノ岳

間ノ岳三角点

間ノ岳三角点

間ノ岳

間ノ岳

 広い山頂には山頂を示すものがいくつもある。ここでしばらく休憩した。

農鳥小屋と農鳥岳

農鳥小屋と農鳥岳

 7:00になったところで出発。眼下に農鳥小屋と、これから行く西農鳥岳・農鳥岳が見えている。あぁ、この下りがもったいない。

農鳥小屋

農鳥小屋

 1時間ちょっとで農鳥小屋へ到着。ここでまたしばらく休憩。野性味あふれるおトイレがとっても刺激的。

振り返って間ノ岳

振り返って間ノ岳

 西農鳥岳への急登にとりついて、ふぅーふぅー言いながら登っていく。振り返るとそこにはさっきまでいた間ノ岳。撮影と称して休憩を取りつつ登る。

西農鳥岳

西農鳥岳

 ぴょこっと高い西農鳥岳には10:00頃に到着。もう、これ以降はメジャーな登りはないので、残るはらくらく下りのみ、そう考えていた時代もありましたとさ。ともかく今は稜線をずっと歩いて行くのみ。

農鳥岳へ

農鳥岳へ

農鳥岳へ

農鳥岳へ

農鳥岳へ

農鳥岳へ

 このあたりになるととても暑い。トラバース道は風を遮るのでさらに暑いけど、時に谷間から吹き上がる風を浴びて体を冷やしながら歩いた。

農鳥岳

農鳥岳

 そして10:46、農鳥岳到着。北岳が高く空につきだしているのが見えた。もうこのあたりで北岳ともお別れ。そして、延々と長い下りの始まりだった。

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

大門沢分岐へ

 ゆるゆると快適な尾根の道を下っていく。これこそが、「南アルプスの稜線」というやつなんだろうか。

大門沢分岐

大門沢分岐

 11:45、広河内岳との鞍部、大門沢分岐に到着。この黄色い道標が目印。ここからさらに長い下り。靴ひもを締め直した。

大門沢

大門沢

 ここから遙かなる大降下。目的地は視界に入らない。

大門沢

大門沢

 しばらくは明るい草地を降りていったけれど、森林限界を下回ると激しいゴロゴロ岩の下り道。これがかなり足に来る。抜きつ抜かれつのおじさま達とはもう戦友のような状態で。

大門沢

大門沢

 おそろしいハシゴもいくつもあった。

大門沢

大門沢

 そのうちふっと開けて大門沢の本流に合流した。

大門沢

大門沢

 谷に入ったときからつながらなかった携帯電話。この看板を見て、ふと見てみると確かに入った。入ったのはここだけで、またそのうち入らなくなった。

大門沢

大門沢

 清らかな水の流れる沢筋を下りるようになってきたら、今度はこんなおそろしいはしご状の橋がいくつも現れた。

大門沢

大門沢

 樹林に入ると、もうすぐ小屋。

ラスト富士山

ラスト富士山

 14:40。小屋に到着。もう脚が売り切れた。この長い下り、それこそが一番しんどかった。誰だ?下りだけだから楽だなんて言ったのは。オレオレ。

 既にいくつもテントが張られていたけど、まだいい場所に張ることができた。近くで沢に降りられたので、人目につかないところに下ってスッポンポンで沢に入った。しびれるほど気持ちいい。ものすごくさっぱりしたあとで、よく冷えたビールを頂いた。

 眼前には、しばらくぶりの富士山。そうして夜は更けた。

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